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映画『アルピニスト』挑戦を続けるアルピニストたちを突き動かす衝動とは?

【ニュース】
ハイレベルのソロ・クライミングは一種のアートだ!
アルピニストたちを突き動かす衝動とは?
彼はなぜ危険を顧みず、危険な山に挑もうとするのでしょうか? そのヒントは、クライミングの歴史に関係がありそうだ。その歴史をひもとくと、そのスタイルの変遷は、1950年代ごろを境に大きく様変わりを遂げました。まさにこの時期、ヨーロッパでは登山の概念やスタイルに、革命的な変化が起こったという。アルピニストたちの装備は、少人数かつ軽装備となり、それによって彼らは、より急な崖を、より険しく危険な斜面を、より速く、より身軽に登ることが可能になった。技術革新のかいあって、山岳登 山は一段階進化することとなった。

1950年に、フランスの山岳隊が、ネパール中部にそびえ立つ高峰アンナプルナの初登頂に成功して以来、1953年にはヒマラヤ山脈のエベレストが、そして1956年にはマナスルの初登頂が成し遂げられるなど、1950年代は、当時前人未到だった8,000メートルを超える高峰の初登頂が続いた。そうした技術の進歩は、アルピニストたちの意識も大きく変えたという。

アルピニストで歴史家のバーナデッド・マクドナルドが「何にも拘束されず、解き放たれ、完全にひとり。ハイレベルの単独登攀(とうはん)は一種のアートだ」と語れば、同じくアルピニストのラインホルト・メスナーも「過酷な状況に置ける生還というアートだ」と語るなど、クライミン グという行為そのものが彼らにとってのアートであり、人生でもあることを、貴重な過去の映像とともにアルピニスト界のレジェンドたちが惜しみなく歴史を語られている。

そして、そんなアルピニストたちのDNAをもっとも純粋に、もっとも色濃く受け継いでいるのが本作の主人公であるマークだ。何ものにもとらわれず、ただひたすらに、目の前にある山を自由に制覇したい。そんなマークの純粋さはきっと観る人の心を打つことでだろう。

この夏、私たちは知られざる天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールの新たな伝説を目撃する!!



(原題:『THE ALPINIST』) 
出演:マーク・アンドレ・ルクレール、ブレット・ハリントン、アレックス・オノルド(『フリーソロ』) ほか 
監督:ピーター・モーティマー、ニック・ローゼン/制作:レッドブルメディアハウス/配給:パルコ ユニバーサル映画 2021 年/英語/アメリカ映画/G/93 分/ビスタ/© 2021 Red Bull Media House. All Rights Reserved.
7月8日(金) TOHOシネマズ シャンテ 他全国公開
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