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ニートが主演に抜擢! 伊能昌幸、田中俊介、阪元裕吾監督が登壇!!『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』初日舞台あいさつ

【ニュース】
『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』公開初日となる10月8日、出演キャスト、スタッフによる初日舞台あいさつを池袋 シネマ・ロサにて実施。イベントには、“京都最強の殺し屋”の異名を持つ主人公・国岡を演じた主演の伊能昌幸、国岡に因縁がありやがてド派手な銃撃戦の相手となる田中俊介、そして、国岡の危険かつせわしない日々を間近で追いカメラに収めた阪元裕吾監督が登壇。2018 年に撮影し、[完全版]として劇場公開を迎えた喜び、撮影秘話など語った。

本作は京都に暮らす殺し屋の姿を追うというフェイクドキュメンタリーである本作。阪元監督が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭での受賞によるスカラシップで新作を撮影できることになり、過去に阪元監督が撮った映画『スロータージャップ』において、伊能が演じた国岡晋三役を膨らませ、発展させる形で誕生した。

伊能は「フェイクドキュメンタリーなら低予算でいけるので」と説明。「当時は 23 歳でしたが、バイトすらしてなかったのでフリーターですらなく、ニートでした」と撮影当時を振り返る。
一方、田中は、地元・名古屋のミニシアターで阪元監督の商業映画デビュー作『ファミリー☆ウォーズ』を鑑賞したそうで「メチャクチャ面白かった! ポスターが、おじいちゃんに餅を食わせようとするやべぇビジュアルで(笑)、この人、面白くてヤベェなって思って、いつか仲間入りしたいなと思っていたら、お声がけいただきました」と運命的とも 言える出演の経緯を明かした。

劇中の壮絶なアクションシーンに話が及ぶと、田中は「(撮影は)京都でしたよね? 朝 一で行って、大学の部室が楽屋で衣装に着替えようとしたら、スーツのジャケットだけが あるけどパンツがなくて(苦笑)。学生さんたちがあわてて探し回って、僕に合うパンツを 用意してくれました」と現場での混乱したのとを暴露! しかし、そんな混乱をよそに、完成した映像に関して阪元監督は「あんだけの銃撃戦はなかなかないと思う。ヤバい銃撃戦になってます」とその出来栄えに自信をのぞかせる。伊能は「ニュースで見るテロ事件みたいになってます」と語り、阪元監督も「事件の名前は言えないけど、過激動画みたいなものを目指しました」とうなずいていた。

銃撃戦に加えて、肉体を駆使したアクションシーンもあるが、このシーンは銃撃戦の撮影 が早く終わったために「せっかくならもう少しってことで、その場でつけた」(田中さん) とのこと。本作以外にも出演作が目白押しの田中は「この 1 週間くらいで医者、弁護 士、整備士で出演していて、さらに 1 週間後にはバンドマン(を演じたドラマ)が始まるんですけど、その間に(本作の)殺し屋が挟まっていて、役者冥利に尽きます! 気持よかったです!」と笑顔で語る。

主演を務めた伊能は「絵本くらいの文字量のプリントみたいのがあるだけだった」と、 現場でほとんど“台本”と呼べるものがなかったことを明かし「そもそも、当時僕は役者じゃなかったので、(セリフを)覚えられるわけない。だいたいアドリブでした。俊介さんが来る前日になって(監督から)『俊介さんはちゃんと全部セリフが入ってると思うけど、大丈夫かな?』と言われた」と明かし、笑いを誘う。そんな「自主映画ノリ」(阪元監督)で撮影された本作だが、仕上がりに関しては田中は「笑いどころが多いです。現場では全貌が見えなかったけど、出来上がりを見てビックリしました。こんなに笑うところがあるんだ? って。とっておきのアクションシーンがあるんですが、『すげぇ!』という気持ちと同時におかしくてしょうがなかったです。珍しい映画体験ができました」と凄まじさと笑いが組み合わさったハイクオリティな作品になっているとアピールした。

阪元監督と言えば、昨年公開された女子高生 2 人組の殺し屋を主人公にした『ベイビーわ るきゅーれ』が口コミで話題を呼んだが、阪元監督は本作の制作が「『ベイビーわるきゅー れ』に繋がっているところがある」と語る。伊能は「『ベイビーわるきゅーれ』と違って、(自身を指して)こういう感じの主人公 で、ビジュアル的にはいろいろあるかもしれませんが...(苦笑)、モキュメンタリ―という 日本にはあまりないジャンルなので、お口に合えば嬉しいです。疲れている人向けになっ てます!」と、さらに映画をアピールした。

最後に、阪元監督から現在池袋シネマ・ロサにて公開中の『ベイビーわるきゅーれ』『黄龍の村』に加え、10 月 15 日(金)~21 日(木)の 1 週間限定で『ある用務員』の上映も決定したことが発表された。『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』も含めた4作品の上映決定に阪元監督は「シネマ・ロサさん大丈夫ですかね?これで売り上げでなかったら僕のせいですかね」 と話し、会場の笑いを誘い舞台あいさつを締めくくった。
(写真・オフィシャルレポート)


伊能昌幸 / 上のしおり 吉井健吾 松本卓也 でん一徳 申昇容
海道力也 藍海斗 中村銀次郎 ゆっけ ゆっけ弟 地蔵竜希 田島剛 大坂健太 田中善則 藤井愛稀 安田ユウ 大島健真 雅マサキ 西村風音
若井志門 カランビットなぎさ 古屋華蓮 片山直樹 鬼木大地 小松遼太
うみのはるか うみのつぐみ 森恵美 吉井優
木元康成 清水風太 北條風知 北見陽太 鈴木一真 竹村圭太 田辺はると 今井海渡 満腹満 茶谷優太 田中俊介
監督:阪元裕吾 / 演出部:栗原開、大坂健太 撮影応援:滝源裕仁、藤井愛稀、茶谷優太、伊 能昌幸、吉井健吾
CG:若松みゆき 効果音:北摂サウンドプロダクション 支援:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、京楽ピクチャーズ. 株式会社 製作:阪元裕吾、キングレコード 配給:キングレコード 配給宣伝:ブラウニー 配給協力:ラビ ットハウス
©2021『最強殺し屋伝説国岡完全版』製作委員会
10月8日(金)より、池袋シネマ・ロサにて公開 アップリンク京都、第七藝術劇場、シネマート心斎橋、あつぎのえいがかん kiki、シネマスコーレほか全国順次公開


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