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アニエス・ヴァルダ監督「漂流する女性」映画の金字塔的作品『冬の旅』11月5日公開決定!予告編、場面写真を解禁


【ニュース】
アニエス・ヴァルダ監督の代表作の一つであり、「漂流する女性」映画の金字塔的作品『冬の旅』を、シアター・イメージフォーラムほか全国順次にて公開、初日が 11 月 5 日(土)に決定した。併せて予告編と場面写真も解禁された。

2019 年 3 月に、生涯現役を貫いて 90 歳で逝去した、映画作家アニエス・ヴァルダ。 28 歳の時に、「ヌーヴェルヴァーグの最初の映画」と評されることになる『ラ・ポワン ト・クールト』(54)を発表し、仏映画界に新風を巻き起こし、『幸福(しあわせ)』(64) で第 15 回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、名実ともにフランスを代表する映画監督に。以後もフィクションとドキュメンタリーを縦横無尽に行き来し、常に市井に生きる 人々の飾らない姿を活写し続け、2015 年にはカンヌ国際映画祭名誉パルムドールを、2017 年には米アカデミー賞名誉賞を受賞。グレタ・ガーウィグ、ケリー・ライカ―トや レナ・ダナム、アリーチェ・ロルヴァケルといった今をときめく映画監督たちもヴァル ダからの影響を公言し、世界中の人々から敬愛される、唯一無二の映画作家だ。

そんな彼女の劇映画の最高傑作との呼び声が高い作品が、1985 年に発表された『冬の旅』。フランス片田舎の畑の側溝で、凍死体として発見された少女モナ。彼女の死に至るまでの数週間の足取りを、路上で出会った人々の証言から辿っていく―。





本国フランスでは当時のアートシアター映画としては異例の 100 万人を超える動員を記録、第 42 回ヴェネチア国際映画祭では最高賞の金獅子賞に輝き、主演を務めたサンドリーヌ・ボネールも第 11 回セザー ル賞最優秀主演女優賞を受賞。日本では 1991 年に劇場公開され、その後も限定的な上映は何度かあったが、今回は、 2014 年にアニエス・ヴァルダ本人と撮影監督を務めたパトリック・ブロシェによる監修で 2K 修復された DCP 素材による上映で、初公開から 30 年以上の歳月を経てのリバイバル公開となる。




解禁となった予告編は、サンドリーヌ・ボネール演じるモナが、寝袋と大きなバックパックを背負って、路上を あてどなくさすらい、出会った人々と言葉を交わす姿を捉え、ケリー・ライカ―ト監督の「ヴァルダはいつも刺激的!」というコメントも挿入されている。
『冬の旅』(http://www.zaziefilms.com/fuyunotabi/ )は、11/5(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。


当日一般料金 1,500 円(税込)の処、ポストカード付前売券が 1,200 円(税込)でシアター・イメージフォーラム、 メイジャー・ネット通販で発売中。


監督・脚本・共同編集:アニエス・ヴァルダ 撮影:パトリック・ブロシェ 音楽:ジョアンナ・ブルゾヴィッチ 出演:サンドリーヌ・ボネール、マーシャ・メリル、ステファン・フレイス、ヨランド・モロー
原題:SANS TOIT NI LOI (英題:Vagabond)/1985 年/フランス/ヨーロッパ・ビスタ/カラー/105 分 
© 1985 Ciné-Tamaris / films A2 
配給:ザジフィルムズ
11月5日(土)、シアター・イメージフォーラムほか全国順次にてロードショー

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