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映画『別れる決心』BTSのRMも心酔する、パク・チャヌクの右腕チョン・ソギョンとは?

【ニュース】
刑事と容疑者が惹かれ合う 珠玉のサスペンスロマンス
「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!!」―Variety 「今年最もロマンティックな作品」―Indie Wire

今年 5 月のカンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞以来、世界の批 評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国 代表に選出、ゴールデン・グローブ賞作品賞-非英語作品(旧・外国語映画賞)にノ ミネートされ、いよいよアカデミー賞®国際長編映画賞ショートリストにも選出され アカデミー賞ノミネートへ王手となった本作。韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1 位を獲得、決めセリフが SNS で流行、BTS のメンバーRM も複数回鑑賞するほどハマったと自身の SNS や You-Tube で報告するなど、社会現象ともいえるブームを巻き起こしている。韓国の“アカ デミー賞”とも称される、最も権威ある映画祭、青龍賞では、『パラサイト~』の受賞数 4 部門を超える、6 部門(最 優秀作品賞/監督賞/主演男優賞/主演女優賞/脚本賞/音楽賞)、さらに人気スター賞まで抑え 7 冠を獲得、大鐘 賞でも作品賞、脚本賞、主演男優賞の 3 冠を獲得。その勢いは国内に留まらず、米「ニューヨーク・タイムズ」紙や 「ローリングストーン」誌、「インディ・ワイヤー」誌などが選ぶ今年の映画ベスト10にも選出されるなど、世界中で最高の評価を受けている。

監督を務めるのはパク・チャヌク。『オールド・ボーイ』(03)で第 57 回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家 を唸らせ続けてきた巨匠の 6 年ぶりの最新作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。主演は『殺人の追憶』(03)、『グエムル ~漢江の怪物~』(06)とポン・ジュノ監督作品への出演で一躍注目を集め、 ドラマ、アクション、時代劇などキャリアを通して幅広い分野で活躍しているパク・ヘイルと、アン・リー監督『ラスト、コーション』(07)でヒロインを演じ一躍国際的な女優としての地位を確立、『ブラックハット』(15/マイケル・ マン監督)でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。

RM も心酔する巨匠パク・チャヌクの右腕、チョン・ソギョン
パク・チャヌクの右腕として映画史にその名を刻むチョン・ソギョン。2003 年、短篇公募展の審査員だったパク・ チャヌクと出会い、それ以降『親切なクムジャさん』『サイボーグでも大丈夫』『渇き』『お嬢さん』『別れる決心』 と数多くの作品をパク監督と共同執筆している。最近では『若草物語』に着想を得て、主人公のマーチ姉妹が現代 韓国に生きていたら、という問いかけから生みだされた Netflix で配信中の「シスターズ」を執筆。演出を「ヴィ ンチェンツォ」のキム・ヒウォンが手掛け、予想のできない展開で考察が考察を呼び、日本の Netflix で 1 位(テレビ部門)、グローバルランキングでも 3 位を記録した。 

『別れる決心』は、韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1 位を記録し、決め台詞が SNS で流行するなど、社会現象を巻き起こしている。さらに BTS のメンバーRM は自身の SNS、YouTube などでこの映画、そしてチョン・ソギョンのファンであることを公言しており、先日遂に自身が MC を務める番組「知っていても役に 立たない神秘的な人間雑学辞典」にチョン・ソギョンがゲスト出演を果たした。しかし、RM はチョン・ソギョン のゲスト出演を知ったのは前日のことだったそうで、「とても驚いた。『別れる決心』『シスターズ』を欠かさず一緒に見ていた友だちに『チョン・ソギョンさんが出演する』と言ったら、みんな興奮していた」とその動揺と喜びが感じ取れるコメントをした。

番組内で『別れる決心』の脚本の話題になった際には、「愛という言葉を使わずに メロドラマを書きたかった」と語り、5~6 回本作を鑑賞したという RM らを感嘆させた。韓国での公開時のイン タビューでも、本作で最も重要な要素は、「人間の心」であると語るチョン・ソギョンは、「「誰が犯人か」「有罪か 否か」よりも、「その人は私を愛してくれているか」「あの人が私のことを思ってくれているのか?」ということに 重きを置いた」と語る。パク監督との作品ではたびたび台詞が話題になるのだが、その台詞は1つのハードディスクと 2 台のキーボードでリアルタイムに推敲し合うという方法で執筆されている。パク監督は主人公の刑事へジ ュンと被害者の妻ソレがやりとりする台詞は「100%刑事映画であり、100%ロマンス映画だ」と述べている。あなたには本作が刑事ドラマに感じるか、それともロマンス映画に感じるのか?是非台詞にも注目して作品を楽しんでほしい。


原題:헤어질 결심/英題:Decision to Leave
脚本・監督:パク・チャヌク 
出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ 
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:헤어질 결심|2022 年|韓国映画|シネマスコープ|上映時間:138 分 
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2023年2月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー 

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