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映画『システム・クラッシャー』キャンディーを頬張りながら睨みつける少女の日本版ポスタービジュアル、予告解禁

【ニュース】
社会の何処にも居場所のなくなってしまった9歳の少女を繊細かつ強烈な描写で描き、ベルリン国際映画祭やドイツ映画 賞など世界各国で37冠に輝いたノラ・フィングシャイト監督の長編初監督作品『システム・クラッシャー』。ニーナ・シモンの名曲が胸に響く予告映像、日本版ポスタービジュアルが解禁された。

ただ、ママと一緒にいたいだけ———。

解禁となった日本版ポスターは、子供も大人も関係なく悪態をつきまくる嵐のような 9 歳の少女ベニーを真正面から捉えたカット。キャンディーを頬張りながらも、その罵りようときたら大人顔負け。その怒りとは裏腹な愛の渇望を訴 える視線が、作品と同様に人々を射貫く一枚だ。

予告映像【https://youtu.be/2y7WVVRekMg】でも、中指を突き立て捲し立て続けるベニーの絶叫が満載。でも本当はただ、ママと一緒にいたいだけ...。そんな願いも社会の理不尽にぶち当たるとすぐに忘れてキレ散らかしてしまう。家族もお手上げの状態で、このままではどこにも居場所が無くなってしまう。見知らぬおじさんに悪態をつくベニー、学校 に行きたくないと刃物を振り回すベニー、鎮静剤を打たれ動けなくなったベニー、9 歳児の過酷な現実に目を覆いたくなる映像も多数だが、それでもママを呼び続けるベニーのやまびこが切ない予告映像だ。




バックで流れるニーナ・シモンの名曲 「Ain’t Got No, I Got Life」は、なにも持ちえない自分という絶望と、それでも命と自由だけはあるという不屈の希望を歌った、映画本編でも流れる屈指の名曲だ。ニーナ・シモン自身もアメリカが持っていた様々な矛盾や問題、そして自身の置かれた環境や家族や自分自身への怒りをストレートにぶつけ、一時は音楽業界からも忌避された過去を持つ伝説のアーティスト。本作の主人公ベニーと重ね合わせることで、より胸に響くことだろう。

“システム・クラッシャー”とは、あまりに乱暴で行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子供のこと。助けることができない子供たちを指す言葉だ。


監督・脚本:ノラ・フィングシャイト 撮影:ユヌス・ロイ・イメール 
音楽:ジョン・ギュルトラー 
出演:ヘレナ・ツェンゲル、アルブレヒト・シュッフ、リザ・ハーグマイスター、ガブリエラ=マリア・シュマイデ 
原題:Systemsprenger 英題:System Crasher 日本語字幕:上條葉月 後援:ゲーテ・インスティトゥート東京 提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション 
配給:クレプスキュール フィルム
[2019年/ドイツ/ドイツ語/カラー/125分/ビスタ]
©2019kineoFilmproduktionPeterHartwig,WeydemannBros.GmbH,OmaIngeFilmUG(haftungsbeschränkt),ZDF
4月27日(土)公開

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