映画『柳川』公開記念 チャン・リュル監督の過去作、日本 劇場未公開『群山』と『福岡』2作品を上映
- 2022/11/24
- 12:00

【ニュース】
九州・柳川を舞台に日中のスター俳優が共演した名匠 チャン・リュル監督の最新作『柳川』。チャン監督は、韓国、中国で活動する中国出身の監督で『キムチを売る女』(07)、『慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ』(14)、『春の夢』(17)などが日本で劇場公開されており、ヴェネチア、カンヌ、ベルリンなど世界の三大映画祭で高く評価されてきた。
チャン監督最新作『柳川』の日本公開を記念して、12月23日(金)より、監督の過去作を2本、日本では劇場未公開の『群山』(18)と、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された『福岡』(19)を新宿武蔵野館を皮切りに、KBCシネマ、横浜シネマリンほか順次限定上映することが決定した。
『群山』
(2018年、韓国、121分)
監督・脚本:チャン・リュル
出演:パク・ヘイル、ムン・ソリ、チョン・ジニョン、パク・ソダム ほか
鳴かず飛ばずのアマチュア詩人のユンヨン(パク・ヘイル)は、先輩の元妻ソンヒョン(ムン・ソリ)とあいまいな関係を続け ている。ある日、2 人は思い付きで、ユンヨンの母の生まれ故郷である小さな港町・群山へ旅に出ることにする。群山で彼らが泊まった民泊の主人(チョン・ジニョン)は、日本の福岡で生まれ育った韓国人で、今は自閉症の娘(パク・ソダム)と暮 らしている。彼らは親子に好奇心をそそられ、やがてソンヒョンは主人に、ユンヨンは娘に惹かれていく...。旅から戻った ユンヨンは、保守的な父親、中国朝鮮族のメイド、美しい薬剤師に出会う。彼らと触れ合ううちに、デジャヴの感覚を経験 するユンヨン。彼にとって群山の町は、旅の目的地であると同時に、新しい旅の始まりでもあったのだ。『慶州 ヒョンとユニ』など地方都市を好んで舞台に据え秀作を発表しつづけるチャン・リュル監督が、日本統治時代の面 影が色濃く残る韓国の地方都市・群山を舞台に撮影した作品。『殺人の追憶』『王の願い ハングルの始まり』のパク・ヘイル、『オアシス』『自由が丘で』のムン・ソリが出演。
『福岡』
(2019 年、韓国・日本・中国、86分)
監督・脚本:チャン・リュル
出演:クォン・へヒョ、ユン・ジェムン、パク・ソダム、山本由貴 ほか
韓国で古本屋を営むジェムンは、店の常連である不思議な少女・ソダムの誘いで福岡を訪れことに。そこには、大学時代 一人の女性を愛したことから仲たがいしたままの親友ヘヒョがいた。20 年ぶりに再開する二人の中年男に一人の少女が 加わり、福岡の路地をそぞろ歩き会話を重ねる。そのうちに、三人は現実と夢のあわいのような、不思議な体験へと誘わ れていく。キャストには、本作の撮影後、アカデミー賞作品賞をはじめ世界の映画史を塗り替えた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』で娘のギジョン役を演じた女優パク・ソダムをはじめ、『新感染半島』やホン・サンス作品でおなじみの名優 クォン・へヒョ、『グエムル漢江の怪物』『母なる証明』などで好演を見せたユン・ジェムンという、いずれも韓国を代表する 俳優3人が集結。福岡からは地元を拠点に活動する女優・山本由貴が重要な役で出演している。
『柳川』
監督・脚本:チャン・リュル
出演:ニー・ニー、チャン・ルーイー、シン・バイチン、池松壮亮、中野良子、新音 ほか
配給:Foggy/イハフィルムズ (2021年|中国|112分)
12月30日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
12月16日(金)よりKBCシネマにて福岡先行公開
- 関連記事
-
-
安楽死を巡る父娘の葛藤を描いた映画『すべてうまくいきますように』予告映像とポスタービジュアルを解禁 2022/11/25
-
ラップデュオ chelmico × 映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』コラボトレーラーを解禁 2022/11/24
-
映画『柳川』公開記念 チャン・リュル監督の過去作、日本 劇場未公開『群山』と『福岡』2作品を上映 2022/11/24
-
ピエール・エテックス特集上映『ピエール・エテックス レトロスペクティブ』長編 4作品の個別ポスタービジュアルを解禁! エテックスに魅了された著名人からコメントも到着 2022/11/23
-
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ジェームズ・キャメロン監督、キャストが来日決定!! 来日を記念して最新スペシャル映像も解禁 2022/11/23
-