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岡本玲「やったぁ!」と初受賞に喜び爆発 黒木華「一緒にやりたいと思ってもらえて心から光栄」辻凪子「獲ったよーと伝えたい」『第37回高崎映画祭』授賞式開催

Ⓒ第37回高崎映画祭2024

【イベント】
3月24日、第37回高崎映画祭の授賞式が高崎芸術劇場 大劇場にて開催され、主演俳優賞を受賞した岡本玲 ほか、黒木華、中村ゆり、森山未來、辻凪子など14名が登壇。岡本玲「やったぁ!」と初受賞に喜び爆発 黒木華「一緒にやりたいと思ってもらえて心から光栄」辻凪子「獲ったよーと伝えたい」と喜びと思いをそれぞれが言葉にした。


受賞一覧
最優秀作品賞『せかいのおきく』登壇者:阪本順治監督、原田満生プロデューサー、黒木華、石橋蓮司 
最優秀監督賞 外山 文治 監督(『茶飲友達』)
最優秀監督賞 足立紳 監督(『雑魚どもよ、大志を抱け!』) 
最優秀主演俳優賞 岡本玲 (『茶飲友達』)
最優秀助演俳優賞 中村ゆり(『市子』)
最優秀助演俳優賞 森山未來(『ほかげ』) 
最優秀新進俳優賞 辻凪子(『凪の憂鬱』) ※辻は二点しんにょう 
最優秀新進俳優賞 堀家一希(『世界は僕らに気づかない』) 
最優秀新人俳優賞 花瀬琴音(『遠いところ』) 
新進監督グランプリ 工藤将亮 監督(『遠いところ』) 
新進監督グランプリ 磯部鉄平 監督(『凪の憂鬱』)


最優秀作品賞は「せかいのおきく」の阪本順治監督や主演を務めた黒木華、共演の石橋蓮司が登壇した。また、最優秀主演俳優賞に輝いた岡本玲(『茶飲友達』)や最優秀助演俳優賞を受賞した中村ゆり (『市子』)と森山未來(『ほかげ』)など受賞者全員が出席し、約1000人の観客を前に記念のトロフィーや高崎名物の”高崎だるま”を受け取り、喜びを語った。


司会の二人(渋川清彦・田野内明美(ラジオ高崎アナウンサー))の呼び込みにより、受賞者一同が登壇すると、観客から受賞者に大きな拍手が送られた。 『茶飲友達』で主人公を演じ、その儚くも美しい存在感が評価され最優秀主演俳優賞を受賞した岡本玲はシックなビスチェ型のドレスで登壇。自身は12歳から俳優としてのキャリアで初の賞を獲得したことに触れ、「やったー!」と喜びを爆発させた。また監督やスタッフと役者陣が一丸となって撮影のみならず、宣伝活動など作品の公開まで取り組んだ経緯を振り返り、「役者みんなでもらった賞。これからも映像の世界で生きたいです」と高らかに宣言し、観客から大きな拍手を受けた。 

最優秀作品賞を受賞した『せかいのおきく』からは主演の黒木華がマニッシュなパンツスーツで登場。 阪本順治監督、原田満生プロデューサー、石橋蓮司と登壇。阪本監督と原田プロデューサーから出演について感謝が伝えられると、「一緒にやりたいと思ってもらえる役者であれたことが心から光栄だなと 思います。本当に嬉しいです」と語った。 また、春らしい薄いオレンジのドレスで登壇した『市子』で主人公の母親役を演じ最優秀助演俳優賞を受賞した中村ゆりも冒頭で「うれしいです!」と力強くコメント。さらに昨年末に受賞の一報が届いたことを振り返り、「人生で一番嬉しいお年玉でした!」と笑顔で語った。

また、最優秀新進俳優賞を受賞した辻凪子は「獲ったよーと伝えたい」と2年前に亡くなった恩師・青山真治監督への思いを語った。

ほか、足立紳監督(最優秀監督賞『雑魚どもよ、大志を抱け!』) 、外山文治 監督(最優秀監督賞『茶飲 友達』)、堀家一希(最優秀新進俳優賞『世界は僕らに気づかない』)、花瀬琴音(最優秀新人俳優賞『遠いところ』)、工藤将亮 監督(新進監督グランプリ『遠いところ』)、磯部鉄平 監督(新進監督グランプリ『凪の憂鬱』)が登壇した。 映画祭は 31日(日)まで、高崎市内の高崎芸術劇場、シネマテークたかさき、高崎電気館で開催され る。高崎市内でロケが行われた『シン・仮面ライダー』のほか、公開を控えた『辰巳』(小路紘史監督)も上映される。また、『スイート・マイホーム』(3月30日(土)13:20~上映)など邦画作品はゲストの登壇もあり、各作品で熱量の高い上映が行われる。

上映作品など映画祭の詳細はこちら


各賞受賞時コメント(登壇順)

磯部鉄平監督(新進監督グランプリ『凪の憂鬱』 ) 

大阪から駆けつけた磯部監督。「小学校の頃から映画が好きで、 30歳で映画の道に入った。1本映画を撮るたびに映画がわかるような気がする」と自身の映画愛とキャリアを振り返り、「シネマテークたかさきで本作が上映されたときに、また高崎に帰ってきたいと思った。高崎に帰って来れて嬉しい」と受賞の喜びを語った。

工藤将亮監督(新進監督グランプリ『遠いところ』 ) 

沖縄を舞台に時代性が評価された工藤監督。「高崎映画祭に憧れていた」と 40歳での受賞となった映画祭への愛を語った。また「主演の花瀬さんが素晴らしい演技をしてくれた」と今回最優秀新人俳優賞を受賞した花瀬琴音に賛辞を送り、「まだみていない方はぜひ観てください」と観客に呼びかけた。


花瀬琴音(最優秀新人俳優賞『遠いところ』 )

沖縄を舞台に社会の波にのまれる 17歳という役どころを演じ、複雑な演技が評価され受賞となった花瀬琴音は、爽やかな藤色のロングドレスで登壇。撮影現場となった沖縄で地元の方々をはじめ、作品を上映した映画館や共演者、スタッフにも支えられたことを明かし、「皆さんに恩返しができるように映画作りに挑戦したい。こ れからも頑張ります。また戻ってきます」と笑顔で宣言した。


堀家一希(最優秀新進俳優賞『世界は僕らに気づかない』 ) 

フィリピン人の母親と高校生役に挑んだ堀家一希は、「僕自身のパーソナルな部分も投影された役。昔の自分におめでとうと言ってあげたい」とコメント。また「人と人との愛が作品の題材だと思う。ここに立てているのは、 そういう部分が皆さんに伝わったんだと嬉しい」と語った。また、同作の飯塚花笑監督も登壇し、堀家の真面目な人柄に触れながら、「群馬に縁のある俳優。彼の活動を見守って欲しい」と呼びかけた。



辻凪子(最優秀新進俳優賞『凪の憂鬱』 ) ※辻は二点しんにょう 

豊かな表現力が評価された辻凪子は、カラフルなシフォンドレスで登壇。「賞をもらえるとは一ミリも思っていなかった」と作品を振り返り、「大学の時に映画監督の青山真治さんと編集の鈴木歓さんに映画を作ることの素晴らしさを教えてもらいました。今は天国にいるんですが、獲ったよーということを伝えたいです」と亡くなった 2 人の恩師への思いを語り、映画館を作りたいという夢への応援も呼びかけた。



森山未來(最優秀助演俳優賞『ほかげ』 )

ペイントが施された個性的な衣装で登壇した森山未來。 2010年は本映画祭で『フィッシュストーリー』で初めて受賞したことを振り返り、それ以来何度も高崎を訪れていると明かした。戦争を題材としてきた塚本晋也監督作品への出演となったことについて、「監督の言葉を借りるならば、今の日本にとって、もしかしたらもう戦前なのかもしれない、そういう思いをもって映画を作られている塚本さんの思いを受けてここに立てることが光栄です」と語った。 また、「一緒に喜びたかった」と塚本晋也監督がサプライズで登壇し、撮影時にスタッフと一緒に作業をしていた森山は掃除術が素晴らかったと褒め、会場を和ませた。



中村ゆり(最優秀助演俳優賞『市子』 ) 

第一声で「うれしいです!」と力強く喜びを語り、大きな拍手を受けた中村ゆり。 2015年には演劇の段階から本作に惚れ込んでいたという中村は、普段の嫌われないように生きているんですが、今回は嫌われてもいいと思って現場で意見をさせてもらった」撮影を振り返った。また、同作の戸田彬弘監督もお祝いに駆けつけ、 「このような賞で評価されて嬉しい。中村さんだから選ばれたと思う」と賛辞を送った。



岡本玲 (最優秀主演俳優賞『茶飲友達』 )

冒頭、「私は 12歳から表現の世界に入りまして、20年経ちまして、今日は役者として初めて賞をもらいました。やったー!」と喜びを爆発させた岡本玲。俳優生活を振り返り、「映画のオーディションにも落ちましたし、出会えさえもなかなかなく、縁がないかもしれない、諦めようと思っていた頃にこの茶飲友達に出会いました」と作品との出会いを振り返った。

上映できる映画館が決まっていない中撮影がはじまり、都内1館上映から 84館まで広がった作品を公開まで振り返りつつ、「この最優秀俳優賞も、役者みんなでもらったものだと思っています。私が代表してもらいました。これからも映像の世界で生きたいです」と宣言し、観客から大きな拍手が送られた。



足立紳監督(最優秀監督賞『雑魚どもよ、大志を抱け !』) 

撮影現場では、君たちの中からきっと賞が獲れるぞと若い役者たちに発破をかけながら約2ヶ月の本作の撮影現場に挑んだことを振り返りながら、「子どもたちからおめでとうの連絡が来ない」と嘆きつつ、「彼らにもらった賞だと思います。ありがとうございました」と喜びを語った。


外山文治 監督(最優秀監督賞 『茶飲友達』

 「身に余る光栄をいただいてありがとうございます。全キャスト、スタッフの笑顔の結晶だと思います」と喜びを語り、「この賞をいただいてやっとスタートラインに立てたような気がします」と 10年の監督生活を振り返りながら語った。また、日本映画学校の同期で盟友の伊参スタジオ映画祭の岡安賢一委員長がお祝いに駆けつけ、「これからの時代に必要とされる監督だと思います、おめでとう」と受賞を祝った。


阪本順治監督(最優秀作品賞『せかいのおきく』 )

3年間に及んだ撮影について触れながら、「これだけのキャストが揃ってくれたのは、強固な共犯関係があったからだと思う。感謝したいです」と俳優陣への感謝を語った。


原田満生プロデューサー 

自身の企画から始まったと作品を振り返り、「素晴らしい映画作品を産んでくれた阪本監督に感謝したい」と監督への感謝を語り、「黒木さんが快く受けてくださった。石橋蓮司さんをはじめ、素晴らしいキャストが作品に魂を吹き込んでくれた」と振り返った。



黒木 華 (『せかいのおきく』主演 ) 

阪本監督と原田プロデューサーに出演への感謝を伝えられると、「作品賞をもらえるなんて本当に嬉しいで す。このように長編になることが嬉しいですし、なによりも阪本監督、原田プロデューサーに一緒にやりたいと思ってもらえる役者であれたことが心から光栄だなと思います。全員で立っている気持ちです。本当に嬉しい です」と喜びを語った。


石橋蓮司(『せかいのおきく』出演 ) 

「普段役者の臭い演技は敬遠するが、この作品は臭い演技をしなければならなかった」と作品の題材に触れながら振り返りつつ、「生きることの厳しさ、愛することの尊さを見事に演じ切ってくれまして、臭いをはるかに超える作品にしてくれた」と主演の黒木華に賛辞を送った。

Ⓒ第37回高崎映画祭2024
(提供 オフィシャルレポート 編集ムービーコア)

公式サイト
第37回高崎映画祭 3月31日(日)まで開催中!
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