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木村拓哉海外ドラマ初出演『THE SWARM/ザ・スウォーム』プロデューサーフランク・ドルジャーが語るこだわりや見どころ

【ニュース】
オンライン動画配信サービスHuluが参画した超大型国際ドラマ『THE SWARM/ザ・スウォーム』。2004年にドイツで発表され話題となったベストセラー小説「深海のYrr(原題:Der Schwarm)」をヨーロッパ制作のテレビシリーズ史上最大級の制作費で映像化。映像化不可能と言われた原作が実力派製作陣の手によって見事にドラマ化され、各国の実力派キャストたちも集結、さらに、日本からは木村拓哉が海外ドラマ初出演する。


本作の製作総指揮を務めるフランク・ドルジャーにインタビュー取材を実施。注目してもらいたいポイントやこだわりなど、作品に対する熱い思いを語ってくれた。



「まるで現在の世界を予見しているよう…」原作を映像化しようと思った理由とは
「なぜこの原作を映像化しようと思ったのですか?」という質問に対してフランク・ドルジャーは、「5年ほど前にビジネスパートナーから映像化の話を持ち込まれました。今になって改めて読むと、20年前に書かれたとは思えないぐらい、まるで今日起きていることを予期していたかのような内容に本当に驚いたんです。」と語り、温暖化や海洋問題、新型コロナウイルスが猛威を奮うなど、現在の世界を予見したような原作小説の内容に衝撃を覚え、映像化を決意したことを明らかにしました。
さらに、「現在は温暖化など、自然環境に関する様々な事実をベースにしたドキュメンタリーや作品が多数作られていますが、私は、キャラクターが牽引するエモーショナルなドラマによって環境問題を掘り下げられないか、そうすればドキュメンタリーなどを見飽きてしまっていて、“環境問題についてはもう十分に知っているよ”と思っている人にも響く作品になるのではないかと思いました。」と、従来の自然環境をテーマにした作品とは違ったアプローチで作品を描くことを決めた経緯を語った。
 

「“海”を1つのキャラクターとして描く」映像面でこだわった2つのポイントとは?
「映像面で特にこだわったところを教えてください」という質問に対しては、「主に2つの点にこだわりました。まず1つ目は“海”をキャラクターとして扱うこと。本作では登場人物たちが海で起きたことに対してリアクションをすることで物語が進行していきます。そういった背景もあり、海を1つのキャラクターとして描くことが重要でした。そのため、屋外のシーンはなるべく海に近いところを撮影場所として選び、視覚からも音からも海という存在を感じられるように工夫しています。2つ目は、海のシーンは場所によってビジュアルやサウンドを全く異なるものに変えているという点です。海というものが美しくも危険な場所であり、人間よりもはるかに力強い存在であるということを表現したかったんです。」と語り、本作における舞台となっている“海”を映像面、音楽面において多種多様な方法で表現したことと、その理由を明らかにした。


「モンスターは海の中に潜んでいない…」一番の見どころと視聴者へのメッセージ
「本作の一番の見どころは何でしょうか?」という質問に対しては、「私はこの作品をディザスターもの(自然災害を描くパニックもの)にするつもりはなく、モンスターもの(怪物を扱った作品)としてアプローチすると決めていました。ですが、実はそのモンスターは海の中に潜んでいません。そのモンスターとは一体何なのかは見てのお楽しみですが、きっとその展開に驚かれると思います。エンターテイメント作品として楽しみながらも、最終的にはそういった気付きを得て、感動してもらえるような作品になっていればと思います。」と語った。そして、視聴者へのメッセージとして「気候変動や海を守るために、我々全員が行動することができることを伝えたいです。セリフに「海が死ねば我々も死ぬ」というものがありますが、今まで皆さんが環境に対してどう振る舞ってきたのかは別にして、本作を見ることで、環境に対してまた違った向き合い方ができるようになればと思っていますし、作品を見終わった後に、まだまだ私たちにもできることがある、と感じてもらえたら嬉しいです。」と話し、「THE SWARM/ザ・スウォーム」への思い入れの強さをにじませた。

ヨーロッパ最大級の水中スタジオで撮影されたハイクオリティな大迫力映像、精巧かつ大掛かりなVFXやいまだかつてない多種多様な表現で描かれた海の映像美は必見です。さらに、個性豊かなキャラクターたちによって次々と進展していく緊迫感たっぷりのストーリーから目が離せなくなること必至です。



製作総指揮:フランク・ドルジャー(「ゲーム・オブ・スローンズ」(11~19))
監督:バーバラ・イーダー(「バーバリアンズ -若き野望のさだめ-」(20)
「Thank You For Bombing(原題)」(15))
ルーク・ワトソン(「Britannia(原題)」(18)「リッパー・ストリート」(12~16))
原作:「THE SWARM」フランク・シェッツィング著
脚本:スティーヴ・ラリー(エミー賞ノミネート作品「ストライクバック」(10~20))
マリッサ・レストラード(「ディープ・ステート」(18~))
制作:インタグリオ・フィルムズ(※1)、ndFインターナショナル・プロダクション(※2)
※1:インタグリオ・フィルムズ(Intaglio Films GmbH)
ドイツのベータ・フィルムとZDFエンタープライズの合弁企業。本社はベルリンにあり、国内および国際市場をターゲットとした英語の
テレビドラマの企画、出資および制作を手掛けている。エミー賞受賞プロデューサー、フランク・ドルジャー(HBO「ゲーム・オブ・スローンズ」、「ジョン・アダムズ」、「ローマ」製作総指揮)がインタグリオの代表を務める。
※2:ndFインターナショナル・プロダクション(ndF International Production)
ドラマ制作におけるドイツ有数の企業、ndFの子会社として設立された。ndFはドイツの大ヒット作品「DER BERGDOKTOR(原題)」や「UM HIMMELS WILLEN(原題)」、「AKTENZEICHEN XY(原題)」を制作。ndFインターナショナル・プロダクションは、エリック・ウェルベールの国際共同製作における豊富な経験を活かし、国際共同製作作品に特化している。

キャスト
アレクサンダー・カリム(シグル・ヨハンソン役)
セシル・ドゥ・フランス(セシル・ローシュ役)
レオニー・ベネシュ(シャーロット・”チャーリー”・ワグナー役)
ジョシュア・オジック(レオン・アナワク役)
木村拓哉(アイト・ミフネ役)
バルバラ・スコヴァ(カタリーナ・レーマン役)
シャロン・ダンカン=ブルースター(サマンサ・クロウ役)
3月4日(土)独占配信開始

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