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ドキュメンタリー映画『東京自転車節』ポレポレ東中野にて、7月10日公開日が決定!! 監督自らが自転車配達員として見た街と人、そして実感を記録

【ニュース】

話題のドキュメンタリー映画『東京自転車節』7月10日に公開日が決定!! 各界からコメントも続々と到着

2020年東京。地元・山梨での仕事がなくなった青柳拓監督は、右も左もわからず上京し自転車配達を 始める。日々手探りの中、緊急事態宣言下で徐々に見えてきたのは、コロナ禍であぶり出された現代日本 の本当の問題だった――。
監督自らが自転車配達員として見た街と人そして実感を記録した本作は、公開決定のリリースが出てから徐々に口コミでその存在が広がり、映画ファンのみならず各界からの熱い注目を集め、7月10日(土)より東京・ポレポレ東中野にて全国順次公開が決定した。先行して行われたマスコミ試写でも好評を博し、たくさんのコメントが寄せられている。

早くも各界からコメントが続々と到着!!


青柳監督がUberやりながら友人知人宅を転々としてると聞いたので、引っ越しを終えたアパートに誘った。路上で寝てる頃だったのだろうか、強烈に臭かった。辛そうだった。映画監督の余裕の観察眼で上から目線で撮ってる訳じゃなく、濁流に自身をブッ込み懸命に溺れかけながらやっているのだ。生き抜くぞ!撮り抜くぞ!!ゴーゴー命を燃やしながら漕いでいる。

岡 啓輔 蟻鱒鳶ル


『AKIRA』のようには破壊されなかった東京。この街は、世界は、今や映画そのもの。貧しき映画監督・青柳拓はそんな東京都心をUberEATSで稼ぎまわる。自らを食わせることと他者を食わせることが交わるとき、東京という「空虚な中心」(コピーライトマークロラン・バルト)と青柳のカメラ・アイとの焦点距離は限りなくゼロになる。ここにはセルフドキュメンタリーが私たちの物語に変わる瞬間がある。ともあれ今は皆で生きのびよう。いつか、この地獄の釜底が抜けた先に見える景色を思いつつ。

奥脇嵩大 青森県立美術館学芸員


小型カメラ、自転車、セルフ、コロナ、東京、配達員、ドキュメンタリーとくれば、好物以外のなにものでもなくて、さらに志がちゃんと真ん中にあって、あの2020年の4月から5月の、見えない檻に覆われた東京を、カメラと気持ちが一体になって進む様を、ずっとはらはらドキドキしながら見ました。
最高!
ただ、最後に向かう先はどうなんでしょう?
僕はそれが頭から離れません。

カンパニー松尾 AV監督


2020年4月、コンビニバイトから帰ってきたら、安倍元首相の「うちで踊ろう」が流れてきてなんか号泣した。自分の生活は国から無視されていると思った。この映画を観て、ドキュメンタリーとは現実を無視しない意志のことだと知った。「働きたくない」と言いながら働いたことのあるすべての人は、この映画に自分の背中を見ると思う。

金子由里奈 映画監督


甲府の南方に、市川大門という『ひいくんのあるく町』がある。デカい花火大会が有名な、粋でいなせの人々が住むこの町にひいくんが育てられ、また薄れゆく共同体がそのひいくんによって辛うじて繋がれている様を描いた素晴らしいドキュメンタリーを撮った青柳拓。このひいくんが、いつも土方のヘルメットを被ることになるきっかけを作ったのが空族常連俳優の鷹野毅だった。そんな地元ならではの小さな奇跡を互いの作品を通じて知ることになったのだが、その後、青柳は奨学金の借金を返すためにマグロ漁船に乗ってきますといったまま音信を絶ち、この『東京自転車節』という新作とともに彼は戻ってきた。昭和の時代、一攫千金の出稼ぎといえばマグロ漁船かダム建設の飯場というのが相場だったが、あの頃、誰がウーバーイーツなど想像したろうか?分断の最果てにしか見えないこの映画が映す東京で、それでも人と人を繋いでいるのだと走る青柳は、山梨随一の粋でいなせな町、市川大門で育ったぼこっつこん!地元の若ぇしが体張って作った映画、身ぃ染みて観てやってくりょうし!(涙)

富田克也 空族


時間と天候に追い立てられながらの労働の中、それでも毎日を撮り溜めていくことを続ける手によって、小さなカメラは角度を変え、つける位置を変え、東京の路上で稼ぐひとりの人を記録する。
そのいちいちの手作業が、映画をつくるためともいえるが、システムの上を走らされないための手立てのように思えた。不思議なことに、働けば働くほどひとりになり、働く足が止まった時には、他者を気にかけて声をかける人たちが写り込む。
彼らも同じ焼け野原の社会の上でぐらつきながらも、言葉はまっすぐで、優しくて、こちらまで励まされた。そんな個別の強かさに気づかせてくれる映画だ。あちこちに聞こえない労働歌が無数にあることを想像させてくれた。

小森はるか 映像作家


これは青柳版、日本版『ノマドランド』だ。こっちのノマドにゃロマンティックさは欠片もない。のほほんとした桜庭和志似の青柳くんが残酷な世界に触れ、変貌していく一連の展開は誰しもが考えるいまへの恐怖、不安、そして怒りに符合する。現在の日本を、怒りのデスロードをペダル踏みまくって激走する彼の姿に共感しかない。生きる力がガンガン伝わってくるドキュメンタリーかつ生活大大大活劇。全国民必修映画でしょこれ。イカれているのは世間か自分か。ゲットアップ、スタンドアップ!

川瀬陽太 俳優


ほかコメントは『東京自転車節』公式サイト http://tokyo-jitensya-bushi.com にて掲載。

ドキュメンタリー映画『東京自転車節』7月10日(土)よりポレポレ東中野にて公開 以降全国順次公開


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