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映画『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』より、、デビッド・ミデル監督オフィシャルインタビューが到着

【ニュース】
モーガン・フリーマンが製作総指揮を務め、無実の黒人が白人警官に殺されてしまった事件を映画化した映画『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』の公開を前に、デビッド・ミデル監督のインタビューが到着した。

衝撃の実話!無実の“黒人”が“白人警官”に殺害された緊迫の90分間――リアルタイム進行形サスペンス!!
2011年11月19日早朝のNY。双極性障害<躁うつ病>を患う黒人のケネス・チェンバレン(フランキー・フェイソン)は就寝中に医療用通報装置を誤作動させてしまった。安否確認で3人の白人警官が到着すると、ケネスはドア越しに通報は間違いであると伝えるが聞き入れてもらえない。ドアを開けるのを拒むケネスに対して、最初は穏便に対応していた警官らは不信感を抱き、高圧的な態度へと変わり、強行突破でドアをこじ開けようとする。そして、警官が到着してからわずか90分後の午前7時、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれ、死亡する。何の罪も犯していないケネスは、なぜ警官に殺されなければならなかったのか。単なる黒人差別問題にとどまらない、今こそ知るべき世界の実態がここにある。

日本公開を前に、デビッド・ミデル監督のインタビューが到着した。
 

実際の事件を映画化するにあたり緊張や難しさはあったか?

そうですね、一番は責任感です。製作の準備をする上で、ご遺族と非常に親しくなっていたということもあり、彼らに敬意をもってこの事件・テーマを扱い、最善の方法で伝えたいと考えました。
一番苦心した点は、警官のあり方です。彼らを悪者だけの側面―あたかも鬼や敵のような形に仕上げたくはなかった。ひどい警官もいるし、素晴らしい警官もいるからです。ただ、起きたことにどう反応するか、なぜ正しくない決断に至ってしまったのかをリアルタイムで見せたかったです。警官にも恐れがあり、思い込みや差別意識などがあったからとも言えますが、それも人間が持つ感情であるということを映画で見せています。

また、映画全般で苦労した点は、ロケ地です。ケネスの部屋と、外の廊下という限られたスペースの中で、どのように観客が観ていて飽きずに、興味をずっと維持できるような形で映画を撮れるかということに苦労しました。この部分の挑戦っていうのは、他の映画にはない、この映画特有の特徴ではないかと思います。
 

限られた空間など、どのように演出を考えられたのでしょうか?

リアルタイムに即して描くため、この空間のみの撮影を選択し、撮影監督と作曲家/サウンドデザイナーとビジュアル担当らと話し合いを重ねました。そして、『ブラディ・サンデー』『ユナイテッド93』のポール・グリーングラス監督や『ハート・ロッカー』『デトロイト』キャスリン・ビグロー監督のスタイルを参考にして、手持ちカメラでドキュメンタリー風に撮りたいと思いました。あたかもそこで起きている出来事にカメラが反応して動く、例えば、音がしたらそこを捉え、ズームインするというように、まさに瞬間で起きたことに準じて事が起きるという感じを出したかったのです。

ですからサウンドと音楽に関しても、ケネスの頭の中で起こっていることを象徴的に表す効果として扱いました。
 

モーガン・フリーマン製作総指揮の経緯は?

彼が参画してくれたのは映画が完成した後でした。完成した映画をフリーマンさんと彼のプロダクションの方たちが観て、「この作品は本当に多くの人に観られるべき作品で、観客を獲得するためにできることはしたい、応援したい」と申し出てくださいました。この映画を1人でも多くの人に観てもらうために、ケネスさんの息子さんや主演のフランキーさんと一緒に、メディア露出もたくさんしてくださいました。
 

来日経験や、好きな日本の文化などはございますか。

日本には行ったことがないですが、いつか行ってみたいです。いまLAに住んでいるのですが、美味しい日本食レストランがあって、寿司好きの息子と寿司屋巡りをしています。
 

この作品が作られた意義をどのように感じますか?また、観客に向けてメッセージなどございますか?

先日、ホワイトプレーン市からご遺族に500万ドル(約7億3000万円))の和解金が払われたという発表がありました。これは、ご遺族が責任の所在を求めて12年間戦ってきた成果に他ならないわけです。この映画も市に圧力をかけることの要項になったのではないかと思います。

メッセージのような形でこの映画を伝えたいとは考えていません。それよりも問いかける、疑問を投げかけるということが大事です。つまり、メンタルヘルスを抱える人、あるいは非白人の人や低所得者、退役軍人、そういった人々に対してどのように準備ができるのか、行動ができるのかを改めて問い直してほしいということが大きいです。

上映後にこういった対話を持つということは、映画を観るのと同じ価値があると私は考えているので、テーマ、キャラクター、そういったことについてぜひ話し合う機会を持ってください。



製作総指揮:モーガン・フリーマン 監督・脚本・プロデューサー:デビッド・ミデル
出演:フランキー・フェイソン『ハンニバル』『羊たちの沈黙』、エンリコ・ナターレ、アニカ・ノニ・ローズ
2020年/アメリカ/英語5.1ch/83分/原題:The Killing of Kenneth Chamberlain/字幕翻訳:柴田麻衣子
配給:AMGエンタテインメント/© 2020 KC Productions, LLC. All Rights Reserved/
9月15日(金)公開

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