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小松菜奈 宮沢氷魚 佐藤緋美が登壇、映画『ムーンライト・シャドウ』上映イベント開催

【イベント】
10 月 30 日より開催されている第 34 回東京国際映画祭の Nippon Cinema Now 部門に出品され、 11 月 1 日に『ムーンライト・シャドウ』が上映され、本作の主要キャストが登壇。上映後に観客との Q&A を実施。

主人公・さつき役を務めた小松菜奈、さつきの恋人・等役の宮沢氷魚、等の弟・柊役の佐藤緋美が登壇。東京国際映画祭への参加は初めてとなる 3 名。観客からの質問、いまの気持ちや、劇中の最重要場面である“月影現象”シーン撮影中に起きたエピソード、そして月影現象になぞらえ 3 人がいま叶えたいことを発表した。

主人公・さつき役の小松菜奈、さつきの恋人・等役の宮沢氷魚、そして、等の弟・柊役の佐藤 緋美が登壇しました!満席となった観客に小松は「今日は初めての東京国際映画祭に『ムーンライト・シャドウ』で参加させていただき、とても光栄ですし、久々にこのメンバーと出会えて嬉しいです。来日しているエドモンド監督とは一緒にこの舞台には立てなかったですけど、きっとどこかで見守ってくれていることと思います。」、宮沢は 「この度は、このような素敵な映画祭にこのメンバーで参加できてとても嬉しく思っております」、佐藤は「僕も初めての東京国際映画祭です。小松さんと宮沢さんに会えて嬉しいですし、皆さまからの質問にも色々答えていきたいと思います。」とそれぞれ挨拶した。

本作は、吉本ばななの同名小説を映画化した作品。監督のエドモンド・ヨウにとって、念願の映画化となった作品で、当初から「主演は絶対、小松菜奈にやってほしい」という強い想いがありました。まず、司会を務めた東京国際映画祭ディレクターの市山尚三から、小松に「最初にこの作品のオファーがあったときにどのように思われたのか」と問われた小松は、「監督もキャストも異色のメンバーだったので、どんな”世界”に連れて行ってもらえるのだろうと、すごくワクワクしました。また、吉本ばななさんの作品は、日本だけでなく、海外でも長く愛され続けている作品でもあるので、そんな作品に参加させていただけるということに、とても感謝しており ます。私もその世界に飛び込んでみたいと思いました。」と作品に参加できたことに感謝を述べた。

さらに、国内外の映画を数多く観ている市山からしても、「相当難しい役柄」と言わしめる小松演じるさつきというキャラクターの役作りについて聞かれると「撮影が始まったのは、等(ひとし)が亡くなったシーンからだったので、楽しいシーンからではありませんでした。最初は、さつきが体感していた美しいだけでない現実を想像しながら、自分で丁寧に作り上げていくしかなかったですけど、他のキャストの方々と目を合わせながらお芝居していく中で、さつきの繊細な感情を見つけていきました。」と共演者に感謝を述べながら、撮影時のことを回想した。

続いて、本作の最も重要な場面であり、満月の夜の終わりにもう一度死者と会えるという不思議な“月影現象”によ って、等が再び現世に戻るというシーンについて聞かれた宮沢は、「あのシーンは、エドモンド監督とも何度も話し合いをしながら、撮影しました。等は、もはやこの世界には存在しない人物ではありますが、さつきに会えた喜びや安堵の気持ちを大事に持ち合わせながら演じました。」と述べた。

市山が映画を見て驚愕したという、セーラー服を着る柊という役を演じた佐藤について話が及ぶと「セーラー服はオーディションの時に着ましたが、着ることに自体にはまったく抵抗はありませんでした。少し変わっている役を演じることはわかっていましたしね。でも、撮影中は少し寒かったですね。撮影は 12 月でとても寒い時期でしたが、氷魚君がキンキンに冷えた川に入るシーンとかは、見ていて僕もつらかったですね」と当時を振り返ると、宮沢は「あれは寒かったです。しかも、あのシーンは本編では使われていないんですよね」と笑顔をのぞかせながら答えると、会場も笑い声で包まれた。

最後に、作中で描かれる「月影現象」に実際に遭遇した場合、誰に会いたいかを観客に聞かれた 3 人は、まず小松は「実家で飼っていた猫に会いたい」と回答。家庭の事情で猫の世話をできる人がいなくなったこともあり、「誰かに (猫を)見てもらわなきゃいけない、誰にお願いしようか、と悩んでいた次の日に、猫ちゃんがいなくなってしまい、 そこからもう帰ってきませんでした。もう、何年も経ってしまったんですけど...最後にきちんと『大好きだよ』って言葉で伝えたかったです。急にいなくなってしまうと、ちゃんと伝えられなかったなとか、いろいろ悔いが残ってしまって...。なので、もし、そういう現象があったら飼っていた猫に会いたいです」と愛猫との再会を望んでいた。

続いて、宮沢は亡くなった祖父だと返答。「頭がとても良くて戦争も経験していて。本当に色々つらい経験をして、その結果、お医者さんになったんですけども、医者になって激動の時代を生きた人だったので。その時の生き方とか、どういう人生を歩んだのか、ということを聞いてみたいです」と話した。

最後に、佐藤は「僕は父方の曽祖父ですね。オランダとノルウェーのミックスのアメリカ人で、まだ戦争中だった時に料理人として日本に来たんですが、会ったことないので、会ってみたいですね。」と返した。
イベントは終始、和やかなムードで行われ、3 人にとっての初めての国際映画祭のイベントは幕を閉じた。
(写真・オフィシャルレポート)

映画『ムーンライト・シャドウ』 全国公開中

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