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X・スカイライダー・ZX集結! 速水亮 村上弘明 菅田俊が生変身をサプライズ!!『レジェンド昭和ライダー』トークイベント開催


【イベント】
仮面ライダーは1971年から半世紀にわたって特撮ヒーロードラマとして続く、日本を代表するヒーローだ。そして2021年はテレビ放送が開始されてから50年の節目、仮面ライダー生誕50周年を迎え、10月30日より開催中の『東京国際映画祭』にて、『仮面ライダー』の特集上映が実施されており、初代、仮面ライダー1号/本郷猛役を演じた 藤岡弘、をはじめ出演キャスト・スタッフが登壇するイベントも開催期間中に日比谷、有楽町の会場にて実施される。

11月1日、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場では、『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の昭和ライダー勝利バージョンを初上映。さらに仮面ライダーの生みの親 原作者の石ノ森章太郎が総監督を務めた劇場版『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』の上映前には、キャスト登壇によるトークイベントもオンラインにて実施。上映会場の日比谷ステップ広場と中継で結び、さらに映画祭公式 YouTube チャンネルにて生配信も行われた。

別会場にて実施された『レジェンド昭和ライダー』トークイベントには、仮面ライダーX/神敬介 役(1972)の速水亮、仮面ライダー(スカイライダー)/筑波洋 役(1979)村上弘明、仮面ライダーZX/村雨良 役(1984)菅田俊ら 3人が昭和ライダーを代表して登壇した。



『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』に出演した当時の心境について

速水は「僕にとって仮面ライダーは俳優の原点。出演の話があると、神敬介に戻りますね。」、菅田は「30年ぶりにZXをやらせてもらい、しかも暗闇大使までやらせてもらい良かったです。」と、振り返った。

さらに過去へと進み、『仮面ライダー』に選ばれた時の心境は?

速水は「『仮面ライダー』の藤岡さんがフィバーして、僕がやる時には『仮面ライダーを演じた役者はスターになる』と言われていて、それまでは燻ってました。だから『仮面ライダーX』が決まった時は「やったー!』というのがありました」と、俳優として燻っていた当時、大きなチャンスを掴んだという。
また撮影時のエピソードを尋ねると、速水は、「仮面ライダーは常識はずれなことがいっぱいありました。」と語り出し、バイクも不慣れで、その前に放送していた『仮面ライダーV3』と比較されたんですよ。最初にびっくりしたのは爆薬ですよね。そこに爆薬があるのは知ってるけど僕はやったことないですから、火薬担当に『真っ直ぐ突っ込めばいいから』って言われるんですけど、どうなるかわからない。それでドカーンですよ!そんなことばかりでした」と当時、初経験ばかりのことに衝撃をうけたという。



続けて爆破について「それは慣れるものなんですか?」と問われると、「慣れますね。でも歴代のライダーでバカみたいな奴が1人いて。V3(演:宮内洋)ってバカが。先輩には悪いんですけど、あの男だけは火薬大好き人間なんですよ。ほとんど全員嫌いですよ。好きな人はいませんよ。『ドカーン!』って凄い音がするんですから(笑)」と、振り返り隣の菅田と苦笑い。



菅田は「『仮面ライダースーパー1』のオーディションで最終に2人残っていて、『この作品で仮面ライダーは終了する』となっていたが、平山亨プロデューサーから『付き合ってくれ』とオファーがあり、『仮面ライダーZXが雑誌での展開からスタートし、全国の遊園地を回り、その後に一度だけの放送が決まった。ZXはファンの皆さんが作った仮面ライダーなんです。」と明かす。「正月の早朝の放送で視聴率もよくなかった…。が、紆余曲折あり再び『仮面ライダー』が始動すると聞いて喜んでいたが、ZXは赤なのに始まったのが『仮面ライダーBLACK』で気落ちしてしまったが、『仮面ライダー』の復活にファンも喜んでいた」と、仮面ライダー復活エピソードを語った。

また『平成ライダー対昭和ライダー  仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では、幹部の暗闇大使に変装し、敵側に潜入するという設定。暗闇大使は、かつて『仮面ライダーZX』では潮健児が演じており、菅田は「自分は地獄大使より、任侠映画の潮さんを存じていたものですから。それに(暗闇大使の従兄の)地獄大使は(『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』で)大杉漣さんが演じていた。潮さんにはデビュー当時から可愛がってもらっていたし、大杉さんは役者を志していた頃からの兄貴分ですから。そんな役をやらせていただいて、感慨深いものがありました。怪人たちの前でスピーチしたときは身震いしました」と裏話も飛び出した。



ここで速水、菅田が退場し、『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』で主演を務めた村上が登壇。

MCの木下から「仮面ライダーは50周年を迎え、さまざまな作品で、ライダーたちが戻ってくるということも増え、ファンの方からは、『もう一度、村上さんに筑波洋(スカイライダー)を演じてほしい』という声がありますが、本人としては演じてみたいですか?」という問いかけに、村上は「本(脚本)によりますね」と回答し、「筑波洋はあの頃大学生でしたけど、もう60歳を越してると思うんですよね。改造人間のままなのか、人間に戻ったのか。それにスカイライダーは、最終回で敵と一緒に宇宙に行って爆発しましたよね。それがその後どうなったのかとか、そういう説明がしっかりされていれば面白いなと思いますね」と、今後のスカイライダー/筑波洋としての出演に期待を持たせた。この問いと回答は、ファンが一番聞きたかったこと、配信を視聴するファンから歓声が聞こえて来るような村上のコメントだった。続けて、MCから「ここでファンのために変身ポーズをお願いします」と伝えると、村上は「コロナになって時間ができたんで、『還暦になった筑波洋は、果たして変身ができるのか』っていうシナリオを書いてみようかなと思ってます。それをドラマか何かにできればいいなと。そのときのために、変身ポーズは封印したいなと思ってます」と、想いと拘りを明かした。



またイベントでは、速水亮、菅田俊が変身ポーズを生披露!! それぞれが年を重ねた重厚な変身に固唾を飲んだ。



さらに、MCが「恐縮なんですけど、私もファンの皆様もどうしてもあきらめきれないので、スカイライダーに変身していただけませんか?」と、懇願。村上もファンのためにと了承し変身ポーズを披露!! この生変身サプライズに多くのファンが歓喜の声を上げ、上映会場でも響いたことだろう。
(写真・記事 オオタ ・マコト)








登壇者
速水亮 村上弘明 菅田俊
MC・木下朋美
ディレクター・瀬田亮介(A・T・C)

『第34回東京国際映画祭』公式サイト





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