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『世界は僕らに気づかない』片山友希、坂東龍汰、藤原季節、前田旺志郎、近藤芳正ほか各界著名人より絶賛コメントが到着! キャスト・監督登壇、先行上映イベントも決定

【ニュース】
本年度の大阪アジアン映画祭にて「来るべき才能賞」を受賞した話題作『世界は僕らに気づかない』が 2023 年 1 月 13 日(金)より新宿 シネマカリテ、Bunkamura ル・シネマほか全国公開することが決定し、12 月 26 日には、キャスト・監督登壇の先行上映イベントが決定!さらに各界著名人より絶賛コメントも続々と到着!!
トランスジェンダーである自らの経験を元に制作した『僕らの未来』が国内外で注目を集め、2022 年公開の『フタリノセカイ』で商業デビューを果たした飯塚花笑監督が、レプロエンタテインメント主催の映画製作プロジェクト「感動シネマアワード」にて製作したオリジナル⻑編第五作。8 年の構想期間を経て結実した本作の主人公・純悟を任されたのは、『東京リベンジャーズ』(21 年/英勉監督)でのパーちん役など、その存在感 ある演技が輝く堀家一希。複雑なバックグラウンドを抱える難しい役柄かつ映画初主演という重圧もある中で、飯塚監督との深いコミュニケーションと共に丁寧に役作りをした結果、悶々として自分の本当の感情を吐露できない純悟を見事に演じきっている。息子である純悟への深い愛情を抱きつつ、感情的に厳しい態度もとってしまう母親・レイナを演じるのは、スコットランド人の父親とフィリピン人の母親を持つガウ。本格的な演技は初挑戦ながら、観客の視線を釘付けにするパワフルな演技を披露している。 

2022 年の大阪アジアン映画祭でワールドプレミアを迎え 来るべき才能賞“を受賞。その後ドイツ、韓国、ニューヨーク、香港、 オランダ、シカゴ、フィリピンなど世界各地で高評価を得て遂に 2023 年 1 月 13 日より日本公開が決定した。


12 月 26 日に新宿シネマカリテにて主演の堀家一希、フィリピンパブ嬢で母親役のガウ、飯塚花笑監督が登壇する先行上映トークイベントの実施が決定! チケットは、12 月 21 日(水)正午より新宿シネマカリテの HP (https://qualite.musashino-k.jp/)にて販売する。

世界中の映画祭を回り遂に日本での劇場公開となる本作。撮影時のエピソードや、各国映画祭での貴重な話などたっぷりと話す予定なので、この機会をお見逃しなく。

イベント概要
日時:12 月 26 日(月)18:00 の回
17:50 開場/18:00 開演 
登壇者:堀家一希、ガウ、飯塚花笑監督 
場所:新宿シネマカリテ
チケット販売:12 月 21 日(水)正午より劇場 HP にて販売予定(残席ある場合のみ、12 月 24 日(土)劇場オープン時 より劇場窓口でも販売)
※予定・敬称略
※登壇者は予告なく変更する可能性がございます。



1 月 13 日の公開まで一か月を切り、飯塚監督の前作『フタリノセカイ』に出演していた片山友希、坂東龍汰や、本作撮影時 に監督・キャストが参考にした「フィリピンパブ嬢の社会学」の著者でルポライターの中島弘象。さらに大阪アジアン映画祭プログラミングディレクターであり映画評論家の暉峻創三、さらに俳優の近藤芳正、藤原季節など一足早く本作を鑑賞した各界著名人より絶賛のコメントが続々と到着している。


著名人コメント 五十音順 ※敬称略

この作品はセクシャルマイノリティ、人種、宗教、貧困など、今日本が抱えている問題を扱ったものだが、それを特別視している訳ではないと思う。どんな生きづらさや悲しみがあっても、希望と愛を捨てなければいつでも道が開ける。普遍的な救いを示してくれる。そんなことを教えてくれる素敵な映画だ。
稲津勝友(映画監督)

多様性が大切だと言われる社会で、幸せになろうとカッコ悪くもがいている親子の姿が、ただただ描かれる。日本の地方都市でマイノリティが夢を叶えることは可能なのか、観る側にも問いかける作品。
遠藤まめた(一般社団法人にじーず代表)

あんたはちゃんと学校行きな! その一言で母親の愛を感じました。そう思った私は 大人になったのかもしれません。
片山友希(女優)

本当の悲しみを知る人にしか撮り得ない「優しさ」が映っているように感じ、何度も涙した。パーソナルな視座から多様な人間の姿を温かく描き出す、ヤスミン・アフマドの映画的血脈を引くと言っていい監督が日本に現 れたことを、心より誇りに思う。
世界は飯塚花笑に気づいている。
金子雅和(映画監督)

今作は、無意識のうちに人の痛みにつけ込み、石を投げ打つ行為をしていないかと私たちに問いかける。劇中、母が歌う『Ang Pipit』の、鳥に石を投げつける男のように、差別に満ちた言葉や眼差しを無邪気に放っていないかと。タイトルを反語とするような人間であり、社会であるようにと願いを込めて。
金原由佳(映画ジャーナリスト)

『世界は僕らに気づかない』は「愛」を渇望し、「愛」に絶望する僕らが、「愛」を何度もなぞり終えた先に見つける、僕らの愛を高らかに鳴り響かせる映画だ。映画監督・飯塚花笑の作家性を考えるときに重要なのは、飯塚がいかに「」を外から崩すのではなく、その内からじわじわと押し広げ続けることで「」の権威性を無効化する可能性に賭けているかという点だろう。すべてのピンを一度に倒す必要はない。一本ずつ着実に、大きな音で世界に響かせてやればいい、これが僕たちの愛だと。
久保豊(映画研究者)

怒りは誰にでもある。そしてその怒りが生きて行く活力になっていくこともある。だけどホントの成⻑には繋がっていかない。 『...そんなこと分かっているんだ。...だけど怒りが、怒りが消えないし...、どうしたら無くなるかもわからず、...自分が怒っていることさえ気付かないこともある。』そんな 10 代の自分に、この映画で出遭って、思った。
もし、いま目の前に、そんな⻘年がいたら、生きる答えを出そうとするのではなく大きな寛容さで向き合える大人でありたいと。いゃぁ、しかし皆さん演技経験が少ない方が多いのにホント素晴らしい。監督の丁寧な情熱を感じて嬉しかった。
近藤芳正(俳優)

この世界に対して、言いたいことがある。作者がそんな熱い思いに駆られて作った映画は、始まるなり最初の数ショットだけで、もうそれとわかるものだ。『世界は僕らに気づかない』は、まさにそれを体現した一本。この世の片隅で、理不尽にも不幸な境遇に追いやられながら生きている人たちに、光を当てる。彼らの怒りに、寄り添う。そして飯塚花笑監督は、その先にそれでも世界が 生きやすくなるための希望の道筋をも、静かに、懸命に、照らし出そうとしている。
暉峻創三(映画評論家/大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)

飯塚花笑監督の丹念な取材に基づき、イメージではなく事実に基づいた、フィリピン人シングルマザー家庭とフィリピンパブ周辺が スクリーン上に事細かに再現されている。フィリピンパブ周辺で泥臭く生きている人たちを知ることのできる、唯一無二の作品だ。
中島弘象(ルポライター)

「子供は親を選べない。親も子供を選べない」というナレーションのように、ハーフだという自分が嫌な時期もありました。他の家の 子達と自分の家が違うことや、自分の悩みを日本語でどんな風にわかりやすく母に伝えるにはどうしたら良いのかのもどかしさを子 供の時から悩んでいたのと同時に、伝え方がわからなくていつしか伝えずにいた時もありました。「ママみたいなママにはなりたくない」と思っていました。作品の英題である「Angry Son」ではなく私は「Angry Girl」でした。
花垣秀美

ここにまた僕のしらない世界があった、美しい世界があった。 マミーと闘った日々の、自分の理解し得ない感情が一つ一つ浄化されていった感覚を覚えました。 ありがとう、飯塚監督。
坂東龍汰(俳優)

飯塚花笑の映画は、衒いもなく愛を映し出す。愛。世界の何処かで今こんなことが起きてるんだと想像が膨らみ、その想像の天 井を突き抜ける希望のラストがある。希望。僕が生きている間、差別や偏見を目の前にした時、飯塚花笑の映画を思い出し続ける。
藤原季節(俳優)

演技とは自分と役を繋げ、想像の設定の中で真実に生きることである。堀家一希とガウのリアルなやりとり、大胆かつ繊細な心 の動きは、まさしくリアリズム演技。心の機微がミリ単位でスクリーンから伝わってくる。真実は人の心を揺さぶる。演技が細部に宿 っている。すべての俳優の must-see 映画。多様性社会への実現に向けて、すべての人に観て欲しい。この素晴らしい真実の演技に、世界は大切なことに気づくはずである。
ボビー中⻄(演技コーチ)

この映画の中の親子を僕はすごく羨ましく感じました。僕ももっと両親とぶつかってみたかったなと。もっと迷惑をかけて、もっと迷惑 をかけられて、甘えて甘えられて。そこから逃げてたわけじゃないけど、どうしても僕は伝えられなかった。親と言ってもやっぱりそれは 1 人の人間で、子供だってもちろん 1 人の人間。でも、やっぱり親子なんだなって。そんな事を考えさせられる映画でした。
前田旺志郎(俳優)

大人の様な頼もしさと、子供のままのあどけなさ。そして危うさと脆さ。そんな姿を繰り返す主人公に見入ってしまう。生きていく彼 の周りには悪い奴なんて誰もいない。そう信じたくなる晴れやかな愛にグッとくる。
松本哲也(小松台東主宰・劇作家)

無関心な日本社会の中で、自分の居場所を見つけようともがく⻘年の美しくも親密な旅路。 フィリピン人と日本人であり、かつ ゲイである彼は、様々な苦難や嘲笑にさらされているが、自分自身を受け入れ、大切な人たちを愛することで乗り越えていく。そ んな美しい魂に光を当てようとする飯塚花笑監督の情熱に感動すると共に、私は大きな希望と美しさを見出しました。
A beautiful and intimate journey of a young man who struggles to belong in an indifferent japanese society. Being Philippino-Japanese and gay in a very conservative society he struggles with the hardships his mother and he have to go through as well as the mockery from the other kids in the neighborhood for being both gaijin and gay. I find hope and beauty in the director Kashou Iizukaʼs work whose passion is to shed light on these beautiful souls who struggle to belong in our Japanese society and overcome by choosing to love themselves as well as the people who are dear to them.
米倉リエナ(演出家)



篠原雅史 村山朋果 森下信浩 宮前隆行 田村菜穂 藤田あまね 鈴木咲莉
加藤亮佑 高野恭子 橘芳美 佐田佑慈
竹下かおり 小野孝弘 関幸治 ⻑尾卓磨 岩谷健司
脚本・監督:飯塚花笑
エグゼクティブプロデューサー:本間憲、和田有啓 プロデューサー:菊地陽介、山田真史、飯塚花笑 協力プロデューサー:志尾睦子、佐久間由香里 撮影:角洋介 サウンドデザイン:紫藤佑弥 音楽:佐藤那美 編集:阿部誠 ヘアメイク:浅井美智恵 衣裳:村上久美子 スチール:水津惣一郎 脚本監修:中島弘象 助監督:緒方一智 制作担当:久保智彦 宣伝美術:unnoticed 
宣伝:高木真寿美 ⻲山登美 矢部紗耶香 
製作:レプロエンタテインメント 
配給:Atemo 
2022年/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/PG-12/112分
1 月 13 日(金)より新宿シネマカリテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー

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