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映画『愛のコリーダ 修復版』映画からインスパイア! 名曲「愛のコリーダ」誕生秘話を作曲者 チャズ・ジャンケルが語る

【ニュース】

名曲「愛のコリーダ」誕生秘話を作曲者 チャズ・ジャンケルが語るコメントが到着!!

『愛のコリーダ』は、1936 年に世間を震撼させた実在の猟奇事件「阿部定事件」を題材に、松田英子と藤竜也が狂おしいほど求め合う男女を演じた究極の恋愛映画。セックスの描き方にリアルさを追求し、映画での「本番行為」が芸術かエロスかで大きな議論を巻き起こしたことでも話題になった作品だ。また、後に同名書籍を巡って裁判に発展するなど、大きな注目を浴びた問題作。



映画『愛のコリーダ』は 1976 年に公開され、そこからインスパイアされた世界的大ヒット曲「Ai No Corrida」がリリースされたが、主に広く知られているのはクインシー・ジョーンズが 1981 年にカヴァーしたバージョン。しかし、オリジナル版は 1979 年にイギリスのシンガー・ソングライター、チャズ・ジャンケルが作曲したもの。今回、『愛のコリーダ 修復版』が最後の全国ロードショー中である事を記念し、チャズ・ジャンケルにコンタクトを試みたところ、なんと楽曲誕生秘話と熱いメッセージが到着。サビが日本語という強烈なインパクトある歌詞と、ダンサンブルな楽曲が織りなす楽曲の生まれた背景と、チャズからの映画への想いが伝わる内容となっている。

チャズ・ジャンケルからのコメント

「私の友人のミュージシャン、ピーター・ヴァン・フックが私のカセット・デモをケニー・ヤングに聴かせ、彼が 「Ai No Corrida 」の歌詞を書いてくれました。ケニーは非常に残念なことに、数ヶ月前に癌で亡くなってしまいました。彼は、南フランスで毎年開催される有名な音楽ビジネスコンベンション、ミデムに参加していた時、私が送ったメロディを映画のタイトル『愛のコリーダ』、映画の内容に沿ってより優しく、かつドラマチックな曲に仕上げるというアイデアを思いついたのです。
彼は映画を観て、映画と私のメロディという 2 つの世界を結びつけたのです。彼がそこにいる間、彼は私に電話して、「愛のコリーダ」のフックを歌いました。正直なところ、私は映画を観ていなかったので、彼が何を言っているのかわかりませんでしたが、歌詞が私のメロディにぴったりだったので、それに合わせました。私はこの歌詞が、強迫観念にかられたニンフォマニアの芸者が悲惨な結末を迎えるという、非常に深い闇の物語りであることに気付いたので、心配していました。
私は当然、この映画の主題とあまり同一視したくなかったので、曲を録音する際には、私が育った北ロンドンの夜に録音された遠くの交通道路のアンビエンスをイントロに加えました。これは、私が眠りにつく前に最後に聞くものになるだろうという考えから、この曲とその主題は「夢にすぎない (ONLY A DREAM)」ということになりました。
ハービー・ハンコックの鍵盤とアルフォンソ・ジョンソンのベースを加えて録音された彼のバージョンは、グラミー賞の最優秀 R&B ソングにノミネートされましたが、ビル・ウィザースの「Just The Two Of Us」に惜しくも敗れました。

ちなみに、私がこの曲のプロモーションをしていたとき、スペインの TV に出演しました。番組終了後、カメラマンが私の肩に腕を回してきて、「チャズ、君がこの曲を作ってくれて嬉しいよ、僕も闘牛(コリーダ)は嫌いなんだ」と言いました。このコメントに戸惑いましたが、しばらくして、スペイン語の発音で「Ay No Corrida」...つまり、「闘牛はもう嫌だ」という意味だとわかりました。

SHIFTK3Y とい名前でプロの音楽活動をしている私の息子ルイスは、何度も私に「お父さん、もう一度“Ai no Corrida”のような曲を書いてみてよ」と言いました。この曲とそのアレンジは、若いミュージシャンだった頃に大きな影響を与えました。しかし、どんな芸術家でも心の中で知っているように、決して同じことを繰り返すことはできません。前に進み続け、現在に生きなければなりません。
数年前、『愛のコリーダ』の DVD を見つけ、買わざるを得ませんでした。今では、執着と、主人公 2 人の間にあるどうしようもない社会的地位の差についての実話の物語だと理解しています。地位とは力であり、情熱が暴走すれば、たとえ偽善的であっても、社会における従来の価値観のバランスを崩してしまうでしょう。最終的に、大島の物語から得られる教訓は、自己管理が最善の解決策であるということでしょう。理想的な世界では!
映画の成功を祈っています。映画製作とストーリーテリングの記念碑的作品です。

 ――チャズ・ジャンケル(「愛のコリーダ」の作曲者、2021 年 5 月ロンドンにて)


今回の『戦場のメリークリスマス 4K修復版』、『愛のコリーダ 修復版』の上映は、大島渚監督作品が2023年に国立機関に収蔵される予定のため、最後の大規模ロードショー公開として企画されたもの。後世に多大な影響を残し、鮮烈な印象を多くに人に与えた日本が誇る鬼才、大島渚作品が鮮明になってスクリーンで観られる貴重な機会となる。
※大島監督の名前は、旧字体の渚(者の中に点がある)が正式表記

『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』
出演:デヴィッド・ボウイ、トム・コンティ、坂本龍一、ビートたけし、ジャック・トンプソン、ジョニー大倉、内田裕也
監督・脚本:大島渚 脚本:ポール・マイヤーズバーグ
原作:サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポスト「影の獄にて」 製作:ジェレミー・トーマス 撮影:成島東一郎 音楽:坂本龍一 美術:戸田重昌
1983 年/日本=イギリス=ニュージーランド/英語・日本語/123 分/ビスタサイズ/ステレオ
協力:大島渚プロダクション 配給・宣伝:アンプラグド 
©大島渚プロダクション 
公式サイト:http://oshima2021.com

『愛のコリーダ修復版』
出演:松田英子、藤竜也、中島葵、松井康子、殿山泰司
監督・脚本:大島渚 製作代表:アナトール・ドーマン 製作:若松孝二 撮影:伊東英男 音楽:三木稔 美術:戸田重昌 助監督:崔洋一 1976 年/日本=フランス/日本語/108 分/ビスタサイズ/モノラル/R18+
協力:大島渚プロダクション
配給・宣伝:アンプラグド 
©大島渚プロダクション
公式サイト:http://oshima2021.com
『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』『愛のコリーダ 修復版』 全国順次大ヒット“連続”公開中

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