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一月の声に歓びを刻め

【ニュース】
『繕い裁つ人』『幼な子われらに生まれ』『Red』など多くの作品を手掛け、国内外の映画祭でも高い評価を受ける三島有紀子監督の最新映画 『一月の声に歓びを刻め』が、2024年2月9日(金)に劇場公開が決定した。日常のささやかな時間に生まれる人間の軋みを描きつつ、現代の問題を浮かび上がらせ、観る者の心をえぐる三島監督の新作は、長編10作目となる節目の作品。
 
本作は、三島監督の強い気持ちで自主映画から製作がスタートしたオリジナル企画である。その想いに賛同した出演者やスタッフが結集して、最高純度のプロジェクトが実現した。監督自身が47年間向き合い続ける“ある事件”をベースに、北海道・洞爺湖の中島、伊豆諸島の八丈島、大阪の堂島の三つの“島”を舞台に、ストーリーの重要な存在として登場する“れいこ”をめぐる心の葛藤が描かれていく。
 
「船でゆく者」「船を待つ者」「船でくる者」と、“方舟(はこぶね)”をテーマに、それぞれ心に傷を負う三人のもと、三つのストーリーが交錯。別々の“島”で進行するストーリーがある共通項で交わったとき、そこに露わになる事実に驚きと戦慄が走る。彼らは船に導かれて何処にたどり着き、いったい何を見るのか? そして本作は、観る人それぞれの“れいこ”を浮かび上がらせる。“れいこ”とはいったい何なのか?

演じるのは個性的かつ魅力的な三人の俳優。

洞爺湖近くにひとりで暮らすマキを演じるのは、トランスジェンダーの先駆的存在で、『道頓堀川』(1982)や『自虐の詩』(2007)などで華麗なる女性を演じ続け、約10年ぶりの映画出演となるカルーセル麻紀。雪原で体を張った迫力の演技を披露する。
 
八丈島に暮らし、男手ひとつで育てた娘が妊娠して帰省し、突然の出来事に戸惑う父親を演じるのは、『蛇の道』(1998)や『ゼブラーマン』(2003、2010)など、主演作100本を超えるアナーキー映画の帝王・哀川翔。
 
愛する恋人とどうしてもセックスができない女性を演じるのは、『もらとりあむタマ子』(2013)や『旅のおわり世界のはじまり』(2019)など、あらゆる監督が求めることに映画女優として応え続け、本作では今までとは違う質の芝居を追求した前田敦子。

三人の出演者と、三島監督からコメントが到着。

前田敦子は「やっとご一緒できた事が何より嬉しく、監督と呼吸を合わせるように撮影させていただいた時間は経験した事のない感情と感覚でした」と感無量。「今までやったことのないような役柄」を演じたカルーセル麻紀は「『これが最後の仕事になってもいい』、そんな思いで夢中で演じました。なんの後悔もありません」と、この作品にかけた熱い思いが伝わってくる。「これが三島組か!」と三島監督の本作へのただならぬ深い思いを感じた哀川翔は「ひとつ、ひとつ丁寧な描写で生まれた世界観を全宇宙に届けたい」と意欲に満ちたコメントを寄せた。


コメント全文



前田敦子

三島監督とやっとご一緒できた事が何より嬉しく、監督と呼吸を合わせるように撮影させていただいた時間は経験した事のない感情と感覚でした。この作品が届いて響きますように。



カルーセル麻紀

今までやったことのないような役柄を、ほぼすっぴんで演じました。寒くて寒くて体力的にも大変な現場でしたが「これが最後の仕事になってもいい」、そんな思いで夢中で演じました。なんの後悔もありません。映画が好きな人たちが作り上げた、愛の詰まった作品に仕上がっていると思います。



哀川翔

三島監督のこの映画に対する深い思いを感じる現場を共有出来た事は素晴らしかったです。ひとつ、ひとつ丁寧な描写で生まれた世界観を全宇宙に届けたい。(鉄パイプは本物です) これが三島組か!
 

三島有紀子(監督)

忘れるなんて嘘だ。怒りも悲しみも永遠で、人生はずっと続くんだ。だけど、いつか歓びに変わる日が来ることを、映画界の先輩たちとこの作品のスタッフとキャストが教えてくれました。映画と映画館と映画作りが自分を抱きしめてくれたように、この映画の、誰にも聴こえない声が、どこかにいる誰かを抱きしめると信じて、みんなで大切に作りました。


配給:東京テアトル
© bouquet garni films
2024年2月9日(金) テアトル新宿ほか全国公開

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