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映画『バブル』ウタだけが見える、より美しい世界とは!?新場面写真を解禁

【ニュース】
映画『バブル』の物語は荒木監督が描いた一枚のスケッチブックから始まった。近未来背景のにんぎょ姫が、海に沈んだ 東京のビルの上に座っている姿が描かれたそのスケッチブックから、「にんぎょ姫」の物語から着想を経て作られていった。そして、脚本を手掛けた虚淵玄の手によって、少女が恋をした末に泡になるという「にんぎょ姫」の物語から、ある少年に泡が恋して少女になるというプロットを作り上げ物語を紡いでいったのだ。そして現代の「にんぎょ姫」として本作で描かれたのは言葉の知らない謎の少女・ウタ。泡から生まれ、ヒビキという王子さまのもとに突如として現れたウタは、ヒビキたちと同じ時を過ごすうちに言葉や感情を覚え、目の前に広がる壮大な世界を愛していくという、承認や見返りを求めず想いを全うする純 粋な存在としてスクリーンで輝きを放っている。



そんなウタの存在を虚淵と共に共同脚本として名を連ねる佐藤は「この物語 はパルクールの爽快なアクションと、ウタというヒロインが見るこの世界が、いかに美しく尊いものなのかを感じてほしい」と語っており、初めて見る世界の美しさにヒビキだけではなく、この世界に恋をする存在として描かれていると話している。



このように、本作はウタというヒロイン目線で紡がれた物語でもあり、ヒビキとの恋、ヒビキが生きるこの世界への恋と壮大な愛の物語として描かれているのだ。そして、この”ウタの目線”というのが重要なキーワードとなっており、劇中でウタの目線で世界を見た時のフィルターがあることを明かしている。この、ウタ目線のフィルターは前途の佐藤による発明だったと荒木監督は語っている。「佐藤直子さんがあるシーンで『ウタの見る光景は光に満ちていて、ウタはこんなにも世界を美しく見ていたのかとわかる』と書いてくれていて。それを演出方針として採用しました。具体的にはウタ目線もしくはウタの記憶のカットには、専用のレンズ前フィルターを用いています。基本的にはシャボンの油膜越しという説明ですが、四隅に微かなボケと色 味を足していて、全体に明るさを上げる処理をしています」と詳細を明かし、ウタから見る世界は色彩を上げ、より世界が美 しく映える演出を加えており、ウタの目線で観客が本作の世界に没入する仕掛けが作られているのだ。



このように”色”にとことんこだわった本作。美しく可愛らしい”明るくカラフルな映像を作る”という荒木監督の挑戦により、劇中では空や海はもちろんのこと、木々や花々といった自然が色鮮やかに描かれており、普通のアニメーションの約3倍の労力をかけて『バブル』の世界を輝かせている。さらに、カラースクリプターという”色の専門家”を本作に招き、美しい世界を作り上げるためのコーディネートをしてもらうなど、本作はこれまでにない試みの連続だったのだ。

佐藤は「失ってしまった青春の一瞬のきらめきを表現したかった」と、この世界に生まれて恋をするウタの青春を描きたかったと語っており、一瞬一瞬の愛おしさやこの世界に生きることの豊かさを教えてくれる存在として描いている。


監督:荒木哲郎 脚本:虚淵玄[ニトロプラス] キャラクターデザイン原案:小畑健 音楽:澤野弘之 企画・プロデュース:川村元気 制作スタジオ:WIT STUDIO 
配給:ワーナー・ブラザース映画
声の出演:志尊淳 りりあ。
宮野真守 梶裕貴 畠中祐 千本木彩花 逢坂良太 井上麻里奈 三木眞一郎 / 広瀬アリス
オープニングテーマ:「Bubble feat. Uta」Eve(TOY'S FACTORY) 
エンディングテーマ:「じゃあね、またね。」りりあ。(VIA / TOY'S FACTORY)
劇場版 5月13日(金)全国公開
NETFLIX 版 全世界配信中
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