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PFFアワード2020で審査員特別賞を受賞 映画『頭痛が痛い』より 予告編、場面写真、キャストコメントと推薦コメントが到着



【ニュース】
「死にたい」って軽々しく使う奴がいるせいで
こういう声が埋もれちゃうんだよ
勝手に測り、測られる「死にたさ」の度合い それぞれの「死にたさ」を擦り合わせようとする少女同士が 心と傷の手当てをし、支え合う、シスターフッドロードムービー
自傷行為や恋愛感情のないセックスを繰り返し、家庭に不和を抱える不登校気味の高校生・ 鳴海と、エゴだとわかりつついつも人のことを考え、救急セットを持ち歩く同級生・いく。二人は、いくが鳴海のライブ配信を見るという一方通行の関係だったが、いくが梶井基次郎 の『檸檬』のように、自分の遺書を赤の他人の家に投函するところを鳴海が目撃し、互いの 心と傷の手当てをし、支え合う関係に発展していく。




監督は、第 28 回新人シナリオコンクールに『幸福な LINE』に佳作 1 位に入選した守田悠人。 本作は初監督作品となり、映画監督の登竜門であるぴあフィルムフェスティバルの PFF アワード 2020 で審査員特別賞を受賞した。審査講評では、画家・平松麻に「守田監督はいつも いくと鳴海の横にいるように私には見えました。ひとのいたみを分かったつもりでやり過ごしてしまう危うさに守田監督は向き合っていたのだと思います。」と評された。


いく役を、本作で映画デビューの阿部百衣子、鳴海役をフリーランスのモデル・俳優のせと らえと。いくの遺書を読み、正義感に突き動かされるフリージャーナリスト・直樹役を、『JOINT』の鐘ヶ江佳太。他、山本華世子、杉山宗賢、大友久志、ナツメが脇を固める。








     


6 月 3 日(金)よりアップリンク吉祥寺での公開を前に、予告編といくが遺書を 投函しているシーンや鳴海がいくにキスするシーンなどの追加場面写真とフリージャ ーナリスト・直樹役の鐘ヶ江佳太のコメントと作家の爪切男の推薦コメントが届いた。


浅井直樹役:鐘ヶ江佳太 コメント
自身もこの作品を観て、「命の重さ」について考えさせられました。特に今の時代、SNS が当たり前となり、誰もが自由に評価されるようになりました。自分の存在価値って、どれほどのものなのか。「認めてほしい」「必要とされたい」...そういった想いが誰しも少なから ずあると思います。いただいた直樹という役も、フリーライターとして世間に「認められた い」という想いがあります。そんな中、見知らぬ女子高生からの遺書。もしかしたら最初は、仕事に繋がるチャンスだと思っていたかもしれません。しかし次第に、同棲している彼女を ほったらかしにして彼女たちのことに夢中になっていく。「救いたい」という想いが強くなっていく。そんな不器用ながらも正義感の強い、真っ直ぐな男だなという印象を受けました。その徐々に変わっていく直樹の心の変化を意識して演じました。
いくと鳴海のたどり着いた答えはもちろんのこと、直樹の行動にも注目していただきたいです。
いよいよ 6 月 3 日公開。劇場でお待ちしております。




爪切男(作家) 推薦コメント
世の中に溢れている安易な共感や皮肉はもういらない。
この映画に散りばめられた〝美しく薄汚れた息苦しさ〟の方が、今の私には心地よい。
そういえば、偉いお坊さんと頭の良さそうなお医者さんが言っていた。
「人は死ぬとき、息を吸ってから死ぬ」らしい。
それならば、私は全てを吐き出してから死んでやろう。
この映画に誓って。




阿部百衣子 せとらえと
鐘ヶ江佳太 山本華世子
大友久志 ナツメ 杉山宗賢
脚本・監督:守田悠人
プロデューサー:佐藤形而
配給:アルミード 2020/日本/カラー/16:9/2ch/108 分
(c)KAMO FILMS
撮影・照明:田中丈尊 録音:五十嵐猛吏 音楽:大村知也 編集:小本菜々香 助監督:佐藤形而/阿部友馬 特殊メイク:柳川夏子
公式サイト:http://zutsugaitai-movie.com
6 月 3 日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
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