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【ニュース】

映画『触れッドペリー』は、佐藤ミケーラ、モトーラ世理奈が主演の父親を 殺害する計画を企てる姉妹の顛末を描いた『愛しのダディー殺害計画』、3 人の神たちが主人公の『謝肉祭まで』などのイリエ監督が、カメラマンやデ ザイナーなどの仲間とともに自主で制作された初期作品。主人公のペリーは、幼い頃の母親との関係が影響し、恋人にも心を開けず、仕事を転々としてい たところ、食堂の裏の仕事を始めたことがきっかけで、あることに気付いていく......という、大人になっても心に穴を開けたまま生きる青年の姿を描いた物語。イリエ監督が、人それぞれが抱えているであろう、“人とは違う部分”、“欠けていると感じる部分”をテーマに、「答えは出ずとも生きていくしかない、できれば同じような人間たちにも優しくありたい、それぞれの傷や不足と一緒に生きたい」という願いを込めて制作された。

主人公の青年ペリーを演じるのは、2019 年に公開された映画『ヴィニルと烏』を監督した横田光亮。その他、野田英治、佐倉星、不二子らが出演している。また、主題歌はシンガーソングライターの三船雅也を中心とした日本のインディーロックバンド「ROTH BART BARON」による初期作品の「氷河期#2 -Monster-」。

また、映画の公開にあわせて、予告編、ポスタービジュアル、場面写真を一挙解禁!!

「僕はずっと欠けている。」というコピーが入ったポスタービジュアルは、光が変化する夜から朝にかけての時間に撮影され、ペリーを演じる横田のうつろな表情を捉えたスチールを使用。本作のイメージカラーのピンクと水色を基調にデザインされた、 クリエイティブディレクターとしても活躍するイリエ監督の感性が光る印象的なビジュアルだ。

主演の横田光亮とイリエ監督よりコメントも到着。

「触れる」というのは一瞬のことです。誰かにずっと触れていることはもちろんできない。でも、触れた、触れるのを受け入れられたという”肯定”の記憶は、蔦のように静かに育って、私たちの心が落ちそうになった時にたしかに支 えてくれるものだと思います。 この作品は、青年ペリーをめぐる小さな物語です。ペリーだけでなく、作品を観てくれた誰かに、何かが欠けた自分に毎日失望しながら生きている誰かに、柔らかく触れる作品であれたら、と祈ります。

昨日は月に一回の埋め立てゴミの日でした。

絶対使わないのに何故か捨てられないものってありますよね。 たとえ捨てたとしても少しわだかまりがあれば、それは心の中に捨てられないまま蓄積していきます。そして創造物は常に心の中の捨てられないものとの対話と発散だと思います。もちろん創造物に限らず日々を生きる皆さんにも同様に訪れる瞬間があり、その度に苦悩して、立ち止まって振り返ってをどうしようもなく繰り返してしまう、そんな時に触れて欲しいと思うのが、様々な創造物です。 その一つがこの映画になってくれたらと思います。

月に一回、捨てきれない『心のわだかまり』に触れる日。

今日はあの辛い日々から一番遠い日かもしれません。

キャスト:横田光亮、野田英治、佐倉星、不二子 他

監督・脚本:イリエナナコ

主題歌:ROTH BART BARON「氷河期#2 -Monster-」(SPACE SHOWER MUSIC) 撮影:JUNPEI SUZUKI、録音:中島浩一、助監督:田中麻子、小川修平、川崎僚、 美術:熊澤一平、衣装:萩原慎太郎、ヘアメイク:東川綾子、スチール:小野寺亮、 ポスターデザイン:徳原賢弥

© 惑星ナナコス 2021 | 41 min| color | CinemaScope |Stereo

作品サイト:https://www.perry-movie.com

3月10日（金）公開