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『第12回TAMA映画賞授賞式』宮沢氷魚、森七菜、松本穂香が最優秀新進賞受賞の喜びを語る

【イベント】
11 月 21 日~ 11 月 27 日に渡って東京・多摩市内の 2 会場にて開催された映画ファンの祭典「第 30 回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」。そして国内映画賞のトップバッターとして『第 12 回 TAMA映画賞授賞式』が、11 月 29 日、府中の森芸術劇場 どりーむホールにて授賞式が執り行われた。


『TAMA映画祭』は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる(いきのいい)作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。この授賞式の特徴は、とてもアットホーム感があること。実行委員やボランティアによる手づくりの映画祭とあって、登壇する受賞者もとてもリラックスした様子で喜びいっぱいの笑顔を見せてくれイベントとなっている。


最優秀新進男優賞を受賞した宮沢氷魚、最優秀新進女優賞を受賞した森七菜、松本穂香が登壇しそれぞれが受賞の喜びを語った。




映画『ラストレター』にて、天神爛漫な役を透明感を持って生き生きと演じ、物語にさわやかな風を送りこんだとして、映画『青くて痛くて脆い』での演技とともに評価され受賞となった。受賞した森は「こんな栄えある賞をいただいたことを嬉しく思います。ありがとうございます」とニッコリ。『ラストレター』では、主人公・未咲の妹、裕里(松たか子)の少女時代と裕里の娘、颯香の二役を演じた森。役について問われると、はじめての二役だったので難しさはありました。裕里(松たか子さん)を真似るようなこともしながら演じてたので、意識していく部分もありつつ、気持ちで動きたいなところもありながらだったので、少し難しかったと思います」と難しさを抱えながら演じたことを明かした。


MCから岩井俊二監督は「経験豊富なキャストに囲まれてもアドリブできるほど余裕があってすごい」と驚いたといいこの時のアドリブについて問われると、森は「一番最初にちょこっとだけ(アドリブ)を入れたら、意外と怒られなかったので(笑)、楽しいことを自分から何か提案できればいいなと思って(笑)」と、天真爛漫さが溢れ出る笑顔でこたえていた。


また、ステイホーム期間中に『夜中に食べるカップ麺は至福だった』という森。MCからコロナ太りは大丈夫だったか問われ、「大丈夫じゃないです(笑)」と笑いが飛び出し、それでも自粛期間中は楽しかったという。


そんな森に、今後について尋ねると「今年は皆さんに驚いてもらうことが多かった。この賞もそうですし、はじめてのドラマの主演、映画の主演もやらせてもらいそれではじめて私を知った方がいらっしゃって、それで『?』、『なんだこの小娘は』と思われた方も多かったと思います。来年はその『?』を、ビックリマーク『!』を、『なるほど!』と思ってもらえるような 1 年にしたいと思います」と今後の抱負を語った。




映画『君が世界のはじまり』、映画『わたしは光をにぎっている』、映画『酔うと化け物になる父がつらい』で同賞を受賞した松本は「最優秀新進女優賞というとても素晴らしい賞をいただき、心から嬉しい気持ちでいっぱいです。『君が世界のはじまり』のふくだももこ監督と一緒に受賞できたことが本当に本当に嬉しくたまりません。ありがとうございます」と、喜びいっぱいのコメント。


この1年を振り返って松本は「今年はいろいろあった年だったので主演でやらせていただいた『酔うと化け物になる父がつらい』はがっつり自粛期間にはまってしまって、そんな中でも「見たい!』という声をいただけただけでも嬉しかったですし、今後も違う形でも映画を届けられたらいいと、より感じた1年でした」と、想いを語り喜びを噛み締めていた。




映画『his』にて、物静かな佇まいと透き通るような眼差しで、心の揺れ動く様を表現し、役に真摯に向き合う姿勢はさらなる飛躍を予感させ、最優秀新進男優賞を受賞した宮沢は「素敵な賞をいただき嬉しく思っております。」と喜び。「僕は役者を始めて 3 年近く経つんですけど、賞をいただくの初めてなので、この賞は一生忘れない賞になると思います。この 3 年間で出会った作品のスタッフ、キャスト、皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございます。」と、これまで関わってきた方々に感謝を述べた。


初主演作で受賞した映画『his」』について、「初主演映画ということで、プレッシャーはあったんですけど、相手役の藤原季節くんにすごい助けられて、すごい楽しい作品にもなったし、【LGBTQ】をテーマに作った作品なので、皆さん最初はどういうふうに『思うのかな、どういう意見が飛び交うのかな』と思っていたんですけど、公開せれてたくさんの方に見ていただいて、たくさんの意見をいただいて、本当に幸せに思っております。」と語り、今後演じてみたい役について、『サイコパス役を演じてみたい。日常生活では決して見せられないことを作品の中で爆発させたい』と語っていたといい、宮沢は、「サイコパスというかちょっと飛んでる役をやってみたいというのがあって、僕たち普通に生活している中で、どこかで自分を爆発させたい気持ち、普段見せられない一面を持っていると思うので、この仕事をやらせてもらっているからこそ、全面的に出すことを許されている仕事だと思っているので、そういう自分を一度見てみたいと思いました。」と、願望を明かし、役者・宮沢氷魚の今後について、「僕は生まれがアメリカで、教育も英語で受けてきたので、いつか海外の作品に出てみたいなという気持ちは強く思っております。そのためにいろんな役に挑戦して、どんどん成長したいと思っております。」と、さらなる飛躍を誓っていた。


     



     



また、同賞を映画『サヨナラまでの 30 分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほかで、北村匠海も受賞している。




【受賞作品・受賞者一覧】順不同


【最優秀作品賞】
『海辺の映画館-キネマの玉手箱』
(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)
『ラストレター』
(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)
【特別賞】
城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)
岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)
【最優秀男優賞】
福山雅治
(『ラストレター』『マチネの終わりに』)
濱田岳
(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマン JP プリンセス編』ほか)
【最優秀女優賞】
水川あさみ
(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)
長澤まさみ
(『MOTHER マザー』『コンフィデンスマン JP プリンセス編』)


【最優秀新進監督賞】
HIKARI 監督
 (『37 セカンズ』)
ふくだももこ監督
(『君が世界のはじまり』)


【最優秀新進男優賞】
宮沢氷魚
(『his』)
北村匠海
(『サヨナラまでの 30 分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)


【最優秀新進女優賞】
松本穂香
 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)
森七菜
 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)


※映画賞は 2019 年 10 月~2020 年 9 月に劇場公開された作品を対象に選考したもの。



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