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映画『ゴーストワールド』著名人たちからのコメント&描き下ろしイラストが到着

【ニュース】
公開を直前に本作を愛する著名人たちからのコメント&描き下ろしイラストが到着!! 上映館となる Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下では、本作の上映を記念してスカーレット・ヨハンソンの出世作で絶大な人気を誇る映画『ロスト・イン・トランスレーション』(03)の35mm フィルム限定上映(11 月 17 日~) も好評上映中。『ゴーストワールド』の鑑賞券を提示することで 1,100 円での鑑賞も可能となる、スカヨハ祭りが進行中!!


到着したコメントはモデルや芸人、ミュージシャンに小説家、研究者に編集者によるもの。「最高にプリティーでキュートなふたりが大好き」(元 BiSH のアユニ・D)、「正反対なんだけど互いを求め合ってる距離感がとにかく愛おしく」(ゆうたろう)、「10 代の頃の日の当たらない鬱屈とした毎日に、光を当てて くれた」(絶対に終電を逃さない女)と二人を愛しむコメントもありながら、「思い出 すと胃が痛くなる」(山内マリコ)、「みんなイーニドなんだろ?我々みたいなクソ女 子のバイブル、自分がいちばん若いときに観ろ、つまりいま観ろ!」(能町みね子)、 「どうしようもなく、険しいほどに順行していく時の流れそのものを炙りだしてい る」(少年アヤ)、「中年になってから観る『ゴーストワールド』、強烈に沁みます。」(王 谷晶)など、自身の苦い青春時代を思い返させる作品であることを告白するコメントまで、作品の懐の広さが表れたコメント類だ。

同時に解禁となる 6 点の描き下ろしイラストは奥田亜紀子、カナイフユキ、志村貴子、冬野梅子、早川モトヒロ、ワカヤマリダヲによるもの。コミック仕立てのものから、イーニドとレベッカ、イーニドとシーモアを描いた現代の漫画家・イラストレーターなどのゴーストワールド愛が溢れた珠玉のイラストだ。


カナイフユキ ワカヤマリダヲ 早川モトヒロ


奥田亜紀子 志村貴子 冬野梅子

コメント ※五十音順・敬称略

はみ出し者とは:風変わりで周囲に容易に溶け込めない人。 それでいい。
それがいい。
誰だって思春期は旅路を彷徨っている。 寿命が来るまで人間見習い中でいい。 私はこの作品に未来への希望を抱いている。 最高にプリティーでキュートなふたりが大好きだ。
アユニ・D|PEDRO

あの頃、「自分はイーニドですらない」と思いながらも泣かされたダサくてイモい元・若者たちよ。中年になってから観 る『ゴーストワールド』、強烈に沁みます。
王谷晶|小説家

原作コミックは大名作ですが、そのエッセンスを余さずディープかつカラフルに翻案した本作もまた「映画」として大傑 作!最高に幸せな映画化のかたちだと思います。
カネコアツシ|マンガ家

若かった頃、『ゴーストワールド』を「お洒落な映画なんでしょ」ぐらいに思い、素通りしたのを反省しています。でも今 観ることができてよかった。映画の中のあらゆるビターな状況が今の私に重なり、いびつできれいななにかになりまし た。
澤部渡|スカート

モラトリアムの痛みは、ずっとここにはいられない、という痛みである。イーニドがあっちへ行ったり、こっちへ行ったり、余計なことをしたり、しなかったりする様子を描きながら、本作はどうしようもなく、険しいほどに順行していく時の流れ そのものを炙りだしているのではないか。
少年アヤ|エッセイスト

10 代の頃の日の当たらない鬱屈とした毎日に、光を当ててくれた。イーニドにとってシーモアがヒーローだったように、 この映画こそが、すべてのはみ出し者たちにとってのヒーローになる。
絶対に終電を逃さない女|文筆家

ただの「可愛いティーン映画」だと思ったら、大間違い!「大人の女性」として扱われたいけど、つまらない「大人」には 絶対なりたくない。そんな少女の葛藤と閉塞感を、「大人」になった我々は今、どう受け止める? 初公開から 22 年た った今、社会はどう変われただろうか?
竹田ダニエル|ライター・研究者

燻った気持ちを抱えた学生時代、私の映画だ!と思った。二人のファッションを一つひとつノートに描いてたことも思い 出す。世界に対する居心地の悪さの理由は個人的なものとは限らないことに気づいた今、昔は気に留めてなかったシ ーンに目がいく。「今は差別を隠すのが上手くなった」という言葉。2023 年の今はどうだろう?
竹中万季|編集者・プロデューサー

イーニドはカラオケに行った方がいい。絶叫しながら踊って、嫌なこと全部忘れて、世の中マトモじゃないやつばっかだ ってこと受け入れよう。俺ハモるよ。でもこういうカウンセラー気取りが一番鬱陶しいのか。じゃあいいよ、人生における 選択をミスりまくるがよい。浮かない顔で街を出て、浮かない顔で帰ってくればよいわ。そうした痛みを伴う往復の先 にしか自分の居場所がないってこと、レベッカもいつか分かってくれるさ。
玉置周啓|MONO NO AWARE

普遍性があること、多くの人の胸を打つということはすなわち凡庸さを意味するのではないと、本作は証明している。
年森瑛|小説家

世の中を素直に捉えず、諦観することも出来ない女の子たち。が、原因は周りではないということを徐々に自覚してい く。世間に罷り通る正しさに疑問を持つ。疎外感の中、イーニドは自分を認識するための岐路にいるのではないだろう か。風の吹かない日常を皮肉を交えておしゃれでポップに描いている。どこか滑稽な 2 人を観ていたつもりが、自分 が滑稽だったのではないかと思えてくる作品だ。
中島セナ|モデル・俳優

北関東のクソ田舎で育った私は映画館なんか近くになくて、まともに映画館で映画を観たことがなかった。22 歳まで。 マジで、22 歳まで映画を知らなかったと言っていい。22 歳、映画くらい観たほうがいいんじゃないかと思って、雑誌 「CUT」を買って、自分が興味を持てそうな映画を選んで、恵比寿ガーデンシネマに人生で初めて 1 人で映画を観に 行った、それがゴーストワールドなのだ。すごくないか。この選択肢はすごくないか?運命づけられてないか?今でも、こうして運命づけられる人がいるはず。いま大人になって見て思う、イーニドとレベッカのダサい顔!周りをダサいとこ き下ろす本人だってしっかりダサくてそこが愛おしすぎる、顔見るだけで泣ける顔。今のポリコレからしてキツいところも わずかにあるけどそこはちょっと置いとく。みんなイーニドなんだろ?我々みたいなクソ女子のバイブル、自分がいちば ん若いときに観ろ、つまりいま観ろ!
能町みね子|文筆業

『ゴーストワールド』のことを思い出すと胃が痛くなる。映画が公開されたとき、わたしは二十歳だった。スクリーンの中 にまさに自分たちみたいな子が映っていることに、うれしさを感じると同時に、親友と二人、多分ちょっとがっかりして いた。なーんだ、わたしたち以外にもいたのかって。
山内マリコ|小説家

イーニドとレベッカの、正反対なんだけど互いを求め合ってる距離感がとにかく愛おしく、物語に登場する 90 年代の 衣装、ヘアメイク小物がとにかく可愛くて。この作品に関わる全てを羨みながら没入していました。多感な時期を生き る素直になれない少年少女が絶妙に描かれてる思いきや、物語を締めくくるラストシーンでは色んな意味で裏切られる、この映画の凄みを最後の最後まで痛感させられました。
ゆうたろう|モデル・俳優


映画『ゴーストワールド』公開記念 『ロスト・イン・トランスレーション』
日程:2023年11月17日(金)より期間限定フィルム上映
会場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
〒150-0002東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ 7F・9F
料金:1,300 円均一/『ゴーストワールド』チケットご提示で1,100円 ※ご提示のチケットは特別鑑賞券・半券・QRチケットも可/特別興行のため、
その他各種割引は適用外
2003年/アメリカ/102分/35mm/原題:Lost in Translation
監督・脚本:ソフィア・コッポラ キャスト:ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、ジョバンニ・リビシ、アンナ・ファリス 第76回アカデミー賞 最優秀オリジナル脚本賞受賞 第61回ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞、主演男優賞受賞

過ぎ去っていくとしても、忘れることのない偶然の出会い ソフィアから「トーキョー」へ、ロマンティックなラブレター 

【STORY】
ウィスキーのCM撮影のため来日したハリウッドスターのボブ。今ひとつ歯車がうまく噛み合わない妻から逃れる口実と200万ドルのギャ ラのために、なんとなく仕事を引き受けて東京へやってきた。しかし言葉が通じず、コミュニケーションのとれない人々に囲まれるうちに 疎外感を強めていく。写真家のパートナーに付き添って来日した新婚のシャーロット。しかし、夫は仕事に明け暮れるばかりで、あてもな い彼女はホテルの部屋に取り残されてしまう。
「自分の居場所がない」同じように心に空洞を抱えた二人が、同じホテルで偶然出会った。急速にうちとけた二人は、「トーキョー」の 街の目も眩むようなネオンと雑踏の中に繰り出していく。

©2003, Focus Features all rights reserved
配給・宣伝:東北新社


出演:ソーラ・バーチ スカーレット・ヨハンソン スティーヴ・ブシェミ ブラッド・レンフロ ほか
監督:テリー・ツワイゴフ 原作:ダニエル・クロウズ 脚本:ダニエル・クロウズ、テリー・ツワイゴフ 製作:ジョン・マルコヴィッチ 撮影:アフォンソ・ビアト 編集:キャロル・クラヴェッツ=エイカニアン、マイケル・R・ミラー プロダクション・デザイン:エドワード・T・マカヴォイ 衣装デザイン:メアリー・ゾフレス 音楽:デヴィッド・キティ 【2001年|アメリカ|英語|カラー|ビスタ|111分|原題:GHOSTWORLD|字幕翻訳:石田泰子】 
配給・宣伝:サンリスフィルム
© 2001 Orion Pictures Distribution Corporation. All Rights Reserved.
11月23日日(木・祝)公開

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