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前年10月から当年9月に一般劇場で公開された作品および監督、キャスト、スタッフを対象に、映画を愛する市民ボランティアの実行委員が選考を行うTAMA映画賞の授賞式が、11月25日にパルテノン多摩大ホールにて行われた。「映画」をきっかけとした「市⺠」の広場・TAMA 映画フォーラム実行委員会は、毎年秋に開催する、市⺠がつくる映画ファンの祭典『第 33 回映画祭 TAMA CINEMA FORUM』。本年15回目の開催を迎えた『TAMA 映画賞』。その中から本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰する最優秀新進女優賞。『ベイビーわるきゅーれ ２ベイビー』『Single8』『セフレの品格 決意』『わたしの幸せな結婚』ほかにて、出演した髙石あかりが最優秀新進女優賞を受賞した。

トロフィーを手にした髙石、「小さい頃から女優になることが夢で、こうしてここに立てることがすごく嬉しくて、もうお芝居が大好きなんですけど、より好きにさせてくれた『ベイビーわるきゅーれ』という作品でこのような素敵な賞をいただけたのが本当に光栄に思っております。ありがとうございます。」と、喜びを溢れさせた。

さらに、「このような賞を、いただけのも関わってくださった全ての皆様、作品、役、そして『ベイビーわるきゅーれ ２ベイビー』の坂元監督、伊澤彩織さん、そしてスタッフの皆さんのおかげですので、心から感謝しております。」と感謝の言葉を述べた。

今回、受賞にあたり、対象作品が7作品と、多くの作品に出演。受賞理由として、『言葉にせずとも目で訴えかける静の佇まいから抑えきれない感情の抑揚を全身で体現する躍動感まで、変幻自在に役に入り込んでいる』と幅広く演じた髙石。この1年を振り返り、「多くの作品と人と関わらせていただいて やっぱりお芝居をする時間が多いということじゃないですか。プレッシャーもポジティブに楽しい方向に変えられる人間な気がするので、だから本当に楽しくてあっという間の1年だったなと思います。」と、喜びいっぱいに語っていた。

映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』ではガンアクションだけでなく、着ぐるみでのアクションもあった髙石は「夏（撮影）だったので、すごく暑かった記憶があって 園村アクション監督が、泥臭いアクションもコミカルなアクションもさせてもらえたので、楽しくアクションできたと思います。」と撮影を振り返っていた。

また、今後演じてみたい役として『人間味溢れたキャラクター』と挙げた髙石は、「私が人として魅力的だなと感じるのが欠けていたり、不器用というのもですけど、自分自身が完璧を求めちゃう人というか、なのに不器用な人を見ると いいなと思える そういう役で そういう人を体験してみたい」と明かす。

髙石を大きく飛躍させるきっかけとなった『ベイビーわるきゅーれ』も続編を撮影中。2024年、さらに期待したい。

（記事 写真 太田誠）

『第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM』

主催：TAMA映画フォーラム実行委員会 

公式ホームページ https://www.tamaeiga.org/