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ドキュメンタリー映画『教育と愛国』予告編が解禁! 久米宏、池田理代子、鴻上尚史、大島新、水道橋博士ら各界から続々とコメントが到着

【ニュース】
5月13日(金)よりシネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺、京都シネマ、5月14日(土)より大阪・第七藝術劇場にて公開されるドキュメンタリー映画『教育と愛国』。政治と教育をめぐる攻防と教育現場にせまる危機を追ったMBS(毎日放送)制作のTVドキュメンタリー『教育と愛国』は、2017年ギャラクシー賞で大賞を受賞。大きな話題とった。しかしその核心をついた内容ゆえ数々の障壁があり映画化は難航。追加取材と俳優・井浦新の語りを加えて、ついに完成・劇場公開が決定した。

今回、予告編の解禁と各界から寄せられたコメントが到着している。

予告編は、公式サイト http://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku にてご覧いただけます。


「愛」と「国」。二つのコトバには、優しさと膨らみがある。しかし、くっつけて「愛国」にすると、背筋を伸ばさないと張り倒されるような恐怖が発生する。そこに、「教育」を絡めると、突如暗転、魑魅魍魎が蠢く地獄絵図だ。「教育」と「愛国」は連続していて、その導線にはバケモノがウヨウヨしている。彼らは、一体何なのか?子供たちをどこに連れ去ろうとしているのか?本作は、自由と寛容という剣を携え、バケモノウヨウヨの暗闇を
旅するスペクタクルのようだ……。
阿武野勝彦(東海テレビプロデューサー・映画プロデューサー)

学者とは、真実を追求する者であるべきであり、教科書とは、その時代その時点での真実を子供たちに教えるべきものである。そこに、政治の入り込む余地は本来ない。
そのことをはっきりと教えてくれる映画である。
池田理代子(漫画家・声楽家)

愛国教育を推し進めたい人たちのとんでも発言の数々に失笑を禁じ得ないが、失笑の後にくるのは静かな恐怖である。
この地道で果敢な調査報道を褒めちぎりたいが、それだけではダメだ。
映画を観てしまった大人として、子どもたちの未来への責任を考え続けている。
大島新(ドキュメンタリー監督)


学校の現場がここまで来ていると知って怖くなった。また同じ過ちを繰り返す瀬戸際にきているかなという感じもします。一方で、まだ変えていけるまだ間に合うという気持ちにさせてくれる。映画に励まされ、勇気をもらえたと思います
神田香織(講談師)


自らの歴史を正しく認識していない国は、決して尊敬されません。このドキュメンタリー映画を制作した方々の激しい怒りに、私は賛意を表明します
久米宏(フリーアナウンサー)


見終わって、反日左翼との戦いの記録だと思う人も国家の教育管理への抵抗の記録と思う人もいていいと思う。大切なことは、日本人として、今、教育に何が起こっているかを知ること。僕個人は、なによりも冒頭の道徳の授業に衝撃を受けた
鴻上尚史(作家・演出家)

もう、やめ、やめ、アホな国民に成り下がるのは。ちゃんとした日本人って何?ありのままの日本の姿って何?そろそろ、気づこうや、美しいニッポンは幻想やって。
ほな、詳しいことは、「教育と愛国」見てな!
坂上香(『プリズン・サークル』監督)


子育て中の方をはじめ若い人にぜひ観てほしい。誰もが“くに”を愛しているが、それが政治を通して公教育に求められた時、何が起こるか?教科書はどんなふうにできるのか?歴史はどのようにつくられるのか?学ぶとは何か?これからの 21 世紀をどのように生きるのか?
志水博子(元大阪府立高校教諭)


この映画を多くの人に、特に維新を支持している人、安倍信者といわれる人も含めてどんどん見てほしいと思いました。押し付けたり、ましてや言うことを聞け、というのは言語道断でしょう。権力者が、隠そうと思って偉そうな態度で大衆を「脅す」ことによって注目を浴びるという現象がこの映画の中で起きている。あの人たちは、たまたま市民に選んでもらっただけなんですよ。僕があの人たちを選んでもないし、偉いと思ったことはない
水道橋博士(漫才師・お笑い芸人)

戦慄せずにはいられなかった。
教育現場でも“熱狂なきファシズム”がここまで進行していたとは…!
想田和弘(映画作家)

映画の中で「戦争というものをちゃんと学ばないとまた起きてしまう」という言葉がありました。まさにこの映画を見て感じたことです。自分もメディア、出版界の中にいる人間なので、こんな風に言葉を切り替えていくことに対して思いを持たない人たちが、ここまで大きな力を持ってきてしまったことを怖く感じました
武田砂鉄(ライター)

閣議決定し教科書に記述させ、政権の考えを、嘘を真実として子どもたちに教え刷り込むまでに至った学校教育。それに馴らされてはいないか。20 余年にわたる「従軍慰安婦」問題等をめぐる政府と教科書会社、歴史改ざん団体の動き等をインタビューし当事者に語らせ、事実を克明に追う。観る者は、忠君愛国を教え込んだ敗戦までの教育とオーバーラップさせ、〝今″を考えると思う。必見の作品です。
根津公子(元教員)

なんやろうか愛国とは。「そんなことも分からんのか」と怒られそうである。
でも考えれば考えるほど憂国という言葉が出てくる。子どもたちは素直な芽である。
素直な芽は吸収する。ありのままを素直な芽に与えてあげることが本当の愛しい国につながるんちがうかな
長谷川義史(イラストレーター・絵本作家)

教科書をめぐるさまざまな人びとの現場や生の声をつなぐこの映画は、俳優井浦新さんのナレーションで淡々と進む。劇的な場面があるわけではないのに、政治の教科書への介入がどう進んでいったかを静かな説得力をもって示してくれる。多くの現場がつながるとき、私たちはこの国の政治の在り方を問い直すにちがいない
本庄豊(中学校歴史教科書執筆者)


道徳を決めるのは人間の良心であって国家ではない。歴史の真実を追求するのは学問であって政治ではない。愛国を標榜する政治家たちによる教育と学問への不当な支配。
これを放置したら日本は 1945 年以前に戻ってしまうだろう。
前川喜平(元文部科学事務次官)

芸人としてね、めちゃめちゃ笑えました。いっぱいありました「ネタ」のヒントが。
『教育と愛国』いいタイトルですね。やっぱり国よりも自分を大切にしたいと、いのちを大切にしたい、平和を大切にしたいと思いました
松元ヒロ(芸人)

教育とメディアは国民の意識を形成する二大要素だ。ならば7年半に及ぶ安倍政権時に、この国の教育はどう変わったのか。変えられたのか。観終えてあなたは思うはず
だ。このままでよいのか
森達也(映画監督・作家)





監督:斉加尚代 語り:井浦新 プロデューサー:澤田隆三 奥田信幸 2022 年/日本/107 分 ©2022 映画「教育と愛国」製作委員会
5月13日(金)よりシネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺、京都シネマ、5月14日(土)より大阪・第七藝術劇場にて公開
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