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水瀬いのり、海の世界は「カッコよくもあり、美しい」『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』公開記念舞台あいさつ

【イベント】
公開翌日となる6月12日、公開記念舞台あいさつを実施。イベントには、ナレーションを担当した声優、水瀬いのり、今回、ナレーションと本作にも出演、おさかな博士ことさかなクン、そしてNHK人気自然番組『ダーウィンが来た!』の制作に長年携わり、本作の監督もつとめた田所勇樹監督が登壇。作品や海の魅力などについて語った。



水瀬は、「ナレーターとしてこの作品に参加させていただきました。様々な海の生きものたちの生きざまを大スクリーン、大音響で感じていただけたのではないかと思います」とあいさつ。さかなクンは、「感動いっぱいの映画です。さかなクンもギョギョっと瞬きできないほどでした。海の感動を一緒にお話しできればと思います」とあいさつした。

オファーが来た時の感想として、水瀬は、「「ダーウィンが来た!」の中にある「マヌ~ルのゆうべ」というミニコーナーでツノミンの声を担当させていただくという形で番組に関わっています。今回は、ツノミン役ではなく水瀬いのりとして劇場版にナレーションをというお話いただきました。ツノミンがつないでくれた新しいご縁だなと思いながら、そして私の名前には“水”が付いているので、今回、海の生きもの達に寄り添う声ということで関われるのも何かのご縁だと思いながら担当させていただきました。」と感想を述べた。

続いて、さかなクンは、「ギョギョっと飛び上がるほど嬉しい気持ちでした!「ダーウィンが来た!」を15年間毎週楽しみに拝見していて、海に潜ることもあるので、海のすばらしい感動が凝縮された映画ということで、早く観たい!と楽しみにしていました。出演もさせていただき、これは夢ではない!と嬉しく思いました。大好きなヒゲじいとの掛け合いもさせていただき、ハッピーな気持ちでした。」と、喜びいっぱいに語る。

ーお互いの印象について

水瀬は、「さかなクンさんはTVの中で見る方!という印象でしたが、初めてお話をしたのは本作の取材の時でした。その時に手作りの名刺をいただいたのが本当にかわいくて、イラストもすごく素敵で沢山書かれていて、海の生きものたちの博士だなと感じています。だから、今回は助手になった気分で色んな質問したいと思っていたので、今回色んな質問できたらと思っています。」、さかなクンも、「毎週「マヌ~ルのゆうべ」を楽しみにいますし、お声がとっても優しくて、海の生きものたちを紹介されるのが心地よくて、今回は感激しています。」とコメント、

2008年からほぼ専属で「ダーウィンが来た!」を担当しており、制作チームを代表して登壇した田所勇樹監督は、作品の見どころについて、田所勇樹監督は、「TVと違う大画面ということで、スペクタクル感が特に強い映像、映画にふさわしいものを選ぼうということで選んでいます。「ダーウィンが来た!」はこれまで700本ぐらいあって、その中で200本ぐらい海に関係する番組があったんです。それを全部、記憶を新たにして見直して、特に迫力のある映像を選びました。」とコメント。

ー印象に残っているシーンについて

水瀬は、「やっぱりウミガメの産卵シーンですね。命をはぐくんでいくことの偉大さ、絶対的に成功するという訳ではない奇跡なんだというのを改めて感じますし、それを生きものたちに教わった思いです。この中にもし自分がいたらとか、この環境下で出産するお母さんの気持ちとか、色々なことを考えさせられます。それは奇跡であるし、カッコよくもあり美しくもある、リアルな生きざまを感じて、ナレーションのために映像を見ている時も、しっかり読まなければならないのについ見入ってしまって、深く刺さりました。」と語る。

さかなクンは「アマミホシゾラフグちゃんが、10センチぐらいの小さなフグなのに、砂地に直径2メートルぐらいの”ミステリーサークル”を作るんです。綺麗な分度器で測ったような模様なんです。それはメスに振り向いてもらうためなんですが、気に入ってくれるとそこで卵を産んでくれるんですが、気に入らないとプイっと違うオスのところに行ってしまうんです…。私も以前奄美黄島の海でこの”ミステリーサークル”を見て、スギョイ!けなげだなあ!…と感じました。貝殻とか小さな小石とかで飾り付けまでするんです。海の生きものたちはお魚さんもペンギンちゃんもクジラさんもみんな、人と同じで色んなことを思って、一生懸命で、輝いていて素晴らしいなぁと思います。」と、熱弁した。

ーナレーションをするにあたって

水瀬は「自分がこの目で見たものではないので、映像で見た時にふさわしいかどうか、貴重な映像の集大成なので、まだ見たことのないものに寄り添う難しさを感じました。それでいて、動物たちは動きや姿や形を使ってコミュニケーションをしていて、それだからこそ通じ合えるものがある・・・そんな姿を見て、すごいなぁとか感じさせてくれている作品です。」とコメント。

田所監督は、本作での使われている驚きの撮影秘話として、「生きものというのは本当に不思議で、「ダーウィンが来た!」の撮影は1回1ヶ月ぐらいかかっています。事前に論文など下調べをしてからいくんですが、分かったつもりでいても現場でものすごいことが起きたりするんです。僕が新人の頃、トビウオの撮影に行き、1か月ぐらい撮影をしていよいよ会社に戻るという日、名残惜しくて船長さんに挨拶するために船に乗ろうか、カメラも一応持って…と言っていたら、これまで見たことのないような奇跡が起きたんです。普段は10秒ぐらいしか飛ばないトビウオが、飛び始めた後いつまでもずっと海の上を飛んでいて、45ぐらい飛んだんです。後で調べたらそれが世界記録を上回っていたことが分かって、NHKのニュースで流してもらったんです。外国の放送局で放送されるまでの事態になりました。そういう神秘があるんです。」と解説した。


さかなクンから水瀬に直筆イラスト入りの白衣をプレゼント!!

水瀬は大喜びで裏や表のイラスト入り白衣を披露し、「私、さかなクンさんと同じコスチュームを身にまとっているので、私は今“さかなチャン”になっているんでしょうか・・・?これは宝物にさせていただきます」と喜びのコメントに大盛り上がりとなった。

最後に水瀬は、「これから夏が来ますが、夏といえば海!ということで、海の生きものたちに寄り添ったこの映画は、自分達が知っているようで知らなかった生態が描かれています。噓偽りなく生きる生きものたちの姿を大きなスクリーンで見られるので、かなり貴重な体験になると思います。学生さんたちにはレポートなどにも向いている作品だと思います。」とアピールし呼びかけた。

さかなクンは「海の中の厳しい世界の中で、生きもの達は工夫して生きているんだなと感じられます。皆一生懸命生きている姿は美しくて輝いていて、魅力がいっぱいです。映画を観た後は、次は水族館や海に行くぞ!という気持ちになれると思います。」とアピール。

田所監督からは「コロナで外にもなかなか行けない閉塞感がある中で、スクリーンを通してですが、海の広い世界を体で感じていただいて、一生懸命な生きものたちからパワーをもらって、少しでも心の癒しになってもらえたらと思います。本当に迫力のある映像がふんだんになっているので、ぜひご覧いただければと思います。」と、呼びかけイベントを締めくくった。
(写真・オフィシャルレポート)

ナレーター:水瀬いのり 出演・ナレーター:さかなクン ヒゲじい:龍田直樹
監督:田所勇樹 制作:NHKエンタープライズ 映像提供:NHK
2021年/84分/ 製作・配給:ユナイテッド・シネマ
「ダーウィンが来た!」 毎週日曜 夜7:30からNHK 総合テレビで放送中
全国絶賛上映中
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