宮本亞門演出 ミュージカル『カラテ・キッド』2022 年春、米国セントルイスにてワールドプレミア公演決定!!
- 2021/08/26
- 00:00

【ニュース】
株式会社木下グループとゴージャス・エンターテイメントは、共同製作中の新作ミュージカル『カラテ・キッド』(英 題:The Karate Kid – The Musical)を 2022 年春に米国セントルイスにてワールドプレミア公演をすることを発表した。
ブロードウェイのトライアウト公演として、ミズーリ州セントルイス郊外のカークウッド・パフォーミング・アーツ・セン ターで展開される「ステージズ・セントルイス(STAGES St. Louis)」の 2021-2022 シーズン作品の 1 つとなる。本年 9 月からニューヨークでワークショップが開催され、来春に向けて鋭意製作進行中。
本ミュージカル「カラテ・キッド」は、1984 年コロンビア・ピクチャーズ製作の大ヒット映画『ベスト・キッド』を、オリジナル映画版を執筆した著名脚本家ロバート・マーク・ケーメンが脚本、新鋭のドリュー・ガスパリーニが作詞・作曲を担当。演出は 2004 年に「太平洋序曲」で東洋人初のブロードウェイ・演出家デビューを果たした宮本亞門が手がける。振付はダンス界の第一線で活躍するケオネ&マリ・マドリッド。その他クリエイティブチームには、日本から前田文子が衣裳デザインを担当する他、トニー賞受賞デザイナー陣、デレック・マクレーンがセットデザイン、ブラッドリー・キングが照明デザイン、そして日系アメリカ人の原田海が音響デザインを担当するなど、ブロードウェイの精鋭クリエイティブチームが集結。セントルイス公演後はブロードウェイ入りを目指すという。
世界中で 30 年以上にわたり愛され続ける人気映画シリーズであり、最近では Netflix 等でオリジナル映画版の 34 年 後を描いた「コブラ会」シリーズが 2018 年より配信されていることで、本ミュージカル『カラテ・キッド』は米国で幅広い世代から注目を集めている。
宮本亞門コメント
オン・ブロードウェイに再度、挑戦します! アジア人演出家初めてのオン・ブロードウェイ演出から来年で18年。アメリカの地方にある劇場からスタートし、オリジナルミュージカル「カラテ・キッド」で米・ニューヨークの最高峰を目指します。日本では『ベスト・キッド』で親しまれた80年代の映画のミュージカル化ですが、映画のミュージカル化は失敗作も多く、それだけに舞台版 は映画とは違う現代の視点が必要です。 我々は人類は今、あっという間にコロナ禍を経験して、不安の代償として、分断を高め、攻撃や殺戮を繰りかえしています。そんな今だからこそ、私たちはこの舞台化で、未来を作っていく多くの人々向けて、カラテ本来の「カラテに先手なし」の精神を広げたいのです。カラテは、技を先に仕掛ける事を戒めているのではなく、争い事自体を戒めているのです。内に秘めたる力と、謙譲の心、和の精神をもって人に接すれば争い事など起こらない事を説いているのです。ですから舞台化も、主人公ミヤギの沖縄の精神も入れこみ、武器を持たず、血も流さないカラテの精神を基盤とし、大切な人を守り、目的を持って自立して生きることの精神を描きます。
また、この作品に係るスタッフ・キャスト一人一人も、未来を信じ、劇場に来ていただける観客の心に希望の火を灯そうと本気で取り組んでいます。台本は映画の原作者でもあるロバート・ケーメン氏とは、彼の経験でもあるこのストーリーを今一度 紐解きながら、現代人にどう伝わるかを模索しています。またドリュー・ガスパリーニ氏の音楽は、親しみやすく、またミヤギの世界を崇高に壮大で、カラフルに、また心にも触れる歌と、美しいラブストーリーを導きます。そして振付は、キオネ&マリらにお願 いして、カラテとダンス、コンテンポラリーと伝統をミックスした新たなスタイルを創りだしてもらいます。
精神性と鍛錬で、本当の強さを身につけた少年が、自分自身を変え、周りを変えていく、世界初カラテアクション・ミュージカルコメディ「カラテ・キッド」は、必ずや、国を越えて、多くの人に共感が広がり、分断とは反対の、認め合う共鳴の世界を広げ るでしょう。 4年前から、ワークショップを重ねて創り上げてきた今作は、2022年にはセントルイスで、その後ニューヨークで上演予定で す。どうか、皆さん、この新たな挑戦を見守ってください、応援よろしくお願いいたします。
セントルイス公演詳細
ミュージカル『カラテ・キッド』
(英題:The Karate Kid – The Musical )
日程:2022 年 5 月 25 日~7 月 3 日(予定)
劇場:カークウッド・パフォーミング・アーツ・センター(Kirkwood Performing Arts Center)メイン劇場
シアター・カンパニー:「ステージズ・セント・ルイス(STAGES St. Louis)」はエグゼクティブ・ディレクター、ジャック・レーン (Jack Lane)のもと、35 周年を迎えるシアター・カンパニーで、本 2021-2022 年シーズンは、新しいパフォーミング・アーツ・センターに拠点を移した後の初めてのシーズンになる。
- 関連記事
-
-
『スペクタクルライブステージ 神・鬼・麗 三大能∞2020』11月10日DVD発売 2021/08/27
-
有澤樟太郎、初の二人芝居に「オリジナル作品を一から作っていく大変さを痛感した」二人芝居「息子の証明』囲み取材&ゲネプロ 2021/08/26
-
宮本亞門演出 ミュージカル『カラテ・キッド』2022 年春、米国セントルイスにてワールドプレミア公演決定!! 2021/08/26
-
ひとり芝居『僕とメリーヴェルの7322個の愛』出演・生駒里奈 松田凌 10月上演決定! キービジュアル解禁 2021/08/20
-
二人芝居『息子の証明』8月29日ライブ配信 ・ アフタートーク追加開催決定! 有澤樟太郎、山下容莉枝から意気込みコメントが到着 2021/08/12
-
有澤樟太郎、初の二人芝居に「オリジナル作品を一から作っていく大変さを痛感した」二人芝居「息子の証明』囲み取材&ゲネプロ ホーム
黒木華、「登場人物全員が魅力的!」映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』完成報告会