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竹財輝之助「この役は誰にもやらせたくない」『劇場版ポルノグラファー』上映記念舞台あいさつ

【イベント】
BL漫画原作で初連続ドラマ化された話題のドラマ「ポルノグラファー」シリーズが、『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』 として映画化、2月26日より公開され、翌日となる 2月27日にキャスト登壇の上映記念舞台あいさつが、東京・新宿ピカデリーにて実施され、メインキャストである官能小説家の木島理生役を演じた竹財輝之助、大学生の久住春彦役を演じた猪塚健太、竹財演じる木島の編集担当の城戸士郎役の吉田宗洋、メガホンを握った三木康一郎監督が舞台あいさつに登壇した。また、この舞台あいさつは、15館の劇場にライブビューイングされた。




竹財は「ありがとうございます。今日のメガネは、春くんに選んでもらいました」と、客席をキュンとさせると、メガネを選んだ猪塚は、「ここまで来れたのは皆さんのお陰です」と感謝を言葉にし、吉田は「大変な状況の中、劇場にお越しくださってありがとうございました」、三木監督は「皆さん、楽しんでいただけましたか?」と、お客さまに尋ねると、割れんばかりの大きな拍手で返されると、三木監督から、「何で吉田はいるの?がっかりだよ(笑)」と言われてしまい吉田も困惑しながら「今日、強引に来ちゃいました(笑)」と、冒頭から笑いあるトークでスタート。さらに登壇したキャスト陣、中継されてるとあって、笑顔で手を振って、ライブビューイングのお客さまにあいさつを、した。


撮影から今日までの日々を振り返り、2018年のドラマスタートから3年かけて映画化。公開を迎えたことに、竹財は「感無量です。3年間関わらせてもらって、映画で完結するというのは経験したことがないので、それもファンの方の後押しが凄く大きい作品なので、幸せです」と、喜びの声を寄せた。




猪塚も「皆さまに感謝の気持ちを受け取ってほしいですね。約3年前にドラマ版として始まった『ポルノグラファー』が、スクリーンの前でまさか舞台あいさつができるなんて、夢にも思わなかった。皆さんの応援の力があってこそ、3部作で完結となりました」と感謝していた。


劇場版で恋人となった木島と春彦が本音を露わにすることで、ぶつかり合い未来について葛藤する姿を描いていることにちなみ、普段言えない、ここだけの本音を発表することに。
竹財は、「沢山の取材を受けて、『もうこれ以上、木島理生はやりません』と言ってきましたが、『本当は誰にもやらせたくないです』最後だ、最後だとやってきたので、もし、次があったらその時に考えます。僕の意思表明です」と述べ、会場は大きな拍手で包まれた。


そして、3年間、この作品を引っ張ってきた竹財に猪塚から感謝の手紙のサプライズ!! この手紙にびっくり!「泣かせるつもり。泣かないよ俺。」と竹財。猪塚から竹財へ手紙が読み上げられた。


竹財輝之助さま


竹財さんドラマからいままで、一緒に駆け抜けてくださりありがとうございました。
そして、木島理生をこんなにも魅力的に演じてくださり、本当にありがとうございました。
そのお陰で僕も春彦を全うすることができました。いま、こうして手紙を書きながら、この2年半を遡っているのですが、本当にあっという間で嬉しいことばかりだったなあと思う反面、そういえば自分、最初はあまり楽しめてなかったのも思い出しました。『うまくやらなきゃ』とか『これであってるのかな?』とか変に考えすぎて、全然余裕がなかったです。
そんな時、隣にはいつも竹財さんがいて、僕やスタッフさんを常に気遣ってくれたり、かと思えば、『舌入れるからな』と、男勝りに急にリードしてくれたりと、役者として頼れる姿をすぐそばで見せてくれていました。
そんな竹財さんの姿に僕は、『あぁ、兎に角この人に身をまかせて、ポルノグラファーの世界を楽しもう、この人と一緒に感じるままこの時間を生きよう』と自然と思える様になったんです。



そう思えたことって、僕の中では本当に大きいことだったんですよね。竹財さんは「ただ好き勝手にしてただけだよ」なんて言いそうな気もしますが、竹財さんが自然と持ってる人柄に、僕は無意識に魅了されていたんだと思います。
もしかしたら、もうその時点で先生に惹かれていく春彦との関係ができあがっていたのかもしれません。
こうやって手紙を書いていると、竹財さんと一緒にできたことは、本当に幸せだったんだなと気づかされます。理生さんと春彦もこんな風に手紙を通して、自分の気持ちを確かめながら心を通わせていたんですよね。なんだかとても感慨深いです。
竹財さんは尊敬する先輩であり、頼れる戦友でもあり、言葉では言い表せない絆みたいなものもあったりで、兎に角、僕の中では特別です。
ポルノグラファーはこれで完結ですが、これからはたまに会って声を聞かせてください。ゴルフを教わるのも密かな楽しみです。


最後になりますが、改めまして理生さんを生きてくださって、本当に、本当にありがとうございました。


猪塚健太




竹財は「ありがとう、ありがとう」と手紙を受け取ると、「いやー、こういうサプライズはやめて欲しいです。」と吐露し、「泣きませんよ!」と言いながらも目を潤ませていた。
この3年間を思うと、映画化できたのは奇跡といい、最初の作品から悔しい思いをしてるスタッフもいて、「悔しがってくれるんだっていうことが嬉しかったです。いろんな人の顔が浮かびました」と語る。


また、昨日の公開初日に鑑賞したことを明かし、「はじめて自分の映画で泣いちゃったんすよね。あえて自画自賛しますけど、本当にいい映画だと思います。こんな最高な恋愛映画ないんじゃないかと思ってます」と率直な心境を語った。
(写真・記事 オオタ・マコト)


   
     



出演:竹財輝之助 猪塚健太 松本若菜 奥野壮 小林涼子 前野朋哉 / 吉田宗洋 大石吾朗
監督:三木康一郎
原作:丸木戸マキ「續・ポルノグラファー プレイバック」(祥伝社 on BLUE comics)
主題歌:鬼束ちひろ「スロウダンス」(ビクターエンタテインメント) 音楽:小山絵里奈
製作:松竹開発企画部
配給:松竹映画営業部ODS事業室/開発企画部映像企画開発室
企画・制作:フジテレビジョン
公式ホームページ:https://pornographer-movie.jp
©2021松竹株式会社 ©丸木戸マキ/祥伝社


【ストーリー】
官能小説の「口述代筆」。奇妙な出逢いをへて恋人になった、官能小説家・木島理生と大学生・久住春彦。 木島が田舎へ里帰りしてからも、文通で遠距離恋愛を続けていた二人だったが就職したての久住とすれ違い、気まずい空気に...。 そんな折、奇しくも再び腕を負傷した木島はかつてを思い出すように、地元で知り合った青年・静雄にペンを握らせる。そこへ久住がやってきてしまい.........。君と生きていきたいから---こじらせ作家の人生と愛をめぐるものがたり。


2021年2月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて3週間限定上映中
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