FC2ブログ

記事一覧

映画『アフター・ヤン』人と共生するAIロボットの目にはどう映るのか?日本版予告、場面写真を解禁

【ニュース】
動かなくなった AI ロボット・ヤンのメモリには、彼だけのまなざしと、ある“秘密”が残されていた。解禁となった日本版予告編は、緑あふれる風景のなか家族写真を撮影しようと父・ジェイク (コリン・ファレル)や養女・ミカ(マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ)から呼ばれる AI ロボット・ヤン(ジャスティン・H・ミン)が意味深長な表情を浮かべるシーンから始まる。




ある日、ヤンは故障し動かなくなってしまう。家族の一員であるヤンを修理すべく奔走 するジェイクだが、「修理は無理だ」と現実を突きつけられる。しかしヤンには他の AI ロボットにはない 記録映像 を撮影する特殊なパーツが備わっていることを発見する。ヤンの体内に残された映像とは? 人間にとっての愛おしい日々の記憶は、AI ロボットにとってど う映るのか——?




解禁となった場面写真では、小津安二郎を敬愛するコゴナダ監督らしいこだわり の感じられるカットやどこかノスタルジックな雰囲気のある美しいカットに加え、家族 4 人 で挑戦するダンスバトルの模様も。想像の膨らむラインナップとなっている。



さらに、優しく切ないピアノの旋律が印象的なオリジナルテーマを作曲した坂本龍一と、観る者の心にそっと寄り添うような音楽を担当した Aska Matsumiya のコメントが到着。コゴナダ監督や本作への想いを綴ってもらった。


坂本龍一 コメント
コゴナダの video blog は以前からよく見ていました。それらはとても素晴らしいもので、小津への愛が尋常ではないことがよく伝わります。その点で非常に興味をもっていましたし、一度 LA でコンサートをした時にお会いしたことがあり、とても好印象を持ちました。彼の前作「Columbus」はとても静かで美しい映画でしたので、今作にも期待していました。関わることができて幸せです。



Aska Matsumiya コメント
コゴナダ監督とは「新しく、近未来的でありながら、人間味のある音楽にしたい」と話し合いました。未来に必要なのは人間らしさであり、原点回帰である、という逆説的な意味合いを込めて、チェロやピアノといった人間味のある楽器を、未来的なシンセ音や AI で作ったバリエ ーションと混ぜていきました。
初めて Ryuichi の音楽を映像と合わせて聴いた時、とても感動しました。観客の感情をヤンと共にリアルタイムで変えていくため、彼はコー ドの間の空間を絶妙に配置しています。加えて、段々と移り変わっていく和音の繊細さと力強さ。まさに完璧です。



監督・脚本・編集:コゴナダ
原作:アレクサンダー・ワインスタイン「Saying Goodbye to Yang」(短編小説集「Children of the New World」所収) 撮影監督:ベンジャミン・ローブ 美術デザイン:アレクサンドラ・シャラー 衣装デザイン:アージュン・バーシン
音楽:Aska Matsumiya オリジナル・テーマ:坂本龍一 フィーチャリング・ソング:「グライド」Performed by Mitski, Written by 小林武史 
出演:コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リ チャードソン
2021年|アメリカ|英語|カラー|ビスタサイズ|5.1ch|96分|原題:After Yang|字幕翻訳:稲田嵯裕里|映倫:G一般 
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ 
© 2021 Future Autumn LLC. All rights reserved.
10 月 21 日(金) TOHO シネマズ シャンテほか ロードショー

関連記事

プロフィール

moviecore

Author:moviecore
Webメディア:ムービーコアは映画を中心に繋がる、アニメ・お笑い・音楽・ファッション・スポーツとエンターテイメントなイベントをリポート!ニュースも掲載しております。イベント取材・試写会・ニュース掲載は こちら moviecore2@gmail.com 編集部にご連絡ください。

最新記事

カテゴリ