映画『この世界に残されて』松本穂香、こうの史代ら著名人からコメントが到着
- 2020/12/17
- 01:20

公開を前に、いち早く本作を鑑賞した女優の松本穂香、小説「黄金列車」で第10回 Twitter 文学賞を受賞した佐藤亜紀、「この世界の 片隅に」で知られる漫画家のこうの史代ら、各界の著名人からの絶賛コメントが到着。最新主演作『みをつくし料理帖』での演技も高い評価を受けた女優の松本穂香は、「時に絶望すら感じさせるこの世の中で、溢れる希望を感じさせてくれる映画」とコメント。『この世界の片隅に』で戦争のもたらす悲惨さと日常の愛おしさを繊細に描いた漫画家のこうの史代は、「『ここにいない大切な人たち』は、そういえばわたしにもいる。」と共感の言葉を寄せ、医師・作家の鎌田實は、「16歳と42歳の愛が美しい。傑作!」と絶賛。また、第二次世界大戦末期のハンガリーを舞台にした小説「黄金列車」でユダヤ人の没収財産を守った男たちを描いた作家の佐藤亜紀は、「ノスタルジックに描き直された冷戦下のハンガリーを彩る淡い光線が美しい。」とコメントした。
そのほか、2019 年の本屋大賞3位に輝き第160回直木賞候補ともなった「ベルリンは晴れているか」の作家・深緑野分、 漫画家の今日マチ子など、各界の著名人がいずれも熱い賛辞をおくっている。
『この世界に残されて』著名人コメント
※順不同、敬称略
私たちはどこまでも独りなのかもしれないけれど、傍にいる大切な人だけを信じることが出来たら、それだけで生きていける。
時に絶望すら感じさせるこの世の中で、溢れる希望を感じさせてくれる映画でした。
――松本穂香(女優)
「ここにいない大切な人たち」は、そういえばわたしにもいる。
わたしの出逢うみんなにもいる。心に秘められているようで、みんなふんわり彼らに包まれている。と気付きました。
――こうの史代(漫画家)
破壊され尽くした過去と不穏な現在に脅かされながら、それぞれ家族を失った男と少女は身を寄せ合い、穏やかで美しい小さな世界に生きる。
ノスタルジックに描き直された冷戦下のハンガリーを彩る淡い光線が美しい。
――佐藤亜紀(作家)
アウシュヴィッツで最も多く殺されたユダヤ人はハンガリー人だった。
生き延びた孤独を埋め合う痛みは、きっと互いにしかわからない。
触れれば壊れそうな静謐さが漂う名画。
――深緑野分(作家)
別れ、絶望、悲しみの中を生きる魂が、あったかな背中を探す。「思い出」と「切ないぬくもり」で、新しい人生が始まる。
16 歳と 42 歳の愛が美しい。
傑作!
――鎌田實(医師・作家)
「奪われた」人々がどのように生きていくのか。
希望さえも抱くことができない世界で、
必要なのは時間、そして互いに寄り添うこと。
彼らは傷が癒える時間を待ちながら、
静かに力強く私たちを見つめてくる。
――今日マチ子(漫画家)

監督:バルナバーシュ・トート 製作:モーニカ・メーチ(『心と体と』) エルヌー・メシュテルハーズィ(『心と体と』) 出演:カーロイ・ハイデュク アビゲール・セーケ マリ・ナジ カタリン・シムコー バルナバーシュ・ホルカイ 2019/ハンガリー/ハンガリー語/88 分/シネマスコープ/5.1ch/カラー
英題:Those Who Remained 原題:Akik maradtak 日本語字幕:柏野文映 後援:駐日ハンガリー大使館、ハンガリー文化センター 配給:シンカ
公式サイト http://synca.jp/konosekai/
©Inforg-M&M Film 2019
12月18日(金)、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
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