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海老蔵&勸玄が親子共演『スター・ウォーズ歌舞伎』を披露

【イベント】
1977年に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が全米で公開されてから 42年。映画の完結編であり、スカイウォーカー家の物語を描く、最後の「スター・ウォーズ」、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が 12月20日(金)に日米同時公開となる。本作の大ヒットを祈願して、市川海老蔵が監修・主演を務め、スター・ウォーズを歌舞伎の世界で描いた物語『STAR WARS 歌舞伎 ー煉之介光刃三本ー』が、11月28日、東京・目黒パーシモンホールにて上演された。スター・ウォーズの世界観を映像演出と、日本の伝統芸能である歌舞伎とで融合させた1日限りのスペシャルな演目。ルーカスフィルムがストーリーを監修したスカイウォーカー家の「家族の愛と喪失」をテーマに描く。
 

海老蔵が演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より登場し、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンを歌舞伎の世界で描く魁煉之介(かい れんのすけ)と、唯一無二のジェダイマスターにして師でもある琉空(ルーク・スカイウォーカー)の二役。魁煉之介は父親である半蔵(ハン・ソロ)との親子関係に葛藤し、上司である、敷能角(スノーク)との確執。そして海老蔵演じる魁煉之介の幼少期を堀越勸玄が演じる。
 

上演前にはC-3PO、R2-D2、BB-8らドロイドたちと主演の市川海老蔵と堀越勸玄が登壇。映画の大ヒットと『STAR WARS 歌舞伎』の成功を祈って、ご祈願が執り行われた。

祈願を終え、父・海老蔵との共演に意気込みを尋ねると勸玄は「がんばります!」と力強く応え、会場は大きな拍手を浴びた。
 

スターウォーズを好きになったきっかけや魅力について尋ねると、海老蔵は「父(故・市川 團十郎)が宇宙が好きでして、子供の頃に公園で、星を望遠鏡で見てました。父も『スターウォーズ』が心に響いたんでしょうね。私も映画に連れて行かれたのがはじまりですね。」と明かし、映画館に初めて行ったのが『スターウォーズ』だったという。
 
また魅力について、海老蔵は「私の好きなところは、ジェダイと暗黒面の二つに大きく分かれているところが歌舞伎と似ていて、『市川團十郎家の歌舞伎十八番。勧善懲悪が描かれるので、善が悪を倒す。』と解説。「恐ろしさや不安からジェダイであっても暗黒面にひきづり込まれることもあって、そこに魅力を感じる」と語り、映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」に向けては「カイロ・レンがどうなるのか気になりますが、本当に次の映画で『スター・ウォーズ』は終わるんでしょうか?終わってほしくないな」と、映画へ期待を込めた。
また「スター・ウォーズ」シリーズで好きなキャラクターはジャー・ジャー・ビンクスだと明かし、会場をほっこりさせる場面もあった。
 

演目の前に前説にC-3PO、R2-D2、BB-8が登場。演目の説明とともにC-3POが歌舞伎の見得をイメージしたポーズを決め、会場を盛り上げ名乗りを上げた。
 
 
『STAR WARS 歌舞伎 ー煉之介光刃三本ー』
最後の壽臺(じゅだい)である皇海大陸琉空(すかいおおおかるくう)の活躍で銀河に平和がもたらされたあと、帝国軍の残党である旺拿(おうだ)軍が新たな脅威となって力を強めている。琉空の双子の妹・澪殷(れいあん)は、壽臺軍を率いて旺拿軍に立ち向かいながら、行方不明の兄を捜していた。一方、壽臺軍の壊滅をもくろむ旺拿軍の魁煉之介、通称・魁煉は、超兵器星を使って壽臺軍への攻撃を計画する。それを知った澪殷の夫・半蔵は、息子・魁煉を連れ戻すために超兵器星の内部に侵入。基地の中枢部で魁煉に出会う。
 
本作は、魁煉が父・半蔵に刃を向けた「第一刃『父への刃』」。
主君・數能角(すのうかく)の命を奪った「第二刃『主君への刃』」。
 


 



 


   


 


   


 


   


 


師・琉空との戦いを描く「第三刃『師への刃』」の三つの場面で構成され、スクリーンを使った映像演出に三味線の演奏とともに激しく戦いを演じる場面。C-3POも語り手として参加するなど、まさに『スターウォーズ』と歌舞伎が見事に融合し、観客を魅了。「第三刃」では、勸玄が力強い語り口で幼少期の魁煉を演じ、父・海老蔵との親子共演を果たした。
(編集部)
 
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
12月20日より全国公開
 
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