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漫画家・石原まこちんによる原作コミックを実写化し、熱狂的ファンを生んだ『THE 3 名様』が 12 年ぶりに復活!

4 月 8 日、その待望の新作『THE3 名様 ～リモートだけじゃ無理じゃね?～』初日舞台あいさつが都内劇場で行われ、フリーター3 人組を演じる佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が登壇した。

佐藤、岡田、塚本扮するフリーター3 人組が、深夜のファミレスで会話を繰り広げるだけの脱力感あるゆるい内容が話題と なった『THE3 様』(2005 年)。2010 年の『THE 3 名様 シングル DVD～マキシちゃってもよかですか?』までの 5 年 間で全 11 タイトルの DVD シリーズが発売され、累計 33 万本の大ヒットを記録した。

12 年待った熱烈ファンたちからの拍手喝采で迎え入れられた佐藤、岡田、塚本の 3 名。佐藤は満員の客席を前に「こんな 大きなスクリーンで見るものじゃないでしょう!?これは違う!きっと『ドライブ・マイ・カー』を観た人たちだ!」とボケ ながら「まさかこんな日を迎えることができるとは思っておらず、本当に嬉しい!こんなに幸せなことはない!」と初日を迎えた喜びを爆発。岡田は「幸せです!僕らのライフワーク的作品を大きなスクリーンで見てもらえるとは」と噛みし め、塚本も「今日から全国に行くわけですから、その最初を目撃した皆さんは幸運の持ち主です!」と盛り上げた。

シリーズ初の劇場版ということで、ロビーで本作のポスターの写真を撮るファンも多い。それに塚本は「撮ってもらえるのは嬉しいけれど...俺ら死ぬのか?遺影なのか?とも思う」と毒づくと、佐藤も「もうポスターなんか引っぺがして持ち帰っていいよ!」とノリノリ。

12 年ぶりの復活に際して佐藤は「僕らも、作品を応援して待ってくれている方々も納得するような作品にしたかった。みんなでアイデアを出し合って完成した作品です」と胸を張り、塚本も「石原まこちんさんが書き下ろしてくれたエピソードも、3 人の意見が合うものだけを抜粋して 10 本のエピソードを映像化。ということは未発表がまだまだあるということ。選ばれなかったものも次回があるのならばやりたい」と早くも続編を希望。それに佐藤は「一回限りの復活では寂しい! できればずっとやりたいね!」と前向きで、岡田も「この作品を 1 年に一度のライフワークにしたい」と⻑寿化を望んでいた。

             

2020 年に惜しまれつつ亡くなった志賀廣太郎さんが演じた本シリーズの名物キャラ“パフェおやじ”のエピソードも今回 収録。SNS では感涙が報告されている。塚本は「パフェおやじの回はやらなければと当初からみんなで言っていた」と明かすと、佐藤も「12 年ぶりに『THE3 名様』を復活させるのならば、絶対にやりたいと。僕らのその思いが観客の皆さん にちゃんと伝わっていたのならば嬉しい」としみじみ。志賀さんについては「僕らのムチャブリに対しても嫌な顔を一つ もせずやってくださった。僕らの中でパフェおやじの存在はとても大きい。今回はその影を感じられるようにしつつ、リ スペクトと感謝の気持ちを込めてやらせていただきました」と人柄を偲んでいた。

本作のカンヌ国際映画祭へのエントリーも大きな話題。塚本が「パルムドール獲るか?俺たちもレッドカーペットを歩く のか?」と興奮すると、佐藤も「こういったシュールなユーモアはフランスのおしゃれな方々に受けやすい。何が起こる のかわからないのが『THE3 名様』。結果をお伝えするので楽しみにお待ちください!」と観客に呼びかけていた。

最後に 3 人は、自分にとっての『THE3 名様』の存在を一言で表すことに。佐藤は「カンヌへの道!」と笑わせながらも 「ライフワーク」と発表。岡田は「思い出して笑うもの」といい、塚本は「(佐藤や岡田ら)この人たちに会える場所」 とビシッと決めた。これに佐藤は「え?素敵!なら俺の一言も変えたい!」と自分の一言を訂正しようとするも、次の回 の上映作品『ファンタスティック・ビースト3/ダンブルドアの秘密』の時間が迫っていることを知るや「え?次の上映は 『ファンタビ』!?ならば今すぐにやめよう!とっとと帰ろう!相手があまりにもデカイわ!」とハリウッド超大作に恐れを なし、3 人そろって大急ぎでステージを後にしていた。

（写真・オフィシャルレポート）

出演:佐藤隆太 岡田義徳 塚本高史

小林大介 桃月なしこ / 安藤玉恵 

原作・脚本:石原まこちん 

プロデュース・監督:森谷雄 企画・制作:アットムービー

製作:「THE3 名様」Partners コピーライト:©2022「THE3 名様」Partners

©石原まこちん・小学館

4 月8日より1週間限定 劇場公開中