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二宮和也、2年ぶりの主演作となる映画『ＴＡＮＧ タング』が 8 月11日の公開に先立ち、7月14日、映画『ＴＡＮＧ タング』ジャパンプレミアイベントを都内会場にて開催。キャスト陣が顔を揃え、初お披露目となった。イベントには、主人公の春日井健役を演じた二宮和也をはじめ、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我 (SixTONES)、山内健司・濱家隆一(かまいたち)、景井ひな、武田鉄矢、三木孝浩監督が登壇。本作のテーマである人生の宝物に因み、二宮和也、京本大我らが人生の宝物についてエピソードを披露した。

国民的アイドルグループ「嵐」の活動休止以降、初の主演映画となる二宮は、妻に捨てられ、人生に迷うダメ男を演じる。そして共演相手には記憶を無くした迷子のへっぽこロボットのタング。原作はベルリン国際映画祭で 「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。日本国内でもシリーズ累計発行部数 38万部を超えるベストセラーで、根強い人気を誇っている。

二宮和也とともに主人公であるタングから「ジャパンプレミア始まるよ～」の声で、キャスト一同が、タングと共に登場。主演の二宮和也は、「無事に映画が完成したというご報告と、憧れのかまいたちさんと共演出来て本当に嬉しく思っています。」と、かまいたちをイジりを交えてあいさすると、満島ひかりも「タング、すごく可愛い映画になっています!私も憧れの想像よりも背の高いかまいたちさんと共演することが出来て嬉しいです!」、市川実日子は「タング想像以上に可愛いらしかったです。私もかまいたちさんとご一緒できて本当に嬉しかったです。」、小手は「実は監督の三木君と僕は、大学の演劇サークルの同期でして…。今回は笑い一切なし。かまいたちの二人の上司として、身を引き締める思いでやらせていただきました。」。

次々と続くかまいたちイジリの連鎖に客席からも笑いが。奈緒は「映画が完成して、本当にタンクが可愛くて、老若男女の皆さんに楽しんでいただける映画になったんじゃないかなと思っています。かまいたちさんなんかはアクションの方にも挑戦させていただいて本当に貴重な体験ができて嬉しかったです。」、ロボットデザイナーで超がつくほどのナルシスト林原新庄演じた京本大我は「ナルシストじゃなく、もう超がつほどのナルシストを演じさせていただきました京本大我です。今回は大先輩の二宮くんと共演させていただいたことも、本当に僕は嬉しいですし、何よりこんなに心温まる素敵な作品に携わることができたことは、本当に嬉しく思います。」と二宮との初共演を喜んでいた。

景井ひなは、本作が映画初出演。「すごく大きなスクリーンに自分が映った姿を見た時は、とても感動しました。私はアンドロイド風の受付嬢を演じさせていただいたんですけど、風っていうのがすごく難しかったです。今日はすごく緊張してるんですけどかまいたちさんの二人がいてくれてるので、ちょっと安心してます。」と、もうかまいたちイジリの連鎖が止まらない中、武田鉄矢は「映画の出来に関しましては、ちょっと私も驚いたんですが、見事なファンタジー映画です。二宮君とのお芝居は今回がほとんど初めてでして、伸び盛りの勢いを感じる良い俳優さんだなあと思いながら眺めておりました。」と主演の二宮を絶賛。続けて「かまいたちが出ていることは知りませんでした。スタッフかなと思ったんです」と、かまいたちイジリに武田が、絶妙なオチをつけ、会場を大いに沸かせた。

そんなイジられていた かまいたちの二人は「そんなキーマンじゃないんです。初めてコンビで映画に出演させてもらって、ニノさんとの共演シーンはすごい緊張して、小手さんとのシーンは何も思わなかった（笑）緊張しながらやらせてもらいました。」と山内、濱家はコンビでの映画出演を喜んでいた。

多くの観客を前にした二宮は「こうやってみんなで集まって一つのものを一斉に見ていただくということだけでも幸せに感じておりますし、僕自身もこんなにもたくさんの人の前に立つのは本当久しぶりなので、懐かしさすら感じております。」と、嬉しそうに語り、映画『ＴＡＮＧ タング』への出演について「すごく楽しかったです! CG というものに関しての技術もめちゃくちゃ上がっていますし、僕も動きの中で規制される物が結構多いのかなと思っていたんですけど、ほとんどそんなことはなく、すごいなという驚きがありましたね」とコメント。

また、京本について三木監督が、「現場で一緒に作っていこうかなと思ったら役作りがもうしっかり出来ていて。あれお家で練習してきたんですか?」と問うと、京本は「毎日お風呂に入るときに林原のポーズを考えていましたね。本当に毎日林原のことを考えていました。普段の僕はスキンケアも何もしない人間なんですけど、今回は撮影の一週間前からちゃんと泥パックをして、林原スイッチを入れて頑張りました!」と撮影エピソードを明かすと、監督は「すごいナルシスト感のある役なんですけど、決して下品にならない。品の良さが滲み出ている感じです。」と京本の役作りを絶賛していた。

先輩の二宮との共演については「僕の所属するSixTONESの話もたくさん聞いてくれましたし、セッティング中も無言の瞬間は全く無かったです。現場でいっぱい話しかけてくれて、本当に優しかったです。」と撮影を振り返り、映画について、「タングはもうとにかく愛くるしくてめちゃくちゃ可愛らしくて、僕タングと同じシーンがあったので、それもすごい嬉しかったんですけど、何よりナルシストっていうのが監督と顔合わせかをさせてもらったときに、林原真司って僕の役の決めポーズを三つぐらい作って現場に来てくださいみたいなことをおっしゃられていて、それで僕の中で福山雅治さんみたいなポーズをいろいろ考えたんですけど、結局現場はとりあえず考えずに行こうって現場に行って、そしたらもうやっぱり皆さんやっぱりすごいリアリティのあるお芝居をされる中で、もうちょっと二次元チックな鏡をめちゃくちゃ見るとか、髪をバサってやるとか、そういうなかなか現実でいない仕草みたいなものをどれだけリアルにやるかっていうのがすごい難しかったですけど、はいでも何とか監督にも OK いただきながら進めていけたので良かったと思います。」と、貴重な撮影エピソードを披露。

超ナルシスト役の京本と共演した感想を聞くと、二宮は、「プライベートそんなに」といい、京本は慌てて「ちょっと違うイメージが…まだそんなにイメージが浸透してないんで!」と動揺し、さらに二宮は「役作りしないんだ～」と続けると、「ひどいですよね、、、そんな感じだったんですか、ずっと優しかったのに、ここにきて急にびっくりしました。でもちょっと嬉しいです。」と、先輩にイジられながらも喜びを口にしていた。

ここで、「人生の宝物を探す大冒険」である本作にちなみ、フリップで「人生の宝物」を発表。二宮は「仕事」。「この仕事ですかね。他の仕事だったら長続きしなかったかもしれない。若いころから働いていたので、あんまりよくわかってないんですけどこの仕事だと、この年にこれをやりましたとか、この年にこの CD が出ましたとか、ちょっと何か本当に自然にアーカイブになってくれるので、振り返りやすいというのと、働いてみることでおじいちゃんとかおばあちゃんとか親とかに健康にやってますと頑張ってますってことも同時に伝えることができたんで、今思えば宝物だなと」コメント。

後輩の京本は「僕は 青山(剛昌)先生のサイン」と発表。「小さい頃から『名探偵コナン』のファンでジャニーズに入る前からずっとサインを頂くことを夢見ていて、2年くらい前にようやく青山先生にコナン好きが伝わってサインを頂くことが出来て、もう家宝のように飾ってます!自分の人生にとってずっと大切なものです。」と熱い想いのエピソードを披露した。

最後に二宮は「映画というものは、色々なことが世の中に起こる中で立ち位置を変えながら、皆さんのよりどころになる時もあれば、ちょっと疎ましがられる時もあると思うんですけど、僕は本当にそれでいいと思っています。僕らは変わらずいいものを作り続けて世の中に出していくことが仕事だと思っておりますので、その中で、皆さんの生活の状況に寄り添う形で、この作品に出会ってくれたら嬉しいなあと思います。」と、呼びかけアピールしイベントを締めくくった。

（写真・記事 太田誠）

【キャスト】

二宮和也 満島ひかり/市川実日子

小手伸也 奈緒 京本大我(SixTONES)

山内健司・濱家隆一(かまいたち) 野間口徹 利重剛 景井ひな / 武田鉄矢

【スタッフ】

原作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(デボラ・インストール 作 松原葉子 訳 小学館文庫) 監督:三木孝浩 脚本:金子ありさ

【配給】

ワーナー・ブラザース映画

©2015 DI ©2022 映画「TANG」製作委員会

【映画公式サイト】

8 月 11 日(木・祝)全国公開