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ケイレブ・ランドリージョーンズ主演『ニトラム/NITRAM』より、新場面写真が解禁! 角界著名人よりコメントも到着

【ニュース】
犯人“ニトラム”を演じた主演ケイレブ・ランドリー・ジョーンズのさまざまな表情を切り取った場面写真を一挙解禁!!
本作に出演するにあたって、ジャスティン・カーゼル監督の指導のもと、90 年代当時のオーストラリアの映画や TV、音楽を膨大に視聴し、オーストラリア訛りの英語を口の動きから習得、さらに体重も数 10 キロ増量するなど、徹底的な役作りに励んだというケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。各国メ ディアでも、「ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技が凄すぎる。賞をいくつ与えても足りないくらいだ。」(RAI /イタリア)、「これほどまでに繊細な ニュアンスと絶妙なグラデーションに富んだ殺人犯がかつて映画に存在したことがあっただろうか。ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技に完全に打ちのめされた」(NME /イギリス)など、惜しみない賛辞が送られ、カンヌ 国際映画祭、シッチェス・カタロニア映画祭、オーストラリア・アカデミー賞ほかで主演男優賞を受賞。また、映画監督の黒沢清、石井裕也、豊田利晃のほか、第 7 回 講談社漫画賞受賞『日出処の天子』、第 11 回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞 『舞姫 テレプシコーラ』、ジャンヌ・ダルクを描いた『レベレーション(啓 示)』などの漫画家・山岸凉子等 11 名からコメントも到着。







そして、計 60 ページのオールカラー豪華パンフレットの販売も決定。町田康(作家)、信田さよ子(公認心理士・臨床心理士)、磯部涼(ライター/『令和元年のテロリズム』)、小泉義之(哲学者)による『ニトラ ム』論のほか、監督ジャスティン・カーゼル、脚本ショーン・グラントら製作陣によるステートメント、インタビュー等が掲載されている。デザインは、 銀杏 BOYZ や cero、雑誌「STUDIO VOICE」(No.411-415)等のアートディレクターを務めてきた坂脇慶が手がけた。

公開二日目の3月26日(土)14:00 の回上映後には、新宿シネマカリテで、映画監督・黒沢清と爆音映画祭主宰、映画評論家の樋口泰人によるトークショーも決定。「いったいどうすればよかったのか。答えはない。 実に過酷な映画体験だった」とコメントされている黒沢清監督から一体どんな話が聞けるのか。

チケット、詳細など、新宿シネマカリテ(http://qualite.musashino-k.jp/)にてご確認をお願いします。


最初の10分(いや5分か)で引き込まれる。 決して認められない結末だけれど、彼の気持ちが食い込む。
山岸凉子(漫画家) ※「凉」は「にすい」(notさんずい)

あらゆる愛情を踏みにじるこの男が、世界のどこかに実在していたと考えるだけで嫌になる。いったいどうすればよかったのか。答えはない。実に過酷な映画体験だった。
黒沢清(映画監督)

この殺人犯は悪魔ではない。僕たちとはきっと些細な違いしかない。それが現実だと思う。
石井裕也(映画監督)

開始早々、これは危険だと思い、観るのをやめようとした。でも主人公の視点にがっちりと固定さ れて、もう身動きが取れなかった。この、映画に"捕まる"という感覚は初めてだったし、捕まって 本当に良かった。
尾崎世界観 (クリープハイプ)

手渡されなければならなかったものを手渡されることのなかったひとつの家族。その息子と母親と 父親のそれぞれの物語が、からみあい、ばらばらになってただここに落ちている。 花火の煙、草地、海と、それらの前でどうしようもなく息をしている主人公の小さくて大きな肉体 を、私は忘れることができない。
藤野可織(小説家)

監督のジャスティ・カーゼル は 『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』以上に 大口径な写実を、主演の ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ は 『アンチヴァイラル』の時よりも 破滅的な暴発感をもたらした! ニトラムを無差別銃乱射事件へと駆り立てたものは何だったの か? この映画の”装填”が完璧であればある程、犯行の爆発は現実の銃社会に覆い隠されてしまう。
小島秀夫(ゲームクリエイター)
観客を選ぶ映画だが、僕は救われたような気がした。
豊田利晃(映画監督)

理解できない事件を起こした犯人の母の思考は意外にも、理解できる。 幸せになって欲しい、、こうなって欲しい、、。 親は願う。ただ時にそれは、その子の今に100%満足と思っていないのと同義になるのかもしれな い。 子供は未完だ。でも成長して100%に近づく存在でなく、未完の今も明日も既に100%のまま成長す る存在だと肝に銘じようと思わされた。
とても力を持った映画だ。
赤江珠緒(フリーアナウンサー)

事件とは何か、社会とは何か、狂気とは何か、人間とは何か。
ニュース報道では絶対にわからない、映画でしか捉えられない「現実」がここにはある。
金原瑞人(翻訳家)

『ニトラム』は謎の多いポートアーサー・マサカーの真相を解き明かすというよりは、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの、ひとりの人間の複雑で不可解な生がごろんとそこにあるかのような演技に象徴される通り、我々を惨劇へと至る過程にただただ立ち会わせる。
だからこそこの映画を観た者は、誰もが事件と無関係でいられなくなる。
磯部涼(ライター)

だだ、絶望的な気持ちを抱えて生活する中で、愛される事と愛する事との感情が彼にとっての答え として銃の乱射と結びける事には理解できませんでした。ただケイレブ・ランドリー・ジョーンズ演じるニトラムの悲しい表情に僕の中にもある孤独が反応 しました。
落合宏理(ファッションデザイナー)



監督:ジャスティン・カーゼル 
脚本:ショーン・グラント 製作:ニック・バッツィアス 撮影:ジャーメイン・マックミッキング ACS 美術:アリス・バビッジ 編集:ニック・フェント ン 音楽:ジェド・カーゼル 音響:スティーブ・シングル 
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジュディ・デイヴィス、エッシー・デイヴィス、ショーン・キーナンほか
2021 年 / オーストラリア / 英語 / ヴィスタ / 110 分 / 原題:NITRAM / 日本語字幕:金関いな / 配給:セテラ・インターナショナル 
© 2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited
3月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町ほか全国公開

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