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西島秀俊「日頃の鬱憤を晴らしていただきたい!」映画『グッバイ・クルエル・ ワールド』公開記念舞台あいさつ

【イベント】
9月10日、⻄島秀俊、三浦友和、大森南朋、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、奥野瑛太、大森立嗣らキャスト・監督登壇!公開記念舞台あいさつが実施された。

⻄島秀俊「日頃の鬱憤を晴らしてスカッとしていただきたい!」三浦友和「⻄島さんはニュートラルな俳優の代表格」 大森南朋「とにかく監督に適当に踊れと言われたんです!」宮沢氷魚「監督は“フォーッ!”にすごくこだわったんです」玉城ティナ「一番怖いのは監督!こんな映画を作るってヤバいな」宮川大輔「あんだけ工くんにやられたらトラウマ・・・」大森監督「2 週間後くらいにジンワリとくるような映画」

9月9日に公開を迎えた映画『グッバイ・クルエル・ ワールド』の公開記念舞台あいさつが都内劇場にて開催。⻄島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が演じるのは、全員互いに素性を明かさない強盗組織の一員。ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功し、それぞれの生活に戻るメンバーだったが、ヤクザ組織に追われる日々が始まる。宮沢氷魚演じるラブホテル従業員、大森南朋演じる刑事たちを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くクライム・エンターテインメント!!


映画上映後、観客の前にキャスト陣が登場すると会場は大盛り上がり。いよいよ映画の公開を迎えて「なかなか最近は ないバイオレンス映画なので、皆さんにどう受け止められるのか。楽しんでいただけるのか、すごく緊張します」と語った⻄島は、「完成した映画を観てようやく、こういう映画だったのかと知ったという感じで。本当に(キャスト陣が)それぞれ想像と違う演技を思いっきりやられていたので。すごく驚いた記憶があります」と振り返る。大森監督が「俳優のすばらしい演技をカメラのそばで見させてもらい、僕が一番楽しんだかもしれません」と語るほどに、テンションの高い演技のぶつかり合いが印象的な本作。平穏に生きようとしていた安⻄(⻄島)の前に突如現れ、引っかき回す元舎弟・飯島を演じ、強烈な印象を残した奥野が「⻄島さんは僕が何をやっても懐深く受け止めてくれるんで。楽しくやらせていただきました」と語ると、⻄島も「奥野さんは現場にいる間、ずっと役に入り込んでいる役者さんで。僕が求めていた俳優像ってこうだったよなと。あらためて思わせていただいて。実際の演技も本当にすばらしくて。2人のシーンで僕のいいところがあったとしたら、それは本当に奥野さんに引っ張ってもらったものだと感じています」と振り返った。ちなみに「どのキャラクターが怖い?」という質問を受けた⻄島は、「やはり飯島ですね」としみじみ語った。

また三浦も「⻄島さんはものすごくニュートラルな俳優の代表格みたいな人で。何をやっても受け止めてくれる。だけどニュートラルなんだけど、出方によってはトップギアに入ったり、バックに入れたりということがすごく自由にできる人。現場に行ってこんなに落ちつく俳優さんはいないんですよ。緊張のあまりついトゲトゲしてしまうということがあるんですけど、⻄島さんにはそういうことがまったくない。それは信じられないことですよ」と語るなど、⻄島の懐の深い芝居に感銘を受けた様子の共演者たち。
一方、大森南朋と宮沢氷魚と玉城ティナの3人のシーンについて、玉城が踊るシーンについて、「確かそのシーンがクランクアップだったので。ワーッと楽しく踊って帰ろうと思っていました。だから今までのつながりとかは関係なく。そのシーンのきらめきみたいなも のが出せたらと思っていました」と振り返った玉城。だがそこに、大森がおじさんっぽいダンスをしながら加わるというシーンの展開については「踊り方が、、、、ちょっとかわいいなと思って」と明かした玉城のコメントに会場は大笑い。
大森も「そこはおじさんっぽくやりましたね。打ち合わせもなく、とにかく監督に適当に踊れと言われたんです。(兄の大森監督は)身内なものですから」と冗談めかして語ると、その言葉に思わず笑ってしまった大森監督が「そんないい加減じゃないです。高田亮くんの脚本に、“40男のダサい踊りで”とト書きに書いてあったんで。それを汲んでくれたんだと思います」と大森とのやりとりを 補足説明。それに対して「すみませんでした。個人的にやられたのかと思っていました」と玉城が返すと、会場は大いに沸いた。そしてそのシーンに参加した宮沢も「とても楽しかったです。(大森)南朋さんがフォーッとい いながら踊り出すんですけど、その言い方がすごくかわいくて。後に僕もフォーッと言って踊 るんですけど、監督はそのフォーッという言い方にすごくこだわってたんですよ」と付け加えた。

また宮川演じる武藤は、斎藤工演じる闇金業者の萩原に脅されるなど、過激なシー ンが多かった。「萩原にお金を投げつけられるんですが、それを拾うことで、武藤らしさが出てくるというか。工くんに仕掛けられてできあがった役。はじめはもうちょっと対等でいきたか った部分もありますけど、物を放られると、ものすごく怖くなるんですね。喫茶店に行くシー ンではいきなり週刊誌が飛んで来て!本当に怖かったです。だから(芝居としては)リアルな反応でしたね」と振り返った宮川。「どのキャラクターが一番怖い?」という質問には、 「工くんですね。あんだけやられたらトラウマ。でも普段は優しいんで。ギャップがあるんですよ。だからなるべくしゃべらないようにしていました。(芝居には)あの怖さがほしいなと思ったんで」と述懐。そして宮沢と玉城も斎藤工演じる萩原が怖かったと述懐するも、玉城はふと思いついたように「でも一番怖いのは監督ですかね。こんな映画を作っちゃうってヤバいなと思います」と付け加え、会場を沸かせた。

そんなイベントも終盤。最後のメッセージを求められた大森監督は「僕として は、この映画はシンプルに、俳優さんたちの演技と、銃撃戦と爆発、音楽なども含め て楽しんでほしいなという気持ちと、そしてこれから2週間後くらいにジンワリとくるような 映画になるんじゃないかと思いますので、引き続き応援お願いします」とコメント。

⻄島も「この映画は監督のおっしゃる通り、あまり考えずに。フラストレーションがたまってる毎日を、映画館に足を運んでいただいて、スカッとしていただきたい。そんな映画なので。ぜひ、日頃の鬱憤(うっぷん)を劇場で晴らしていただいたら」とメッセージを送った。
(写真・オフィシャルレポート)


出演:⻄島秀俊 斎藤工 宮沢氷魚 玉城ティナ 宮川大輔 大森南朋 / 三浦友和
奥野瑛太 片岡礼子 螢 雪次朗 モロ師岡 前田旺志郎 若林時英 ⻘木柚 / 奥田瑛二 鶴見辰吾
監督:大森立嗣
脚本:高田亮
オープニング曲:「What Is This」Bobby Womack(Universal Music) 劇中曲:「Letʼs Stay Together」Margie Joseph(Warner Music Japan)
「Back In Your Arms」Wilson Pickett(Warner Music Japan)
エンディング曲:「California Dreaminʼ」Bobby Womack(Universal Music)
製作:小⻄啓介 森田圭 甲斐真樹 小川悦司 田中祐介 石田勇 前信介 山本正典 檜原麻希 水戶部晃 企画・プロデューサー:甲斐真樹
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ スタイルジャム
制作プロダクション:スタイルジャム ハピネットファントム・スタジオ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
レーティング:R-15 ©2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
全国公開中

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