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『メーサーロシュ・マールタ監督特集上映』2023年初夏、公開 キービジュアル、予告を解禁

【ニュース】
ハンガリーが誇る映画監督の一人であり女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたメーサーロシュ・マールタ。その後も、カンヌ国際映画祭での受賞歴をはじめ国際的な評価を得ながらも彼女の作品はいずれも日本では劇場未公開。女性の主体性を脅かす社会の相貌にカメラを向けてきたメーサーロシュ。その誠実なまなざしが、時代を超え、今ここに。
メーサーロシュ・マールタ監督特集上映のキービジュアルおよび予告編を解禁、併せて5月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開が決定した。


国際的な評価を得ながらも日本では上映の機会に恵まれなかったハンガリーの映画監督メーサーロシュ・マールタ(1931/9/19- )の特集上映となる。イザベル・ユペール、アンナ・カリーナ、デルフィーヌ・セイリグと名だたる俳優を魅了し、アニエス・ヴァルダがオールタイム・ベストのひとつとしてその作品を挙げた、ハンガリーの映画監督メーサーロシュ・マールタ。
彼女は第二次世界大戦中、スターリンの粛清が吹き荒れるなか、両親を亡くしました。孤児となった彼女は、ソヴィエトとハンガリーを行き来する人生を送っていた。彼女の作品にハンガリー事件(1956年)やファシズムの記憶が度々刻まれるのも必然でしょう。そしてそれは、ロシアによるウクライナへの侵攻でヨーロッパ世界が揺れるいまこそ再考すべき歴史であることは言うまでもない。

珠玉の作品群の中から、1975年ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた『アダプション/ある母と娘の記録』をはじめ、青春音楽映画の決定版『ドント・クライ プリティ・ガールズ!』、ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせたメーサーロシュが、作為性や修飾を極限にまで削ぎ落した「真実」の記録『ナイン・マンス』、結婚生活に絡めとられる二人の女性の連帯を、厳しくも誠実なまなざしで捉えた精緻な秀作『マリとユリ』、イザベル・ユペール最初期の重要な出演作であり、見落とすことができない意欲作『ふたりの女、ひとつの宿命』の5本を日本初公開する。



公開された予告編では、「知りたいんです、この年で子どもが産めるかどうか」という印象的な台詞から始まり、5作品それぞれの象徴的な場面が描かれている。一貫して選択する女性の姿を描き続け、ハンガリー映画の一翼を担ってきたメーサーロシュの片鱗が見える映像となっている。


また、クリエイター支援に強みを持つ「MOTION GALLERY」でのクラウドファンディングを2月15日(水)まで実施中。リターンとしてオリジナルポストカードや劇場鑑賞券、パンフレットなどを用意している。

本作を一人でも多くの方に届けるためにもどうかご賛同、ご支援くださいますよう、お願いいたします。

クラウドファンディングサイトhttps://motion-gallery.net/projects/MeszarosMarta


(c) National Film Institute Hungary - Film Archive
後援 駐日ハンガリー大使館/リスト・ハンガリー文化センター
配給:東映ビデオ
2023年5月26日(金) 新宿シネマカリテほか全国にて順次公開

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Author:moviecore
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