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映画『TANG タング』現場レポート、真剣さが伝わる二宮和也を捉えたメイキングカットが解禁!!

【ニュース】
主演・二宮和也!共演にも超豪華なキャスト陣が集結した映画『TANG タング』。主演には日本を代表する俳優・二宮和也、共演に満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我(SixTONES)、かまいたち (山内健司、濱家隆一)そして、武田鉄矢といった超豪華なキャスト陣が集結。撮影は 2021 年 3 月から 5 月にかけて行われた。

主人公・健を演じる二宮和也と、その妻・絵美を演じる満島ひかりのクランクインは、3 月 26 日。都内にある洋館風のハウススタジ オからだった。この日撮影されたのは、華やかなホームパーティのシーン。室内には色とりどりの花やバルーンが飾られ、テーブルの上には丸寿司やブルスケッタ、生ハムサラダなど豪勢な料理が並ぶ。ドレスやスーツに身を包んだエキストラたちが揃ったところで、 三木孝浩監督がシーンの説明を開始。「テーブルに沿って一列になり過ぎなので、もう少しばらけて自然な形にしましょう」など、丁寧かつ的確に指示を出していく。スタッフと歓談しながらその様子を眺めている二宮。『TANG タング』の作品性を表すような穏や かな空気が早くも流れており、そこに満島ひかりと、健の姉・桜子役の市川実日子が登場するとさらに場が華やぐ。室内で 10 数名 がそれぞれ動くシーンのため、グラスを持つ/持たないといった細かなセリフのニュアンスについて三木監督と入念に確認する満島 と市川。
だが二人とも、真剣な中にも笑顔を絶やすことはない。待ち時間中も二宮・満島・市川で談笑するなど、チームワークは早く も抜群。 順調に撮影が進んでいくなか、このシーンのハイライトといえる瞬間が訪れる。それは、絵美が開けたシャンパンのコルクが大きく弧 を描いて飛んでいき、最後尾にいた健がキャッチするシーン。実際にはコルクを正確に飛ばすのは難しいため、そう「見せる」ために 長テーブルやエキストラの面々を挟んだ満島と二宮がタイミングを合わせないといけない場面だったが、二宮の「飛んできたコルク をキャッチする」演技の上手さにより、こちらもスムーズに撮影完了!実際にコルクは飛んでいないにもかかわらず、そうとしか見え ない流石の表現力と瞬発力を見せつけた。 初日を振り返った二宮は「ここからどうなっていくか想像がつかない。タングとの会話も実際には 1 人で演じますからね」と気を引 き締めつつ「ロボットとの共演に縛られ過ぎず、いい芝居を優先したい」と語っていた。


4 月 2 日、健とタングの出会いのシーンが千葉県内の牧場で撮影された。広大な牧草地を有し、その一角には立派な 1 本の木がそ びえ立つエリアがあり、その幹に寄りかかるタングを健が見つけたことから、二人の大冒険が始まることになる。
ぼたん桜が満開に咲き乱れる陽気の中、この出会いのシーンは陽が落ちるまでに撮りきらなければならない全編ロケ撮影。 早朝から各スタッフが準備に奔走し、段取り開始は朝一で開始。加えて今回はタングを自在に動かすため、大掛かりな CG 処理が必 須となるため、撮影自体も特殊な工程を踏む必要があり、撮影前からかなりの試行錯誤が予想された現場といえるが、現場にはピリ ピリした空気はなく、和やかな中にも心地よい集中力が流れていた。 その中心にいる二宮もまた、常に自然体。重要なシーンとあって三木監督からは健の一つ一つの動作や、その時々の心情について 出された細かいリクエストを二宮は即座に理解し、疑問があればすぐ確認するなど柔軟に対応していた。 加えて、初対面となるタングを前に冗談を飛ばすなど、さりげなく“抜き”の時間を作り、現場の空気を穏やかにキープしていた。

その二宮が演じる健の相棒・タングの撮影にはいくつかの過程を踏む必要があった。ポンコツロボットという設定を具現化すべく、ボディのあちこちをさび付かせたほか、傷み具合のディテールにもこだわりが光るタング本体を実際に現場に置いて撮影をする工程。タング本体は取扱注意の一点物のため、手足や首を動かすシーンにおいては、専門のスタッフが黒子的にタングを動かし、二宮と演技を合わせていく。さらに、シーンによっては腕だけのパーツなどを使って撮影をしていた。そこから、細部まで作り込んだ「本番用」と「簡易版」を使い分け、さらには合成あり/なし、実景のみ等々、一つのシーンにおいても 無数に撮影が生じることになった。それに合わせて二宮は同じシーンを何度も繰り返さねばならない状況だったが、集中力は一切 途切れず、常にフレッシュな演技を披露していた。

撮影の合間に二宮に話を聞くと「CG と合成を使う現場らしさを感じています」と語りつつ、「人間がポップにやらないと、CG に追 いつけない」と完成形を見据えた演技のこだわりを明かしてくれた。


5 月 10 日、主演の二宮がクランクアップを迎えた。旅の最終地点、海岸線が一望できる岬。波の音が間近に聞こえる絶好のロケー ションで、物語の終盤に用意された健とタングの絆が光るエモーショナルなシーンが撮影された。二宮にとっては今日がクランクアッ プ日だが、全体の撮影スケジュール自体も、実景の撮影以外は本日で終了。初日から最終日まで、二宮と共に走り抜けた作品となっ た。 二宮は最終日も気負うことなく的確な演技を披露し続け、トラブルもなく完走。クランクアップを迎えた際には「本当にうれしいです」 と充実感をにじませつつ、「誰一人新型コロナウイルスの感染者が出なかった。これは我々の映画への愛情です」と感染対策を徹底 して撮影を行ったスタッフ・キャストを労う。その言葉に聞き入っていた三木監督は、「みんなが手探りだったけど、考え抜いてタング と一緒に成長できた」とコメントを残している。 健とタングが紡いだ心温まる感動の物語は、観る者に何事も【きっと大丈夫】と思わせてくれるだろう。


【キャスト】二宮和也 満島ひかり/市川実日子
小手伸也 奈緒 京本大我(SixTONES)
山内健司・濱家隆一(かまいたち) 野間口徹 利重剛 景井ひな / 武田鉄矢
【スタッフ】原作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(デボラ・インストール 作 松原葉子 訳 小学館文庫) 監督:三木孝浩 脚本:金子ありさ
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【コピーライト】 ©2015 DI ©2022 映画「TANG」製作委員会
【映画公式サイト】http://tang-movie.jp
8 月 11 日(木・祝)全国公開

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