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『∞ゾッキ シリーズ』竹中直人・大橋裕之ら登壇、蒲郡市・豊橋市・豊田市 3市連携による「ふるさと企業納税」を活用した地域創生新プロジェクトが始動

【イベント】
孤高の天才と称される人気漫画家、大橋裕之の幻の初期作品集『ゾッキ A』『ゾッキ B』に収録された珠玉の作品たちを、日本を代表す る俳優であり、クリエイターとしても異能を示す、竹中直人×山田孝之×齊藤工という三人が共同監督を務め、一本の⻑編映画としてまとめ上げた映画『ゾッキ』、その裏側をドキュメンタリーとして描いた映画『裏ゾッキ』の公開から約1年。続編として、地域ごとに展開する、ドラマ・ドキュメンタリー・旅番組を融合した、全 12 回『∞ゾッキ シリーズ』の製作が決定した!映画『ゾッキ』でも監督を務めた竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督がドラマシリーズでも再度監督を務める。

本『∞ゾッキ シリーズ』は、4 月 3 日(日)より BS デジタル放送「BSJapanext」で先行放送開始!5 月には撮影地域でのイベント上映 会、7 月より Amazon Prime Video ほか配信スタートが決定し、順次世界に発信予定。


放送を記念して、『∞ゾッキ シリーズ』製作発表会見を 4 月 3 日(日)に実施した。

竹中直人監督、原作者の大橋裕之、プロデューサーの伊藤主税、蒲郡市、豊橋市、豊田市の各市市⻑らが登壇! 映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』は愛知県の蒲郡市で生まれましたが、「∞ゾッキ シリーズ」は、企業が行政の地域振 興事業に対して寄付をする「企業版ふるさと納税」の制度を活用して、蒲郡市、 豊田市、豊橋市の 3 市で撮影される。映像コンテンツをきっかけとした地域連携と地域創生の新しい形が、ここに誕生する。

また、ドラマとあわせて、“市⺠が主役“の製作の裏側を追ったドキュメンタリー『裏ゾッキ』続編や、地域の魅力を紹介する『旅ゾッキ』の制作も決定!今回の製作発表会見では、『∞ゾッキ シリーズ』に対する意気込みから、地域と密接なコンテンツ作りや可能性について語った。

本シリーズの製作を記念して、『∞ゾッキ シリーズ』製作発表会見を愛知県蒲郡市で実施した。

映画『ゾッキ』でも監督を務め、ドラマ版でも監督を務める竹中直人 監督、大橋裕之 氏(『ゾッキ』原作者)、 伊藤主税氏(株式会社 and pictures 代表取締役・プロデューサー)、村上 範義氏(株式会社 W TOKYO 代表取締役社⻑)、さらに蒲郡市・鈴木寿明市⻑、豊橋市・浅井由崇市⻑、豊田市・太田稔彦市⻑が登壇。昨年の映画『ゾッキ』の公開も記憶に新しい中で、新企画を立ち上げた狙いと、タイトルの『∞ゾッキ シリーズ』 に込めた想いについて、伊藤プロデューサーは、
「映画『ゾッキ』の裏側を支えてきた方々の裏側を掘り下げたドキュメンタリー映画『裏ゾッキ』が約1年前に上映しました。普段映画を見に行かれると思いますが、映画製作を支える方、クリエイターの方々の裏を見たことがないと中々思います。僕たちはそこの人たちこそ光り輝いているといつも思っており、映画『ゾッキ』と映画『裏ゾ ッキ』映画ができる経過と結果を同時に上映したところ、非常に深く観客に刺さり、同時に上映していくというプ ロジェクトの可能性を感じました。ぜひ続編をという声をよくいただいておりまして、協力者が沢山集まってきて 『∞ゾッキシリーズ』を作ることができました。

今回のシリーズでは、「旅ゾッキ」で街の魅力を紹介して、ドラマで才能あるクリエイターが表現を発信して、「裏 ゾッキ」で街を大事にする映画を好きでいる人たちに焦点をあてて、人と街とクリエイティブを同時に見せるとい う狙いがあります。映画『ゾッキ』を監督した竹中監督、山田監督、齊藤監督もゾッキずっと続けていきたいと言っ てくれておりまして、なんとかクリエイティブを守り、ずっと続けていきたいなという思いを込めて∞ゾッキとい うタイトルにしました」とプロジェクトに込めた想いを語った。

続いて、and pictures と共同プロジェクトとして、若年層へ圧倒的な影響力を持つ、史上最大級のファッションフ ェスタ「東京ガールズコレクション」を企画・制作し、さらに地方創生や SDGs の推進にも力を注いでいるコンテ ンツプロデュースカンパニーの村上氏は、「東京ガールズコレクションでの企画力、コンテンツプロデュース力、発 信力というのを上手く活かし、地域の魅力や財産をコンテンツ化して全国に発信するという地方創生プロジェクトを目指して参りました。テレビやスマートフォンの力によって日本全国に情報格差がなくなっている中、体験格差 は非常に大きな隔たりがあると強く感じております。今回の『∞ゾッキシリーズ』のプロジェクトでは、地域の魅力 や財産、人をコンテンツ化して映像として全国に発信していくという企画なのですが、今回3市ともにコンテンツ を共創し、共感しながら発信していく、街の魅力を見ながら同時発信できる素晴らしい企画なのではと感じております。その中でも我々が一番得意とする体験活動という意味ではイベント要素を実施いたしますので、そういうと ころで力を発揮していければと思っております。」と伊藤プロデューサーの想いに賛同した。

『∞ゾッキ シリーズ』は、各地で撮影されるドラマ「∞ゾッキ」、そしてドラマ製作の裏側を追うドキュメンタリ ー「裏ゾッキ」、松井玲奈と鈴木福を旅人に迎えて、地域の魅力を伝える旅番組「旅ゾッキ」に展開していく 12 回 の映像コンテンツです。ドラマパートでは、竹中直人監督が原作「ゾッキ C」より、愛の書店員が歪んだ社会に睨 みをきかす『平田さん』を、「ゾッキ B」より、山田孝之監督が見張り台から何かを監視する男の一時を切り取った 『見張り台』を、「ゾッキ C」より、齊藤工監督が郊外のホームセンターの中で想いが行きかう男と女の姿を描いた 『シーン 1』を実写化。

映画『ゾッキ』でも監督を務めた竹中監督は、「大橋先生の世界に圧倒的に感動しております。2018 年の 5 月に前野朋哉と一緒に舞台をやっていて、楽屋に遊びに行ったら冷蔵庫の上に「ゾッキ A」「ゾッキ B」が置いてあって、 「面白いっすから」と言われて自分も楽屋で読んだら、ものすごく感動して、「うわ、これ、映画にしたい!」とす ごく思ったんです。すぐに脚本の倉持さんに「これを映画にしましょう!脚本かいてください!」とオファーをし て、大橋先生のお話はショートストーリーなので、何人かの監督による、オムニバス映画でゾッキを撮ろう!と一 気に 2018 年5月に動き出しました。6 月 7 月は、もう全て集めました。

山田孝之と齊藤工しか考えられない!音楽は Chara だ!と一気に決めて、こんなに勢いよく映画になると思っておりませんでした。大橋先生の世界はいろんな想いが詰まっている、僕にとっては1回1回が切なくて、苦しくて、でも合理的で、な んとも言えない世界が広がっていて映像的でした。まさかこんなに早くまた蒲郡で蒲郡の人々と一本の作品をつく れると思ってなくて、今ギンギンに絶賛撮影しております!

2019 年の 2 月に撮った時はずっと天候に恵まれていたのに、今日は雨なんですよ、冗談じゃないよ~。(笑)今日 だけ雨で残念ですが、これから戻って撮影です。蒲郡は自分の帰るべき場所になっています。そして∞ゾッキとい うタイトルでずっとゾッキを続けられること大変嬉しいです。」と新作への心境を語った。大橋先生も「とても嬉しいです。冷静に考えると信じられないです。」と喜びを語った。

ドラマで新作「平田さん」を監督する竹中監督は、「原作は書店ですが、設定を喫茶店に変えて撮影しています。とても最高のキャスティングができたなと思っております。音楽もめちゃくちゃ大好きな人にお願いしたので 完璧です、最高です。ただ、今日だけ雨なんですよね。(2回目) 大橋さんの世界の一部である「平田さん」を映像として、作り上げたいという想いがありました。キャスティング は僕の愛すべきキャストが協力してくれて、蒲郡の街の素敵さと風景を、今日撮影する予定だったのですが、ずっ とその場所を絶対移したいと思って、今日楽しみにしていたんです。だけど、雨なんです。あれ、さっき言いました?3回目か(笑)でも平田さんとても面白いと思います、音楽も含め楽しみにしてください」と会場に笑いを誘い ながら、作品をアピールした。会見では山田孝之監督・齊藤工監督インタビュー映像も流れた。
昨年の映画『ゾッキ』の公開をきっかけに、蒲郡市のシティーセールスと商工会議所を中心 に協力し合う実行委 員の活動によって、映画・ドラマのロケ誘致や制作支援が盛んになった。

蒲郡市の映画「ゾッキ」制作支援・上映会の裏側を追ったドキュメンタリー『裏ゾッキ』を通して全国に認知が 広がり、蒲郡市の鈴木市⻑は、街の変化について、「まずは∞ゾッキの製作おめでとうございます。そして、竹中監督、大橋先生、お帰りなさい!と言いたいです。 2年前に蒲郡で映画『ゾッキ』が撮影されましたが、当時は蒲郡が活性化して市⺠がとても喜んで、皆さんを迎えて いたのを思い出します。このゾッキは「人が人を繋ぐ」映画です。

蒲郡は日本中で一番早くコロナで有名になってしまった街なのですが、そういった時に厳しいコロナの中でゾッキのいうものが我々に力をくれました。竹中監督、山田監督、齊藤工監督は愛知県観光文化大使にも任命されて、こう して豊橋市、豊田市に元気を繋いでいただくというのは大変嬉しい気持ちです。」と感謝を伝えた。

『デイアンドナイト』『ゾッキ』『MIRRORLIAR FILMS』で山田孝之と各地域で実行委員会を組成して映画を製作 してきた伊藤プロデューサーは、地域連携について、「僕は 10 年以上地域で映画を撮っていますが、情報格差や体 験格差が非常に大きくなっているなと思います。東京以外でもいろんな地域が元気であってこそ日本が元気だと思 っています。官⺠一体で実行委員会を作って、撮影ロケ地に人やつながりを残している制作の仕方をしています。 映画は文化祭要素があり、非常に人が集まりやすく、老若男女が映画制作のために集まってコミュニティができる というものが武器です。」と語り、山田孝之との製作秘話に


「映画は大橋先生の出身地である蒲郡で撮っていたのですが、愛知の映像コンテンツの出口がすごいねと山田監督、 齊藤監督がおっしゃっていて、山田孝之さんが豊橋市に出向いて、一緒に映画撮りませんかとお声がけしたり、 豊田市に関しては、蒲郡の撮影中にシティープロモーションの方々がいつか豊田でということを言っていただいた ので、今に繋がっています。映像コンテンツをきっかけに人のコミュニティや地域のコミュニティができて嬉しい なと思いますし、非常に強い可能性を秘めているなと思います。」と語った。
豊橋市の浅井市⻑は、「地域や企業が一緒になって地方創生に向けて協力し合うことは色んな可能性があり、良い ほチャレンジだなと思います。市⺠が誇りに思ってくれて豊橋のことをもっと好きになってくれますし、市⺠が発信 してくれるので、プロモーションとしても効果があり、大きな影響になっています。
旅ゾッキの旅人も豊橋出身の松井玲奈さんがやってくださいますが、豊橋も日本の真ん中にあって農業も食も良い ものがあって、気候温暖でバランスが取れた良い地域だと思っておりますが、地元で育ったのでおすすめの色や観 光の名所や地元の人しか知らないようなことも発掘してくれるんじゃないかと思います。」と語り、豊田市の太田市⻑は、「豊田市は車の街と言われていて、車以外に何があるかと問うた時に大抵の人は車だけでしょという反応が多いのですが、そんなはずはない、でもそれを伝えようとしても難しい。今回∞ゾッキに期待するのは、ゾッキ目線、大橋先生目線、監督の目線などそういう目線を通して、豊田市を見ていただくと、どういった風に見えるのかものすごく大きな期待です。当たり前の日常がゾッキの世界観を通して見るとどうなるんだというのを示していただけると、 大きな強みになると思っています。単なる言葉を超えて、映像を通して見させてもらうことで、今回の企画からた くさんの刺激をいただけると思っております。」と期待を寄せた。


さらに、大村秀章 愛知県知事からもコメント映像が到着。

大村知事 コメント
みなさん、こんにちは。 愛知県知事の大村秀章です。 このたび、ゾッキ新作の制作が決定したとのことで、誠におめでとうございます。 昨年公開された映画「ゾッキ」は、蒲郡市で撮影が行われ、多くの市⺠が積極的 に撮影 支援に参加することで、地域が大いに盛り上がり、街が賑わい、活性化に つながった素晴らしい事例だと思います。

今回は蒲郡市に加えて、豊田市、豊橋市とも連携しながら撮影が行われるということで、愛知県内で地域を盛り上 げる取組みが広がっていることを大変嬉しく思 います。 愛知県としましてもこのような素晴らしい取組みを応援 してまいりたいと思います。 「∞ゾッキ シリーズ」を多くの方が楽しみ、そして愛知県の地 域振興に大いに貢献してくれることを期待しております。「∞ゾッキ シリーズ」の展開、心待ちにしています。


続いて、衆議院議員の野田聖子先生から届いたコメントも読み上げられた。

衆議院議員の野田聖子先生 コメント
皆さまこんにちは。野田聖子です。
「∞ゾッキ シリーズ」の製作決定、そして発表記者会見の日を迎えられたこと、誠におめでとうございます。 私と「ゾッキ」のお付き合いは 2020 年の 9 月、知人の紹介でプロデューサーの伊藤主税さんとお会いし、「映画地域開発プロジェクト」のお話を伺ったところからスタートしました。映画で地域を元気にするという取り組みに気持ちが弾んだことを今でも鮮明に覚えています。
今回は、前作の蒲郡市に密着したプロジェクトから、豊橋市、豊田市を交えた 3 市連携の取り組みへ展開されたと 伺いました。そのアイディアと行動力から、今後このプロジェクトがどこまで発展するのかがとても楽しみです。 地域一体となった映画製作による地方創生の取り組みに感銘を受けた者として、そして「ゾッキ」の不思議で魅力 的な世界観に強く引き込まれた一人として、これからも応援させていただきます。



最後に、3名の共同監督である竹中直人さん、山田孝之さん、齊藤工さんをはじめ、企画・製作に携わられるすべての皆さまのご健勝と、本プロジェクトのご成功を祈念申し上げ、メッセージとさせていただきます。

最後に、竹中監督より、これから『∞ゾッキ シリーズ』をご覧になるお客様へ、「最高のチームでまさかここまでゾッキを続けていけるとは、夢のような体験をさせていただいてます。いろん な地域が舞台となってゾッキを続けていけること、本当に本当に皆さんに感謝です。絶対に『∞ゾッキ』は面白くな ると思います。孝之がどんな世界をとるのか、工がどんな世界をどんなふうに捉えていくのか、本当に楽しみです。 皆さんも楽しみにしてください。では『∞ゾッキ』で会いましょう!」と挨拶をして、会見は幕を閉じた。
(写真、記事 オフィシャルレポート)



製作・著作:and pictures
企画:and pictures Your Films W TOKYO

ドラマ『∞ゾッキ』
原作:大橋裕之「ゾッキ A」「ゾッキ B」「ゾッキ C」(カンゼン刊) 「平田さん」
監督:竹中直人
脚本:和田清人・竹中直人
「見張り台」
監督:山田孝之
脚本:小寺和久
「シーン1」
監督:齊藤工
脚本:倉持裕
プロデューサー:伊藤主税 山田孝之 田嶋康弘 制作プロダクション:Lat-Lon and pictures Your Films

ドキュメンタリー『裏ゾッキ』 ナレーション:松井玲奈
監督:篠原利恵 榊原有佑 原田大誠 プロデューサー:牧有太 伊藤主税 山田孝之 田嶋康弘 制作プロダクション:テレビマンユニオン Your Films

旅番組『旅ゾッキ』
旅人:松井玲奈 鈴木福
監督:篠原利恵 榊原有佑
プロデューサー:牧有太 伊藤主税 山田孝之 田嶋康弘 制作プロダクション:テレビマンユニオン Your Films
『∞ゾッキ シリーズ』公式 HP: https://mugen-zokki.jp/
4 月 3 日(日)より BS デジタル放送「BSJapanext」で先行放送開始 7 月より Amazon Prime Video 他配信開始

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