映画『あらののはて』主演・プロデュース、舞木ひと美オフィシャルインタビュー到着
- 2021/08/08
- 10:00

【ニュース】
門真国際映画祭3冠、うえだ城下町映画祭 審査員特別賞受賞 映画『あらののはて』公開に先駆け、主演・プロデュース、野々宮風子を演じた舞木ひと美のオフィシャルインタビューが到着した。
25 歳フリーターの野々宮風子(舞木ひと美)は、高校2年の冬にクラスメートで美術部の大谷荒野(髙橋雄祐)に頼まれ、絵画モデルをした時に感じた理由のわからない絶頂感が今も忘れられ ない。絶頂の末に失神した風子を見つけた担任教師(藤田健彦)の誤解により荒野は退学となり、以来、風子は荒野と会っていない。
8年の月日が流れた。あの日以来感じたことがない風子は、友人の珠美(しゅはまはるみ)にそそのかされ、マリア(眞嶋優)と同棲している荒野を訪ね、もう一度自分をモデルに絵を描けと迫るが...
Q.本作は、主人公の風子が、高2の時にクラスメートのあらんこと大谷荒野に頼まれて人物モデルをした時に感じて以来絶頂を感じたことがないという設定の映画ですが、主演をお願いされてどう思いましたか?
監督は変態だなと思いました。(笑)成人した女性が、絶頂を感じたことを8年間忘れられずに引きずっているというのが面白いので、プロット読んで、「ぜひやりたい」と言いました!
Q.現在のシーンだけでなく高校時代部分の出演も頼まれて、どうでしたか?
当時30歳で、「高校ってことは制服を着ますよね?」と言ったら、監督に「大丈夫。それが映画の良さだから、何も心配することはない」と言われました。監督が「それが面白みの一つになる からいい」とおっしゃったので、やりました。
Q.監督とはどのような話をして役作りをしましたか?
監督には、私自身に当て書きした部分がたくさんあるから何もするなとずっと言われていました。普通は相手役の方の動きとかに全集中してお芝居をすることが多いんですけれど、監督に、「風 子は、そういう人物じゃないから、会話も成り立っていないように見せたいし、会話しているよ うに見せたくない」と言われて難しかったです。
Q.人物モデルをしている間に絶頂を感じるというのを演じるのは難しかったですか?
そのシーンでは、カメラアングルが膝下から上がってくるんですけれど、「確かにムズムズする よな」とか、体が痒くなってくる状態というか、心臓がバクバクしていってなど、「絶頂ってな んだろう」と1ヶ月位向き合って、色々考えました。(笑)
Q.風子が忘れられない荒野役の髙橋雄祐さん、8年後、荒野と同棲しているマリア役の眞嶋優さん、荒野が食べかけのガムを食べたのを見て嫉妬に狂う同級生・前田役の成瀬美希さんそれぞれの演技で見て欲しいところはどこですか?
髙橋さん演じる高校時代の荒野は、無意識に周りを振り回してしまうような、芯が全くない人間 に見えるのですが、8年後の月日を経ても、当時と変わらない荒野の表情がまた憎めない雰囲気 を出していて、なんとも言えないのと、喋り方、体の使い方、走り方が荒野そのもの!って感じが伝わってくると思いますので、その辺もぜひチェックして頂きたいポイントです。
マリアは風子と正反対でかなりはっきりした性格のキャラクターですが、マリア役を演じた眞嶋さんは、サバサバした一面も見せながら、女性ならではのしなやかな部分を丁度よく表現されていたと思いました。ボーイッシュに思われがちな眞嶋さんですが、可愛らしい一面も見所の一つです。
成瀬さんに関しては、どうしてもこの作品に出演して欲しかったので、監督に脚本を書き直してもらい、当て書きしてもらった役なんです!お客さんが一番共感しやすい立ち位置にいる役ですし、職員室での成瀬さんの芝居と渡り廊下での彼女の存在感を是非お楽しみください!
Q. その他、撮影の裏話を教えてください。
制作スタッフも自分で行っていたのですが、制服を借りに行ってフィッティングをした際に、お店の方がまさか私が着るものだとは思っていなかったみたいでびっくりされました(笑)
Q.門真国際映画祭2020で最優秀作品賞を受賞した際の感想をお教えください。
泣きました。門真国際映画祭は最後の最後に「最優秀作品賞『あらののはて』」と出たので、周りのことを忘れて「わー!」っと言ってボロ泣きでした。本作は、普通に作品に関わる以上に、ゼロから生み出していたので、その作品が認められたということが嬉しかったです。
Q.読者の方にメッセージをお願いします。
インタビュー記事を読んで下さりありがとうございます。プロデューサー・主演で映画を製作したのは初めてだったので、様々な意見が出てくると思いますが、これからも作品を生み出していきたいと思っていますので、ご鑑賞後にご意見頂けるのを楽しみにしております。
出演
舞木ひと美 髙橋雄祐
眞嶋優 成瀬美希
藤田健彦 しゅはまはるみ
政岡泰志 小林けんいち 山田伊久磨
兼尾洋泰 行永浩信 小谷愛美 才藤えみ 佐藤千青 藤井杏朱夏
監督・脚本:長谷川朋史
撮影・編集:長谷川朋史 撮影助手:大橋隆行/田口敬太/高柳友孝 録音:寒川聖美 美術:遠藤信弥/湯本愉美 メイク:佐藤健司/大貫茉央 スタイリスト:佐野 旬 スチール:市川唯人 車両:伊藤悌智 プロデューサー:舞木ひと美 製作:ルネサンスデザイニング有限会社 宣伝デザイン:菊池仁・田中雅枝 配給:Cinemago 配給協力:Giggly Box/Cinemaangel 販売元:オデッサ・エンタテイメント
2020 年/日本/カラー/16:9/DCP/69 分
©ルネシネマ
8 月 21 日(土)~9 月 10 日(金)池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
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